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久しぶりに気功談義しました

働いている整骨院で気功をつかう同僚がいます。
立っている同僚の背中に右手を近づけて、引っ張るようにすると。
「肩甲骨がムズムズする」と答えました。
ユーチューブなどに気功の大家がお弟子さんたちを、手を触れずにひっくり返すような場面が出てきます。
あれは師匠と弟子の関係で普段から、受け身の練習をしているから成り立つアクションです。
言ってみればスタントマン的な、動きをやっています。

柔道などの受け身経験がない人に、やったら大怪我を引き起こす。

もちろんわたしはそんなことはしないので、相手が引っ張られる感じを持ったらそれまでです。

さて、その同僚を気功の目で観察すると、腹、丹田のあたりから気力が抜けているのが視えました。
せっかくの内なる気力が、抜けてしまっている状態です。
これはもったいない。

気功の気力をつかうのは、自動車を運転するようなもの

自動車のエンジンは、外気を取り入れてガソリンと混合して圧縮して爆発させ、そのエネルギーをタイヤで送り出します。

気功も外気(空気中にある気のエネルギー)を取り入れて、内なる気(内気)と混合させて、主に手から発気します。

大きな自動車の運転は意外と簡単な動作で動きます。しかし、外形が大きいから取り扱いには技術と経験が大きく影響します。

かたや気力も大きな気を使いこなすには、内なる気を強く大きく鍛錬して、大きく外気を取り込む技術が必要です。

気功に関するセンスは音楽や芸術の才能とおなじで、生まれついた才能と努力が必要です。

楽器を演奏して大勢を魅了するまでには、かなりの年月と練習が必要。
気功もひとに与えたり、ひとを指導するには年月と鍛錬が必要。


交通事故があるように、気功を使って危険なこともあります

わたしが経験したことで話します。
20人でほどで気功講座を開催しました。
あるグループで中年の男女が参加していました。
始めて数分たったころ、一人が頭痛と寒気を訴えました。
それを聞いてすぐに、中断したのです。

グループで気功をしているときに、頭痛や寒気は危険な兆候です。
他の参加者と産み出されたその場の熱気に、引き込まれて力を吸い取られているのです。
頭痛と寒気を訴えたひとは、離れてわたしが手当をすることで体調ももとに戻って元気になられました。

ですから、ご自身で楽しむためや健康のためにユーチューブの動画や書籍で学習されるのはいいでしょう。
それで気力が高まってきたら、家族で楽しむまでは良いです。
しかし、他人に教える、他人に気力をみせるには慎重にならないといけません。

興味を持たれたかたは、こういうサービスも提供しています。

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