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『ここに集えた奇跡にありがとう』井上和が描いた5期生2周年の風景/「超・乃木坂スター誕生#34ボカロSP」への感謝と感想

どうも、古(いにしえ)のボカロオタクです。
そして、5期生のオタクです。

今回はスタ誕ボカロSP回を世界で1番楽しみにしていた自分がオタク代表として、企画してくれた和ちゃんに最大限の感謝と感想を伝えるnoteになってます。
5期生とボカロへの愛が止まらなくて
書き終えるのに10時間かかりました。

私のnote恒例の「その話題だけで何文字書いてんねんシリーズ」&「そんなオタクいないよシリーズ」です。どうかお付き合いください。

和ちゃんに読んでもらうことを前提として
和ちゃんと5期生宛ての文章を書いていきますが
ボカロSP回についての感想や、さらに深掘りした考察も書くので読んでみてください。

ボカロSP回を見ていない方も読んで熱を受け取っていただけたらと思います(本編はHuluで見れます)

まずは自分がどの程度のボカロオタクなのかというと
和ちゃんが番組で例えたように自分も
「ボカロは自分の青春」
と言っても過言ではないかもなと今になって思います。
自分の青春は「ETA」と「COF」でした(伝わる人を選ぶ表現)

ETAに育てられました



ボカロ界の時期で言うと『千本桜』が世に出る少し前の2010年頃から『アスノヨゾラ哨戒班』が出た2014年頃がボカロオタクだった時代になります。
伝わる方に言うなら「カゲプロ期」がド世代です。

あの頃は特段学校も楽しくなく通学中に聴くボカロが支えになってたかもな~と思います。「ボカロ好き」は誰と共有することもできず自分1人で黙々とハマっていた趣味でした。

その頃に天月くん(歌い手)のLIVEを見るために1人で北海道から東京に遠征して会場で誰かとエンカするわけでもなく、帰ってきてからもその感想を誰と共有する訳でもない。Twitterにすら発信しなかったあの頃の自分は我ながら一人でボカロオタクを極めていたんだなと思います。
(正しくはボカロ兼歌い手オタクですね)

そんな2010年~2014年頃の 
古のボカロオタク兼5期生オタクが
今回のボカロSPについて語らせてもらうよ!
和ちゃん、5期生、ありがとう!!! 
という内容になってます。(自己紹介おわり)

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【井上和の(5期生で)やりたいボカロ曲リスト】

今回のボカロSPは前代未聞の
超スーパーアルティメット回なんです。

理由はただ一つ『井上和プロデュース』という点。
番組制作よりもファンよりも世界の誰よりも5期生を知っている
井上和が メンバーを選んで、歌う曲を決めて、衣装を指定して、歌割りを考えて(一部)、舞台演出を提案する。これは放送前から確定していた神回でした。和Pありがとう。(このあとも呼吸をするように言います)

ちなみに収録自体は年末かつ「新参者」から1週間後程度らしく
「超スタ誕LIVE」前の撮影だと推測できます。すんごい時期に撮ってる。

それでは番組通りの曲順で
『ダンスロボットダンス』から語ります が
はい、この曲だけ知りませんでした。

というのも『ダンスロボットダンス』は2016年にアップされた楽曲なので
既にその頃の自分はボカロ村を出てしまい神宮で『裸足でSummer』してたんですよね。
この曲を作ったナユタン星人さんをニコ動ランキングで見かけるようになった2015年頃を境にボカロから自分が遠のいていったのを覚えてます。

なので敢えて予習せずに
初見で今回の『ダンスロボットダンス』(一ノ瀬・川﨑・小川・冨里)
を観た感想ですが "ボカロ曲ってやっぱり楽しい!" そう思いました

曲のコンセプト、歌詞の面白さ、曲の展開、楽しい振り付け
これはもうボカロならではの良さだなと。
今までボカロに触れてこなかった人が見ても分かりやすく伝わる"楽しさ"があったと思います。さすが和P。
「ボカロの良さを伝える+5期生の魅力を引き出す」という今回の企画目的をたった1曲で完全に達成してみせました。有言実行です。

「本当は1人1人にソロ曲をあげたかった」という完全に和プロデューサーの一面もありました。とても観たい、観れなくてもいいから宛てた曲だけ教えてください。

和ちゃんがこの曲を選んだ最大の理由は
「注意口調のセリフ(歌詞)をどうしてもこの4人に言ってほしい」というもの。明確な理由があって結果的にもそこがめっちゃ良かったです。

イントロは4人のゆるかわロボットダンスから始まりました
みーきゅんだけロボット顔からニヤけが漏れてしまってたのはみーきゅんらしかったです。対比してロボットを徹底しているあーやの真面目さが良き。
歌い始めは一ノ瀬&冨里 ここでみーきゅんの表情も統一されて新参者の『無表情』を思い出しました。
単調に高音を歌う感じがたまらなくボカロで好きです。

続いて川﨑&小川の「YOU!」で指差しで顔を見合わせから歌い始めるのも可愛い。このたった数秒で4人の良さと楽曲の面白さを提示しているのでもうこの先は確定で最高なのです。

間奏ゆるかわロボットダンスを挟んでからの
和Pのポイント セリフゾーン
(原曲では2番のAメロですが1番にもってくるアレンジをしています。アレンジの方ありがとうございます。)

ここも和Pが歌割りを考えたという見方をすると さらに楽しく見えます

冨里「1.危ないことはしちゃダメ」
→なおなおの「✕」は見たいよね(見たい)

川﨑「2.指示には従うこと」
→桜はセリフ口調が天性的に上手くて毎回びっくりする。誰にも真似できない。(ブギーバックの時からそう)あとあの謎の振り付け何?可愛いんだけど

一ノ瀬「3.自分の身は守ること」
→こういう真面目みーきゅん個人的に好きなんよ

小川「4.ドキドキさせないこと!」
→最後の指差しもう2次元じゃんアニメだよ

はい完全にクリティカルヒット4連でした。和Pありがとう。

桜の「UP SIDE UP SIDE DOWN UP SIDE DOWN SIDE UP AND DOWN」が個人的にMVPかな。可愛くて中毒性のある歌声が唯一無二な上にそれを真顔でやりきるギャップと合わせて今回のパフォーマンスのブレイクポイントだったと思う。ここは和Pも想定外の数値叩き出したんじゃないかな。

かと思ったら「ときめく心のモーションは あなたに伝わりやしないな」の
なおなおがなおなお過ぎて(伝わる)素晴らしい。
楽しいだけじゃなくここでエモも入れこんでくる『ダンスロボットダンス』
凄い楽曲だ。

そして若干フリーの振り付けみたいなゾーンを歌っているときに映る
"ギャラリー"のアルノが口に手を当てながら「(えぇ…なにこれ凄い…ねぇ和、凄いね?あっ…ダメだ完全に集中しておられる笑)」の一部始終好き。

最後は4人でゆるかわロボットダンスを合わせて締め
最後に映った和ちゃんが満足げに軽くロボットダンスを手でやってたのよかったね。安堵、いや、計画通り。の和Pだった。

アルノが曲終わりで言ってたように「人が歌うから変わる色ってある」が楽しめるのもボカロの良さ。自分も最初はボカロだけしか聞かない!だったけど「歌ってみた」の良さに気づいてからさらにハマっていったからね。アルノ先生の良いコメント。

みーきゅんが言っていたように
「こっち側(ボカロを知っている側)に寄せるんじゃなくて4人が楽しんで可愛く歌ってくれたらいいよ!があったから楽しく歌えた」
和Pが裏の演出まで完璧すぎる。
そのおかげであまりボカロに触れてこなくても"理科研究部"として
「なんかわからんけどたのしー!」ってなってるのがとても良かった。
よかったらまたボカロ聴いてみてね。

おかひなの「川﨑しゃくらに出会うために生まれてきた」
→それは ほ ん と う に そ う

うん、案の定、語りすぎですね。
1曲目、しかも初見の『ダンスロボットダンス』で語りすぎよ。
和ちゃんここまで読んでるかな、この熱量についてこれてるかな、ついてきてね

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続いて2曲目の『ハウトゥー世界革命』
2013年の楽曲で自分的にもボカロオタクのピーク時にアップされたという思い出のある人気の曲です。

今回のボカロ企画、何が1番面白いかって
「和ちゃんが何故その曲をそのメンバーに歌わせたかったのか」というのが明確に理由としてある所なんですよね。これはめっちゃ大事。

冒頭の和ちゃんボードは「和ちゃんの好きなボカロ曲リスト」ではなくて
「和ちゃんが5期生に歌ってほしいボカロ曲リスト」なんだよね。

だからみーきゅんに『みっくみくにしてあげる』を歌ってほしいっていう理由があったように、このリスト1曲1曲に「和ちゃんが想像した答え」があるということになる。

こんなにも語りがいのある素材が今まで提供されたことはあっただろうか? 
(井上和ブログ 2022年10月13日「黄色」で一部の答えが公開されている)

ただ、奇しくもこの話題を語れる人は乃木オタの中でもごく僅かな人であり、少なくとも自分の周りにはいない。ということでこのnoteで和ちゃんに伝える+一方的に語っているという始末。こればっかりはしかたないけど、誰かと語りたいよ。

(和ちゃん的には「5期生に歌ってほしいボカロ曲リスト」は割りと有名どころを選んだらしい)【5期生の挑戦#34より】

では『ハウトゥー世界革命』(井上・中西・菅原)
をなぜこの3人で歌唱したか?にも必ず理由があるわけなのですが。
番組内では明確には語られなかったんですよね。
カッコいい表現ができる3人だから~ぐらいでした。
あとは勝手に推測するに、最高難易度曲にこの3人で"挑戦"してみたかったから。という所。
今回のボカロSPで安パイではなく"挑戦"にも舵を切ったのは和ちゃんなりの理由があると自分は深読みしています。

また、3人を選んだ理由について 取材ではこう答えていました。

「絶対によくなるだろうって思って選んだ3人。感覚的なものなので言葉にするのは難しいですが、3人が"別々のようで同じ"という感じを意識した。」

【entax 乃木坂46井上和が番組を完全プロデュース 5期生愛×ボカロ愛をさく裂させて新年を飾る】https://www.entax.news/post/202401081145.html


イントロが始まるとスタンドマイクを立てた3人がバラバラの場所に立っています。実はここに和Pの舞台演出がありました。

一緒に歌う人と近くにいると、いい意味で共鳴しようとして一緒に歌っている感覚が強くなりますが、離れていると自分の世界に入り込む。特にソロパートでは個性が出て、いい意味でまとまりがなくなる。それって面白いなって、歌いながら感じました。見ている方には伝わりにくいかもしれないですが、歌い方の癖も三者三様で、それぞれに自分の世界があるって感じが『ハウトゥー世界征服』の世界観にも合っていて、新たな発見だったなって思います。

【entax 乃木坂46井上和が番組を完全プロデュース 5期生愛×ボカロ愛をさく裂させて新年を飾る】https://www.entax.news/post/202401081145.html

はい、神。神ったら神。
和ちゃん、君はどこまでいくつもりなんだ。最高にCoolでシビれたよ。
乃木坂46のライブ、舞台演出にも携わってくださいお願いします。
冗談ではなくガチです。お願いします。

別々の場所で歌うことで、いい意味で共鳴させずに
それぞれの"世界"を独立させて個性を魅せたい。
しかもそれが曲の『ハウトゥー世界革命』にかかってるっていうんだから
完璧以外の何物でもないよこの演出は。

2024年のベスト記事はこれで決定。
【entax様、和Pのここでしか聞けない裏話。素敵なインタビュー取材を本当にありがとうございます!】

歌い始めはアルノ

「泣きべそばっかかいてんのはどちら様 笑われた分だけやり返せ
今に見てろと手に取った物は 爆弾やナイフなんて物じゃないけど」

再三言わせていただきますが、今回のボカロSP
井上和が歌割りを担当しています(これもインタビューで話しています。全て担当している訳ではないですが明確にどこかは分からないので一旦全部担当していると仮定しています)

井上和が歌割りを担当していることによって見方がかなり深くなっていくのです。

いや歌割り以前に和ちゃんが言ったように歌詞がストレートかつ尖ってて最高だな?この厨ニチックな雰囲気も和Pが伝えたかったボカロならではの良さであり。2曲目も歌い出しのたった数秒でそれを視聴者に魅せてくれました。

アルノが歌ったこの歌詞から自分が思い出したのは『絶望の一秒前』時期のアルノと新参者の『マシンガンレイン』のアルノ。
それぞれの解釈はあるかと思いますが、
自分はこのパートを歌うアルノの世界に引き込まれました。

続いて
咲月ちゃん

「一切合切 今後どうなったって約束しよう 背中の値札を引き剥がせ
廃材みたいな 毎日だけど 捨てるのはまだ早いだろ」

咲月ちゃんが歌ったこの歌詞から自分が思い出したのは『バンドエイド剥がすような別れ方』時期の咲月ちゃんと5期生全体の雰囲気。

自分は『バンドエイド』の事を「あの頃の5期生を救った曲」だと思っている人なので「一切合切 今後どうなったって約束しよう」は5期生全体がこの先どうなろうと運命共同体ということを約束した。と解釈します。
廃材みたいな 毎日だけど 捨てるのはまだ早いだろ」で5期生全体の立ち位置を救ったのが『バンドエイド』であり菅原咲月なのです。

続いて
和ちゃん

「今日も打ち震えながら 終点駅のホームで 明日の僕がまだ待っている わがままで鈍間のろまな主のお迎えを」

和ちゃんが歌ったこの歌詞から自分が思い出したのは『絶望の一秒前』を背負って披露した日産スタジアムの井上和でした。

あの頃どうすればいいかわからず眼の前のことで精一杯だった
5期生の先頭に立ち震えながらも全員でパフォーマンスした
あの時の『絶望の一秒前』は見ている人の心を打ちました。

『ハウトゥー世界革命』は歌詞が抽象的な箇所もあるので結局どういう曲なのかは人によって分かれると思います。
自分の解釈は

とにかく孤独。
自分しかいないように思える世界に閉じこもっている。
外の世界の科学の進歩なんてどうでもいい。自分を救ってほしい。
でもそこに救いの手は無く自分しかいない。
そんな自分すら大嫌いになっていく毎日。
自分という存在を自分という閉じこもった世界から救えるのは自分だけ。
自分の世界を征服して攻略できるのは自分だけ。
そのために自分に優しい人にならなくちゃいけない。
自分で自分を肯定していく。
心が悴む前に。孤独のまま一切身動きが取れず手遅れになってしまう前に。

要は
『自分を救えるのは自分だけ』
という曲だと解釈しました。

そんな環境の中で
「どうだい 現状の僕は」「そうかい どうしようもないな」
「うるさいなお前なんて大嫌いだ」というように
『自分自身を救うために自問自答を繰り返してる曲』
だと思います。

だから最初は3人ともそれぞれの世界に閉じこもります
でも5期生は1人ではないので
最後は3人で肩を並べて世界と戦います
独りじゃなかった5期生は
「心が悴む前に」手を取り合うことで
世界を攻略して抜け出すことができたという話。

最後に菅原咲月がセンターで
菅原咲月だけがカメラ目線なのは
この物語の救世主だからですね。

最後の「僕は僕を肯定していたい」のアルノが突き刺さりました。


5期生を見ている人なら解ると思いますが
3人とも"ガチの時の表情"が見える瞬間があったことで
3人ともなんらかの気持ちをもって歌ってるんだなと
伝わってきて良かったですね。

ここでもボカロに触れてこなかった咲月ちゃんが一番ノリノリだったのがボカロオタクとして嬉しかったなぁ。
和Pありがとう。

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3曲目のラストは
『Blessing』(全員歌唱)

2014年にアップされた合唱曲で今回の自分の大大大大本命なので12/26の次回予告で発表されてから荒ぶるように喜んでいました。
これは現実なのか?と疑うくらいに。


自分が大好きだった『Blessing』が何年もの時を経て
自分が大好きな5期生が歌唱するという。
改めてこういう"ミラクル"が起こりうる環境に今の乃木坂46 5期生がいる事自体に感謝するべきだなと思いました。本当に感謝、感謝です。という想いも込めて『Blessing』があったからこそ今回のnoteを書いています。

『Blessing』に関しては
和ちゃんが番組内で語ったことが全てなので一旦、全文書きます。

「5期生が出会ってから2年。11人でしか分からない事もたくさんあって。苦しい事とか一緒に乗り越えてきたからこそ響く歌詞。自分も大事な時とかにこの曲に励まされた事が多い。(5期生の)みんなにも曲を知ってほしいし(5期生には)本当に幸せになってほしい。」

「この曲を聴いていると色々思い出すんですよ。
""ここに集えた奇跡にありがとう""

って、もうなんか、11人で良かった。ってすごく思いました」

『Blessing』に込められた想いを涙ながらに和ちゃんが語ってくれました。

Blessing】 訳:祝福
5期生2周年のタイミングで11人全員で歌えたこと。
祝福できたことに意味がありましたね。

歌割りからパフォーマンスを振り返ります。
(※和Pが歌割りを決めたと仮定)

(全員)
Blessings for your birthday
Blessings for your everyday
(井上)
最後の一秒まで前を向け

訳すと
あなたの"誕生日"を祝福する
あなたの毎日を祝福する

『新・乃木坂スター"誕生"』から始まり築いてきたと言っても過言ではない
"5期生の物語の誕生"を全員で祝福する所から始まる
『Blessing』は最初の一文で優勝です。

ですが、それだけに留まらず

『絶望の一秒前』のセンター井上和が
「最後の一秒まで前を向け」と続きます。

なにこれもう5期生の曲じゃん。和P一体どうなってるんだ。
申し遅れました、halyosy様にも感謝のリプライを送らせてください。

間奏では全員がそれぞれと目を合わせます。
この素敵な演出も和Pの手腕でしょう。

歌詞

(中西) 剥がしても何故だか増えてくタグと
(池田) ランク付けされてく理不尽な価値
(五百城) そんな数値で人を推し量らないでと
(奥田) 飛び交う言葉を手で覆い隠した

ここの歌詞は『Blessing』自体がニコニコ動画出身の曲ということもありニコ動にちなんだ歌詞になってるので簡単に補足します。

「剥がしても何故だか増えてくタグと」
ニコ動には動画にタグというものを見た人が勝手につけられる機能があります。ジャンル分けしたり宣伝のためにある機能ですが、その反面「荒らし」で悪用されることもあります。そういったタグを投稿主が削除(剥がす)こともできますが荒らしが続けば後はイタチごっこです。

「ランク付けされてく理不尽な価値」
「そんな数値で人を推し量らないでと」
ニコ動にはランキング機能というものがあり日時・週間・月間 等という区切りで動画のランキングを確認することができます。
こういった大衆の決めたランクだけで価値を判断しないでほしい
という意味かと思います。

「飛び交う言葉を手で覆い隠した」
YouTubeでは全く馴染みがないですが
ニコ動には動画自体に見た人がコメントを流すという機能があります。
イメージはつくと思いますが手で覆い隠すということは
心無いコメントが流れている状態を表していると思います。

和P的にも歌い出しは信頼しているアルノに任せたいというのはありそう。全体の意味的にも5期生も全てが順風満帆ではなくて辛い時期もあったり常に世間や周りの評価と並行して生活しているというのを重ねて歌っていると思います。

歌詞

Oh... It's time to get up
(川﨑) 灯火を消す前に
Oh... It's time to get up
(菅原) 足元を照らせ!

「起きる時間だ」と言った後に
『バンドエイド』のセンター菅原咲月と
『17分間』のセンター川﨑桜が続きます。

前述したように自分は5期生を救ったのは『バンドエイド』であり
加えて、5期生を確立して完成させた、
火を灯したのは『17分間』だと思っている人です。
そんな5期生にとって大事な節目を支えた2人が
このフレーズを歌うことに意味を感じています。

歌詞

(岡本) ほらここをじっと見つめてみて
(中西) 最高の味方が映ってるでしょ?
(全員) それは命の証

はい。説明不要の爆泣きポイントです。

ここは記憶に新しいですが
約半年間の休業から復帰したおかひなが
「ほらここをじっと見つめてみて」と微笑みながらアルノと目を合わせた後
アルノが「最高の味方が映ってるでしょ?」と包むようにむかいいれます。

ここではおかひなが活動再開を報告したブログで語った
アルひなのエピソードが思い出されます。

「岡本くん早く戻ってきてくれ」って
目に涙を溜めながら顔を下に向けて
袖口を掴んできたあるのに
心臓がきゅーってなって、

早く戻らなきゃなって思ってました。

2023年10月11日 岡本姫奈ブログ 引用

アルノをはじめとした5期生全員の「最高の味方」がいたからこそ
おかひなが乃木坂に戻ってこれたのは言うまでもありません。

5期生にとって2年目のあの期間はファンからは見えずらかったかもしれませんがじんわりと寂しさが込み上げてくる辛い日々だったでしょう。
そんな期間を乗り越えて今ここに立っている11人に改めて感謝です。

最初からリレーで歌唱を回しているのに最初に歌ったアルノが1順する前にここを歌うということは和ちゃんのこだわりだったのかなと思います。

歌詞

(全員)
Blessings for your birthday
Blessings for your everyday
(冨里) 例え明日世界が滅んでも

(全員)
Blessings for your birthday
Blessings for your everyday
(奥田) 最後の一秒まで前を向け

なおなおのフレーズからは"世界が滅ぶ"という所で『絶望の一秒前』を思ったり『心にもないこと』MVの裏コンセプトが「地球最後の日」というのを思い出したりしました。いろはを最後にもってきたのは歌唱力を信頼してのことだと思います。綺麗に歌い上げてました。

歌詞

(全員) Hip hip HOORAY
(一ノ瀬) これから先も
(全員) Hip hip HOORAY
(井上) 君に幸あれ

【Hip hip HOORAY】は
イギリスを中心とした英語圏で、何かや誰かを応援したり、称賛する際に、喝采を送り叫ぶ、日本の万歳三唱のようなもの

自分は5期生のキャプテンだと思っている
みーきゅんが「これから先も」と5期生の"これから"を歌い
和ちゃんが「君に幸あれ」と願います。これは歌唱前に話していた
「(5期生には)本当に幸せになってほしい」に繋がります。

歌詞

(井上) さぁさ寄ってらっしゃい見てらっしゃい

(全員) ロックでいったらこんな風
(小川・冨里・菅原) Like this Like this Yeah

(全員) アカペラでいったらこんな風
(奥田・池田・井上・川﨑・五百城) Like this Like this Yeah

(全員) ゲームでいったらこんな風
(中西・岡本・一ノ瀬) Like this Like this Yeah

(全員)
ダンスでいったらこんな風 Da da da da da

和ちゃんが大好きな5期生を紹介します
「さぁさ よってらっしゃい みてらっしゃいぃぃぃ↑」
こんなにエモい曲なのに途中で急に現れる"遊び心"が堪らなく良いですね。
ニコニコ動画のボカロという感じがして好きです。

和ちゃんのセリフ歌唱ほんとに好き。
新参者の『おひとりさま天国』を思い出しました。

最初のロック組 小川・冨里・菅原は
『新・乃木坂スター誕生』#2の『気まぐれロマンティック』組でした。
ノリノリで可愛い。

次のアカペラ組 奥田・池田・井上・川﨑・五百城は
ちゃんとハモってて真面目さが良い。

次のゲーム組 中西・岡本・一ノ瀬は
若干ロボット風にキメてました。何故かキメてる感じが良かったです。

最後はみんなでDa da da da da
この一連の流れの楽しい感じ、バラエティ溢れる感じが
超・スター誕生になってからコントに挑戦し始めたのと
マッチしてるように見えて番組に合ってました。

歌詞

(池田)よく食べて (中西)よく眠って (奥田)よく遊んで (小川)よく学んで
(菅原)よく喋って (井上)よく喧嘩して (全員)ごく普通な毎日を
(一ノ瀬)泣けなくても (五百城)笑えなくても (岡本)歌えなくても 
(川﨑)何もなくても (冨里)愛せなくても (井上)愛されなくても 
(奥田)それでも生きて欲しい

今まで5期生を見てきた人なら
このフレーズひとつひとつでよみがえってくる思い出がある気がしてる。
5期生の2周年を振り返りながらフィナーレに向けて盛り上がってくのが最高。

自分なら例えば
(池田)よく食べて→また3人で焼肉を食べに行けるようになった
(奥田)よく遊んで→ラストJK鎌倉3人旅
(川﨑)何もなくても→「自分には個性がない」とオズワルドに相談
(冨里)愛せなくても
(井上)愛されなくても
→自分の『考えないようにする』MV考察の2人の恋愛の行方


最後の「それでも生きて欲しい」について
『Blessing』の意味は祝福だけど 
アップロードされた動画の概要欄に
書いてある文字は「生きて」
この曲に込められた想いは「生きてほしい」
それを5期生が5期生に向けて祈り、歌っている。

ニコニコ動画の原曲


英語は違うけど「breathing⇄息をしている」と意味がかかってたりするのかなと思ったりする。


歌詞

Blessings for your birthday
Blessings for your everyday
(中西) 例え綺麗事だって構わない

Blessings for your birthday
Blessings for your everyday
(井上) ここに集えた奇跡にありがとう

Hip hip HOORAY (一ノ瀬)これから先も
Hip hip HOORAY  (川﨑)君に幸あれ
Hip hip HOORAY  (小川)これから先も
Hip hip HOORAY  (奥田)君に幸あれ
Hip hip HOORAY



フィナーレですね
和ちゃんが『Blessing』を通じて1番伝えたかったことは
ここに集えた奇跡にありがとう」ということ。
このフレーズが5期生の2周年目を表していると思うし
和ちゃんの描きたかった5期生の2周年の風景が
『Blessing』だったのかなと考えます。

和ちゃんの言うように「11人でよかった」
それが5期生2周年の総括になってる気がします。



5期生のみんな
最高のパフォーマンスをありがとう。
そして2周年おめでとう。
3年目は5期生がもっと強くなって色んな人達に認められて大きくなって【5期生】をさらに確立してほしいなと思ってる。

5期生はコピーじゃなくてオリジナルだよ。
5期生ならアップデートできるしそれを先導できるというか、最初の一声をあげるのは和ちゃんで、みんなはそれに協力できる実力がある。

3年目も楽しくて輝いてる1年にしようね!

ここまで読んでくれてありがとう~
次は『新参者』と『スタ誕ライブ』の感想も書きたいと思ってます

スープカレーうま馬より

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【Hulu配信コンテンツ 5期生の挑戦#34】

一部抜粋

・「井上和のやりたいボカロ曲リスト」解説の一部カット部分が見れて嬉しかった。これ現場ではほぼ全曲解説してたのかもしれない。全部聞きたい。

・特に『ぼうけんのしょがきえました』(デュエット曲)(物語系で歌うというかほぼセリフだから歌うのめっちゃ難しいけど楽しい曲)
は自分も好きだから誰に歌わせたかったのか気になる。
ミーグリ行くしかない。

・カンザキイオリさんの曲解説では五百城ちゃんも知ってる曲だった。
「曲が小説のようになっている」というのを真面目に解説する和ちゃんが見れます。ここで和ちゃんがスタッフさんにイジられた時のスタッフさんに対する伊藤さんのツッコミ優しくて好きだった。和ちゃんめちゃくちゃ話していいって事前に言われてたもんね。

・『千本桜』なら知ってるあーや。『千本桜』の認知度が凄い。

・和ちゃんは最近のボカロにドハマりしてるわけではない。
「井上和のやりたいボカロ曲リスト」を見たら大体年代がわかると思うとのこと。

・ボカロ企画について 和ちゃん「誰かに見てもらう プロデュースさせてもらうってなった時に自分の好きな曲だけじゃなくて ある程度有名な曲とか、分かってもらいやすい、好きになってもらいやすいとかを考えて選びました。流行りとかは気にしなかった。」

・アルノ「ボーカロイドって機械が歌ってるからこそ正解という正解があまりないから、いつもカバーさせていただいてる曲より自由度が高くて自分たちらしく歌えたからそれが余計に楽しめたのかな」
アルノのボカロ企画におけるコメントが全て的確で凄い。

・桜「全員曲が歌えて良かったなと思う1曲で1週間前くらいに新参者が終わって乗り越えられて良かったなって思うライブにできたのでその流れを『Blessing』でライプで深まった仲を出せたんじゃないかなって思う。本当にやれて良かった。」
桜の言う通りいいタイミングでできて良かった。

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あとは激アツ供給素材の話をゆるゆるとします。
語る場所がここしかないので!

【井上和の(5期生で)やりたいボカロ曲リスト】

番組ではカットされていた和ちゃんによる5期生と曲の組み合わせが2022年10月のブログの質問返しで一部公開されてるので書きます。(質問してくれたオタクありがとう)

・愛言葉Ⅲ 一ノ瀬美空
・心做し 奥田いろは
・少年と魔法のロボット 五百城茉央
・ダンスロボットダンス 小川彩
・おじゃま虫 冨里奈央
・いーあるふぁんくらぶ 岡本姫奈
・夜明けと蛍 川﨑桜
・独りんぼエンヴィー 中西アルノ
・阿吽のビーツ 池田瑛紗
・ビターチョコデコレーション 菅原咲月
・雨き声残響 井上和
・Blessing   全員

ブログでは歌ってほしい理由も添えて書いてありました。

古のボカロオタク的にはちょうど半分知ってて半分知らない曲でした。知らない曲はこの機会に聴いてみるね和ちゃん。

逆に知ってる曲はメンバーを見て「はいはい!なるほどね!」ってなる。

特に語りたいのは
『愛言葉Ⅲ』一ノ瀬美空
まず【愛言葉シリーズ】っていう神シリーズがあって『愛言葉』は無印、II、Ⅲ、Ⅳまであるんだけど中でも『愛言葉Ⅲ』を選ぶのってなかなか渋いと思うし和ちゃんのボカロオタク度がガチだなと察した選曲でもあった。

みーきゅんにはまっすぐな愛の歌を歌わせたいの凄く分かる。「消えない後悔と 冷めない後悔が 愛を再起動(リブート)する」が聴きたい。


あとは『独りんぼエンヴィー』中西アルノ
和ちゃんが「こういう曲はアルノ」って言うのめっちゃ分かる。アレンジでねっとりとした歌い方で歌ってほしい。「手を叩いて 歩け らったった」が既に脳内再生できちゃうけど本物の聴きたいなぁ。


あとは『いーあるふぁんくらぶ』岡本姫奈は
この際アルひなの2人でチャイナ服着てフリ付きでやろう。絶対面白いよね。奇跡的に桜も加わってくれたら吐血してそのまま1年間冬眠する。

そらろんは青春。


【井上和の(5期生で)やりたいボカロ曲リスト】
の中でブログで書かれてない曲で話したいのは『桜ノ雨』これも『Blessing』と同じhalyosyさんが作ってる曲なんだけど和ちゃんの想定は合唱曲としての候補だったと思う。これも本当に良い曲だからもし番組でやってたら同じように泣いてた。

でも今回『桜ノ雨』じゃなかったのは11thバスラの5期生ライブで『旅立ちの日に』を披露してるからかなと思う。

つまり5期生が1周年なら『桜ノ雨』だったけど今回は2周年だから『Blessing』だった。5期生がしっかり次のフェーズに進んでるってことだと自分は勝手に解釈してる。
『桜ノ雨』を知らない方は1度聴いたらなんとなく言いたいことが伝わるかなと思います。神曲。


あとは『ぼうけんのしょがきえました』
これは和ちゃん的にアルなぎ想定だったのではないかと予想してる。デュエット曲なので。
ある意味ボカロ曲過ぎてこれはボカロを知ってる人じゃないと簡単には歌えないんじゃないかというのが予想した理由。めっちゃ難しいけど面白い曲だしアルなぎなら出来そう。めっちゃ観たい。ポンコツ王様役がアルノかな~。知らない方は見てみてね。『しんでしまうとはなさけない』とセットで見てほしい曲。


ついでに
自分が和ちゃんに歌ってほしいボカロ曲を
1つだけあげるとしたら、、、、、、
考え中です、思いついたらここに書きます


自分も5期生にボカロ曲あてはめるやつ
いつかやろう。その時は話聞いてね和ちゃん。
カゲプロ世代だからカゲプロ縛りであてはめるやつもやりたいし、和ちゃんもカゲプロのアニメをみてるから和ちゃんの考える5期生×カゲプロ曲も当然聞きたい。教えて和ちゃん!


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最後に。


いや、ほんとに、5期生×ボカロなんていう
古のボカロオタクの妄想みたいな企画を
頑張ってプレゼンしてくれた和ちゃんと
それを実現してくれたスタ誕の制作陣
それを良いものにしようと頑張ってくれた5期生
全員に感謝です。本当にありがとう。
自分の見える範囲でもボカロを知らない人にも大好評で自分もそれが嬉しかったです。
本気で第2弾にも期待してます!

それはそうと和ちゃんここまで読んでくれたかな、読んでくれてたらここまでの気持ちを受け取ってくれて本当にありがとうね。

2024年2月に迎える、5期生の2周年を飾った思い出に残る感動の大団円でした。

「肝心なものは見えないし触れない事」
和Pありがとう。

(約13500字)




~引用元~

【entax様】


【井上和ブログ】

【岡本姫奈ブログ】


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