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子に学ぶことと


抗がん剤は子どもにはよく効くのだそうだ
その意味が何度目かの治療でわかってきた

そうちゃんは未来を予測しないので
いつもその時を生きている

投薬の副作用で苦しいとき
身体がぐったりしているとき
薬がぬけて回復に向かっているとき

そうちゃんはいつでも
そうちゃん自身の身体の中で
起きていることに
素直に向き合っている

内から湧き上がる負の感情は
もちろん直球で投げてくる

受け止めきれない、そんなときも多くあった
だってこっちも弱っているんだもの

そうちゃんの回復はややゆっくりだったけど
比較的安定してくれていたのは救いだった

もう少し大きくなってくると
メンタル面も影響するようなので
まだ未熟な幼少期であることが
幸か不幸か落ち込むことを知らず
順調に回復してくれた

そんな様子を間近で見ていると
悩むことは無意味なのかもしれないと
思わせてくれる

なにも気を揉むことなく
その日を生きているそうちゃんは
明らかに私より生き生きしている


泣いても一緒
笑っても一緒

どうせ同じ時間を過ごすのだから


この言葉に時折救われている

とはいえ親だもの、大人だもの
悩みも不安も尽きはしない

けれど悲しみの中にいてもなにも変わらない
笑顔でいる時間を増やせるように
工夫をこらすことはできる

この治療には笑いが一番だと聞いた
身を持ってその通りだと思う


note投稿について思うこと

息子と家族の闘病記録
息子の成長を応援し、迷ったときの
道しるべになるような
記録になったら良いと思います
でも一番は私の気持ちの整理の場になりそうです

私は医療関係者ではないので
治療に関しての知識はありません。
私達家族に起きた出来事を
患者の親という立場から
私の目線と言葉で書いているので
語弊があったり
解釈に誤りがあるやもしれません。
ありのままに書いてあるので
個人的な意見として捉えて頂けたら幸いです。


2021.4.27

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