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「お腹から調和の世界がはじまり、共生の世界が現れる。」ことを、願って。 Hakkousha代表"豊城 里佳さん”

“腸内環境が変わることで世界が変わる。” 独自の水処理技術によって開発された「発酵の素」を通して、日本全国に自然との繋がり命優先の時代を広げる”豊城 里佳”さんにお話を伺いました。

■豊城 里佳(とよしろ りか)さんプロフィール
出身地:愛知県         
活動地域:全国
経歴:1964年生まれ。
2007年より関西を拠点に、スポーツクラブや病院、企業などで自力整体の教室を開き、 TRE(トラウマリリースエクササイズ)のプラクティショナーとして活動。 2016年、夫である開発者との出逢いにより、腸内環境の不備を発見され「発酵の素」を開発。 摂取後改善。自身の経験から、腸内環境の改善に貢献した「発酵の素」の製造販売事業を開始。 現在は、Hakkoushaの代表として「発酵の素」の普及に努める。
現在の職業及び活動:Hakkousha代表      
座右の銘:どんな時も、どこにいても「愛と感謝と笑顔」と共にありますように。

お腹から調和の世界がはじまり、共生の世界が現れる。

Q:どのような夢やビジョンをお持ちですか?
豊城 里佳 さん(以下、豊城 敬称略)
「お腹から調和の世界が始まり、排除ではなく、共生の世界が現れる。」ビジョンを持っています。

記者 お腹からですか?!具体的にどんなイメージでしょうか?

豊城 お腹の中というのは、腸内環境のことですが、その中に常在菌が存在しています。 その多種多様な常在菌が調和のとれたバランスの良い状態が現れると、 例えば悪玉菌は悪さをしない、日和見菌は調和を乱さないと言われているんです。 その割合は、「善玉菌2:日和見菌:7悪玉菌:1」と言われ、悪玉菌がいてもいいのです(笑)

記者 そうなんですか?!

豊城 はい。菌はそんなことを考えていないんでしょうけど(笑)
ちゃんと棲み分けができていて、 ぬか床のように腐敗ではなく発酵の方向をもった腸内環境だと、 理想的なバランスが現れると言われています。

記者 なるほど。

豊城 また、セロトニンという幸せホルモンがありますが、 そのセロトニンのホルモンが作られる前の材料は、 お腹の中でつくられると考えられています。 免疫細胞と微生物の共生によってつくられるそうです。 腸内環境が良くないと、 私たちの心身の健康につながらないということがよくわかってくるんですね。

地球全体を腸内環境と見立て、 健やかな腸内環境をもった人たちを善玉菌と見立てると、バランスが良ければ、 日和見菌がいたり、悪玉菌がいても排除ではなく、調和が現れるのではないかと。
地球全体で腸内環境が良い状態を持った人たちが理想的な割合に達したら、 調和の世界が現れるというイメージを持つようになったんです。

記者 お腹の中から自然と平和が広がっていく美しいイメージですね。まさにビューティフルハーモニーという言葉が湧いてきました。

豊城 そうなんです。 まさにビューティフルハーモニーを個人レベルから世界レベルに広げていけたら、 いいなぁと。

「みなさんの笑顔をイメージして。」

Q:それを具現化するために、どんな目標や計画を立ててますか?

豊城 これ、すごい私の苦手とするところなんですよ。

記者 なんでも大丈夫です(笑)

豊城 それを具現化するためということで、 腸内環境を整えてくれる、Hakkoushaが手がける“発酵の素”があります。オンラインショップで販売し、直接お会いできる方には直接お渡ししています。 今はそれが私たちのスタイルかなと思っていますが、最初は模索しましたね。

記者 最初はどうだったんですか?

豊城 最初、HPを制作された業者から、 最低でも6ヶ月間はリスティング広告を試みてくださいとお話いただき、 実践させていただきました。 それで認知はされるわけですけど、離脱率が多いのです。 「思っている商品と違う。」という感じで。 それで、私たちが大切にしていることを改めて振り返った時に、 目の前にいるお客様との関係性を大事にさせていただくことや、世の中では、 乳酸菌を投入するなどの考え方で腸内環境を整えるものが多く販売されていますが、 Hakkoushaの <水処理技術で、お腹を発酵の方向に切り替える場つくり>という働きかけは、 今まで盲点になっていた方法論なので 知ってもらうための活動も必要だねということがわかりました。

そこで“お話会”が生まれて、新しい考え方を伝えていきながら、 「発酵の素」を伝えていけたらいいねという風に、 今の形が、明らかになったのは2018年末のことでした。 それから、広告に充てていた費用を直接お客様に会いにいく費用に充てようと 、“ご愛用者さまに愛(会い)に行く旅”というものが生まれました。 トライ&エラーを繰り返し、これからも進んでいくと思います。 方向性は明らかですが、計画はあってないような感じかもしれません笑

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※「ご愛用者さまに愛に行く旅」で、お集まりいただいたみなさま

記者 なるほど。その時の気づきや発見によって自然と目標や計画がつくられていくわけですね。

豊城 はい。
みなさんに喜んでいただき、笑顔をイメージして、つくらせていただき、 使ってくださる方に感謝の気持ちを示したい。 それが自然と目標や計画に反映していく形になっているのが、Hakkoushaスタイルかもしれないです。

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※「静岡県のご愛用者さまに愛に行きました。
「発酵の素入りシアワセになるお菓子」をプレゼント。「発酵の素」開発者と、「シアワセになるお菓子」をつくる錬菌術師の方も一緒です。」

「“響き合い”そして超(腸)能力が冴えてくる!!!」

Q:その目標や計画に対して、大切にしている事は何ですか?

豊城 目の前にいる“ご愛用者さま”です。
お客様という言葉に違和感があって、ご愛用者さまであったり、ご縁のある方と呼ぶほうがしっくりくるんですが、その方々との“つながり”を大切にしたいと思っています。

記者 その“つながり”とはどんなイメージなんですか?

豊城 一言でいうと、「響き合い」です。
無理にわかってほしいという姿勢ではなく、 こんな考え方・視点もありますよとお伝えさせていただき、 そこに響いてくださった方と繋がり、その方のお腹が発酵していくことで、その方の微生物との共生がはじまるのですが、その共生が「命あるもの」へと広がっていく感じです。

不思議な事に、お腹が良い状態になっていくと自然とのつながりを感じてくるんです。 私の幸せが、みんなの幸せ、自然の幸せ、 そして地球の幸せまでつながっていくような感覚が現れてくるんです。

私たちは宇宙の運航の流れの中に存在しているという感覚。 
その感覚をともに育んでいけるつながりが、私の中のイメージです。
体と心の健康だけではなく、「命の響き合い」を経験する繋がりを大切にしたいなぁと。

記者 美しいイメージですね。その感覚はどこで感じるんですか?

豊城 それはお腹。私はそれを超(腸)能力って言うんですけど(笑)
お腹の「腸」の腸能力。それが冴えてくるんです。
頭で考える計画って、いろんな状況で合わない場合も出てくるでしょ?
それがタイミングがバッチリ合って自然とスムーズに流れるようになっていくんですね。
そういう現象がよく起こるようになります。
そこには、微生物との交信が働いてるんじゃないかなと思っていて(笑)
私たちの皮膚って常在菌だらけ、私たちの身体って微生物で成り立っていると言われるのですが、 微生物たちがイキイキしていたら、自然や宇宙の運行の流れに共振して、 物事がスムーズに進むようになるんじゃないかなぁと思っています。 もう一つ、大きな変化は、ご縁する「モノ・コト・人間関係」です。「幸せや豊かさ」の価値観や世界観も大きく様変わりしました。

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※お友達が主催してくださったお話会を終えて。参加者の方々と記念撮影。

「あなたの事を片時も忘れたことはなかった。」

Q:そもそも、その夢やビジョンを持ったキッカケは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

豊城 こんな明るくみえる私ですけど、実は自己否定の塊でした。
物心ついた頃から自殺願望があって、 未病も抱え、生きるか死ぬかっていうわけじゃないけど、 小さい頃から身体が弱くて病院通いで、精神的にも不安定で。 それで感受性も強くて、見えないものが見えたりする子だったので、とにかく生きるのが本当に辛かったんです。

記者 そうだったんですか?聞いてビックリしました。

豊城 そうなんです。それで親を心配させたくないから、 学校では人気のある子を観察して、 その子の真似をして人気者になろうとするんですが、 自分の心にウソをついて一日を過ごすのですから、疲労困憊。
家に帰ると倒れ込むようにソファーに横になって、 家に居た祖母に「死にたい、死にたい」っていつも言ってたんですよ。小学校3年生の時、祖母も自分で抱えきれないので、 母親に伝え、それで母親が今度は先生に相談するわけです。 

当時の先生はすごく熱心な先生で、学級委員会でそれを取り上げるわけですよ。 私の名前を言わずに、 このクラスの中でこういう心の問題を抱えている子がいるって話をするのですが、 私はもう居たたまれない気持ちになりました。 その先生が自分のためを思って言ってくれていることもわかるから、 それで自分をまた責めるわけですよ。
とにかく自己否定の塊で、自分は世の中にいたらいけない存在なんだと、 高校時代は、リストカットを試みたこともありました。

記者 壮絶な幼少期ですね。

豊城 今、考えると、どうしてそんなに自分を責め、周りを責めていたかと思うんですが、 本当に苦しくて、どうしていいのかわからなくて、 当時の私はそれを両親のせい、家庭環境のせいにしていました。

その最たる結果が結婚でした。
祖母や両親が最も嫌いなタイプの人を選んで結婚しました。
私はこの人と結婚して絶対に幸せになって認めてもらおうと思っていたり、 家族から逃げるためであったり。
一緒に人生を歩んでいきたいとか健全な想いではなかったんですね。
そして二人の子どもを授かるわけですけど、結局子どもと別れる経験をしました。その時に私の母親は、子どもと別れるということをとても悲しみました。恐ろしいことに、私の潜在意識で描くイメージが実現したわけです。
祖母や両親を最大限に苦しませるという心の奥底にあった思いですよね。

記者 言葉にし難い経験ですね。

豊城 ほんとに、病んでいましたね。
離婚した後、自分がこの人生を創っているのだとつくづく感じ、 ズレた状態の中、一生懸命に本来の自分を取り戻そうと模索しているプロセスの中で、その苦しみの経験が、「ありがとう」に変わった節目も現れたのです。

記者 どんな出来事だったんですか?

豊城 今まで繋がりを遠ざけていた母親に、2010年の私の誕生日の日に電話し、 「生んでくれてありがとう」って伝えたくなったのです。
すると母親が、「あなたの事を片時も忘れたことはなかった」と言って、
電話口で号泣してくれました。
結局、母親もうまく自分の気持ちを言葉にできなくて、母親も苦しんでいたのです。
その経験を通して母親と和解することができ、新しい流れが現れました。
その後、数年経ち、 今の主人との出会いをきっかけに、本当に大きな節目を迎え、私の腸内環境の不備を主人が改善してくれたことで、 (独自の水処理技術で開発製造した「発酵の素」。 特徴はお腹を腐敗から守り、ぬか床のような発酵に切り替える。)

今まであらゆることを通して追求していた本来の自分を取り戻すプロセスが、 ぜんぶ一つにつながりました。
腸内環境を整えたことで、面白いことに、本来の自分を取り戻すことに一生懸命だったのですが、 いつの間にか、本来の自分を取り戻すことにこだわらない自分が自然に現れ、 自分のことで精一杯だった私が、
繋がりを求め、喜び合う経験を楽しめるようになっていたのです。
まさに<再生・蘇り>です。

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※発酵フェスティバルの菌ちゃんファミリーの仲間たちが開催してくださったウェディングパーティー。「私はあなた。あなたは私」の世界が現れ、仲間たちと共に喜びを響き合うことを体験した一生忘れられない日でした。

記者 言葉にならないですが、まさに今までの人生すべてがこの出来事を通してひっくり返ったんですね。

豊城 はい。私にとってひとつひとつの経験が全部必要だったと今は思えます。 今までの経験があってそれを通過したからこそ、 お腹の中を良い状態にすることで、自然と自愛が深まり、ダメな自分もどんな自分も受け入れられ、 自然と繋がった感覚を持ったありのままの自分で生きることができると、心から言えるんですね。

記者 豊城さんの今の活動をされている背景がよく伝わってきました。

豊城 主人は、私のかつての姿を「現代社会の落とし子」と言っています。
時代によってお金の世界になり、経済優先の時代で、自然が奪われ、自然との繋がりが立たれ、微生物との共生が生まれる伝統的な日本食が手放され、食文化の継承も絶たれ、人工的で便利なものがどんどん入ることでお腹の中が腐敗し、便秘や精神的な不安定さなど心身に現れた現象ではないかと。 

なので、私の経験が、生きづらさを生み出している社会の問題を解決する方法につながることになれば、 大きな喜びです。

畑の土づくりと同じで、 人で言えば、お腹の土づくりをすることで、 みんなが本来の姿で生き、 「命」の輝きを取り戻し、 「命」の繋がりを感じ、響き合う素晴らしさを 感じることが自然に現れるのだと私は感じ、 これからの未来の希望や可能性を感じています。

忙しい現代社会の中で、Hakkoushaの商品が、必要とする方々に喜ばれ、 健やかさを取り戻し、 次世代の子供たちが笑顔でいられる調和と共生の世界のお手伝いできたら、 本当に幸せです。

記者 ありがとうございました。豊城さんの溢れる愛情の裏側にある、たくさんの涙が伝わってきて、一人でも多くの方の心に届けたいインタビュー内容となりました。

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豊城 里佳(とよしろ りか)さんに関する情報はこちら↓↓

【Hakkousha HP】

【個人Facebook】

http://www.facebook.com/mayumi.ukai.14

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【編集後記】
今回記者を担当した相良と大野です。初めて会った瞬間から、キラキラしたオーラと凛とした雰囲気に一気に引き込まれてしまいました。インタビューをしていく内に、言葉の端々から熱い想いが伝わってきて、爽やかな見た目の印象が覆るほどの熱い人柄と姿勢に、さらに魅了されてしまいました。涙あり、笑いあり、壮絶な人生ストーリーにとにかく感動でした!記事の中では一部分しか書ききれなかったので、ぜひ開発者のご主人と主催する「お話会」に直接足を運んでいただけたら嬉しいです。豊城さんの今後の活躍がさらに楽しみです。

この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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