第1回② プログラミングとは?

初回ではプログラミングとは何かを簡単に学生と学びました。
「プログラミング」とは何かについて分かりやすく,授業でも紹介させていただいたのは,斎藤俊則先生の下記のページです。

斎藤先生の説明の中に,コンピュータは「プログラム」の書かれたこと以外はやってくれず,しかも,プログラムの言語以外は理解してくれない,とあり,間野先生からも,つまりは「コンピュータは指示されたことを確実にやってくれる。けれど,指示以外何もやってくれない」,と確認という追い打ちの一言(実際,この「指示以外何もやってくれない」にこの後,笑うしかないくらい翻弄される私たちですが,その詳細は第2回でご紹介します)。

指示以外何もやってくれない。

コンピュータは指示されたこと以外何もやってくれない,「そりゃそうだ」と全員が納得&理解出来ました。
ただ,このことからふと思ったこと。。。
だから人間は面白いってことじゃない?です。
人は自分の経験や勘を使って,自分のためにも自分以外の人のためにも動ける特殊能力を持っているということではないか?!

プログラミング教育で子どもたちの可能性を広げることは重要です(小学校プログラミング教育手引のように)。しかし,教育者であるからこそ,プログラミングを学ぶことを通して,人の面白さや可能性にも気づき尊ぶことの出来る人であってほしいと思います。

ということで,「指示さえすれば完璧に動いてくれる」を体験すべく,今では小学校1年生の教科書にも掲載されているようなロボットを目的地まで動かすプログラミングゲームをやってみました。
私がスマホをクルクルまわしたり,自分の身体の位置を変えるのに対し,学生はというと,本当に”あっ”という間にゲームを理解し,動かしています(そのゲームに成功するか否かは別として)。

「デジタルネイティブ世代」ここにありです。

でも,よく考えたら,この学生たちが接していく・指導していく子どもたちにとってはきっと「デジタルネイティブ世代」すら死語だろうと思います。



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