先週末、ほぼ一日をキャラクター生成に費やしてからわずか一日、Midjourney からとんでもないアップデートが発表されました。

一貫したキャラクターを生成するパラメーター
『キャラクター・リファレンス』
を搭載した。というものです。

おい！

キャラクターを保ちつつ、表情を変えたり、服装を変えたり、アクションを変えたり、背景を変えたり、といったことがどれほど難しいことか。
一昨日はほぼそれを痛感する一日でした。

同一キャラを生成する --cref

それがこのパラメーターを加えるだけで出来てしまうとは！

--cref URL

URLには、参照したいキャラクターの画像URLが入ります。
これで参照元画像のバリエーション違いを生成してくれます。

実際には、元画像の生成に使ったプロンプトに--cref を加えて生成する形をとります。

これが参照元画像。

--cref を足して試みるも、 --niji 5 に対応してない と怒られたので --niji 6 に修正したプロンプトがこちら。

woman wearing a blue jeans and white T-shirt,
blonde with ponytail,
playing electric guitar on studio,
--niji 6 --s 1000
--cref https://cdn.discordapp.com/attachments/1215298150487695410/1217141703715192884/soundws_woman_wearing_a_blue_jeans_and_white_T-shirt_blonde_wit_df0bc143-d878-4ca0-8fa8-f2b6ff21e0c6.png?ex=6602f28b&is=65f07d8b&hm=2ed217f603ed97552a68b547090072f46b3a4feacca53c7827e1512f3b69eb10&

さて、どんなかな？

背景が省略されちゃったか。
でも、あれだけ難しかったキャラが保たれてるのは優秀ですよ。
--niji 6 に上げたのでちょっとアーティスティックになりすぎたか、かなり実写寄りの画も含まれてます。

オプション --cw

このアップデートに伴って、どの程度キャラを維持するかを指定するパラメータ『キャラクター・ウェイト』も追加されました。

--cw 100

100 の部分が維持する割合で 100～0 の数値が入ります。
デフォルト（省略時）は 100。

試しに --cw 0 の画像がこちら。

0の場合でも数値の印象ほどキャラは離れてない感じ。顔の維持率は高いよ。服はTシャツだったのがトレーナーや襟付きの白シャツに変わってるし、背景も足されてる。
数値でどんな変化が得られるかは追々確かめてくことにします。

それよりも、元画像のように、輪郭線があるアニメ風のテイストに戻したいのだけれど。

画のスタイルを維持したい

画のスタイルを参照する『スタイル・リファレンス』と合わせると元画像の雰囲気が 取り戻せるかも。

--sref URL

URL部分は、参照元の画像URL。
ここに同じ画像URLを入れたらイイんじゃないかな。

woman wearing a blue jeans and white T-shirt,
blonde with ponytail,
playing electric guitar on studio,
--niji 6 --s 1000
--cref https://cdn.discordapp.com/attachments/1215298150487695410/1217141703715192884/soundws_woman_wearing_a_blue_jeans_and_white_T-shirt_blonde_wit_df0bc143-d878-4ca0-8fa8-f2b6ff21e0c6.png?ex=6602f28b&is=65f07d8b&hm=2ed217f603ed97552a68b547090072f46b3a4feacca53c7827e1512f3b69eb10&
--sref https://cdn.discordapp.com/attachments/1215298150487695410/1217141703715192884/soundws_woman_wearing_a_blue_jeans_and_white_T-shirt_blonde_wit_df0bc143-d878-4ca0-8fa8-f2b6ff21e0c6.png?ex=6602f28b&is=65f07d8b&hm=2ed217f603ed97552a68b547090072f46b3a4feacca53c7827e1512f3b69eb10&

背景も付いたし、輪郭線が増えて元画像のテイストに少し戻った。
ヨシヨシ。

もっとアニメっぽくするにはこんなキーワード足すと有効。
Anime
ghibli style
makoto shinkai style
なんなりとやりようはあるので別の機会に。

最後は笑ってお別れしましょ

最後に、直接キャラに関わる表情を変えてみよう。これで維持出来ればまさに神アップデート。

 
woman wearing a blue jeans and white T-shirt,
blonde with ponytail,
playing electric guitar on studio,
looking up and smiling,
--niji 6 --s 1000
--cref https://cdn.discordapp.com/attachments/1215298150487695410/1217141703715192884/soundws_woman_wearing_a_blue_jeans_and_white_T-shirt_blonde_wit_df0bc143-d878-4ca0-8fa8-f2b6ff21e0c6.png?ex=6602f28b&is=65f07d8b&hm=2ed217f603ed97552a68b547090072f46b3a4feacca53c7827e1512f3b69eb10& 
--sref https://cdn.discordapp.com/attachments/1215298150487695410/1217141703715192884/soundws_woman_wearing_a_blue_jeans_and_white_T-shirt_blonde_wit_df0bc143-d878-4ca0-8fa8-f2b6ff21e0c6.png?ex=6602f28b&is=65f07d8b&hm=2ed217f603ed97552a68b547090072f46b3a4feacca53c7827e1512f3b69eb10&

顔を上げて笑ってる画を狙っての looking up and smiling だったけど、うつむいて目元が分かりづらい画像では難しい、・・・だよね。

ただ、裏を返せば元画像のキャラを維持しようとした結果といえるので、次からはもっと表情が読みやすい元画像を用意すればヨッ。

・　・　・

たぶん、顔、髪型、等身、服装の順で重きをおいているのでしょう。ここまでAIがやってくれれば後は何なりと出来ます。
挿絵や漫画、アニメ、MVなど、ストーリのあるものに十分使えるクオリティ。このアップデートは革命的です。

このクオリティが簡単に出来てしまうと、２次創作でいずれ問題となることもありそうです。
著作者に敬意をはらい使用条件をよく読んで守る。
楽しく創作するために！

ではまた、ｅｎｊｏｙ♪