思考は現実化するのか?

人の思考は自由と思われがちですが、結構というかかなり不自由です。ほっとくと暴走したり、凄まじくネガティブになったりしやすいです。

心配や不安、過去の失敗や嫌だったことなど、次から次へと自動的に考えてしまいます。
きっと、生存本能的に仕方ないんじゃないかと思います。


試しに、何も考えないことをやってみると分かりやすいです。(何も考えないぞ!と考えるのは、考えているのでダメです笑)


多分、初めてなら10秒も持たないと思います。
静かな部屋だったらふと時計の音が気になったり、今日のご飯どうしようとか考えてしまったり、やらなきゃいけない仕事のことをふと思い出したり。これはやってみるとすぐわかるのですが、それほど思考って自動的かつ反射的に考えてしまうようです。

では、意識的に変えればいいじゃないかと思われますが、
意識的な思考=顕在意識、無意識的な思考=潜在意識とすると、顕在意識は3%、潜在意識は97%を司っているため、意識的に変えるだけでは、相当難しいそうです。

だったら、意識的に変えるだけ無駄かというと、そうではありません。
なにせ、潜在意識にあるものは、日々の意識的な思考から刷り込まれることが多いので、やっぱり意識的に変える必要があります。

意識的に「運が悪い」と思っていれば、何か刺激(出来事)があった時に、反射的に「自分はやっぱり運が悪い」と考えてしまいますし、「運がいい」と思っていれば、同じ刺激があっても「自分はやっぱり運がいい」を考えるようになります。

故に、無意識に考えていることを目の前の現実から拾い上げようとするという点において、「思考は現実化する」と言えるのではないかと思っています。


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