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高山一実の小説「トラペジウム」アニメ映画化だって!

1.【筆者のコメント】
アニメ化までしたか?とりあえずおめでとう。
急がずともよいから、次も書いてほしい。

乃木坂には、文学的な素養があるメンバーも多く、そういう内省的な傾向で言えば、美術系の素養のあるメンバーも多く居る。
まあ、それが『乃木坂らしさ』の一端なんだけれどね。

小説書きそうなメンバーで言えば、1期生の齋藤飛鳥や2期生の鈴木絢音や4期生の北川悠理などがいるが、チャンスが巡れば出版して欲しい。


高山一実(原作)コメント

自分の頭の中にあったものがこうして映画化にまで発展し、嬉しい気持ち・気恥ずかしい気持ち・不安な気持ちと色々な気持ちが溢れています。小説とアニメ制作、全く別の難しさはありましたが、スタッフの皆さんにお力添えいただきながら長い期間に亘り制作に携わらせていただきました。
やっと皆さんに観ていただけるということがすごく楽しみです。2024年5月10日(金)、ぜひ劇場にいらしてください。


作風とテーマ

本作は「手紙」をコンセプトに、高山一実が作中にメッセージをしのばせている。
西野七瀬によれば、表紙のイラストが私そっくり、その他の登場人物も乃木坂46メンバーの面影があり、高山一実の愛情を感じた。
高山によれば、それを意図したわけではないが、アイドルを辞めるときの3つの要素である恋愛、お金、夢を登場人物に込め、自身の憧れるアイドル像をイラストレーターに伝え、描いてもらった結果、自然と西野七瀬のような姿になった。
メンバーがモデルというわけではないが、メンバーがいてこそ書けた作品。乃木坂46にとって脅威となるようなアイドルグループを組み立てた。アイドルを題材にしたのは、自身の経験や疑問、葛藤を表現したかったから。

アイドルになって幸せだったか、『トラペジウム』を書いてアイドルに対する整理をつけた。作中には「アイドルの使命は自分のパーソナルプロデューサーを担い続けること」という結論じみた一文が登場する。

社会的評価

出版当時、乃木坂46の現役アイドルだった高山一実がアイドルについて語った作品は興味深い作品と評された。
アイドルになった後ではなく、アイドルになる前の姿が描かれている稀な作品であり、アイドルである作者が「アイドルとは何か」の問いに答えようとしている。
アイドルがアイドルの小説を執筆することは、物語の主人公を作者に投影される危険が伴い、作者自身のイメージを損ないかねない。
文芸評論家・杉江松恋によれば、そのような危険に挑んだことは評価に値する。
小説家・羽田圭介も絶賛。齋藤飛鳥、西野七瀬、長濱ねるが読書感想文を寄せた。



2.高山一実の小説「トラペジウム」アニメ映画化!CloverWorks制作、主人公役に結川あさき

 コミックナタリー編集部 2023年12月12日

乃木坂46の元メンバーである高山一実の青春小説「トラペジウム」のアニメ映画化が決定。制作を「SPY×FAMILY」「ぼっち・ざ・ろっく!」などで知られるCloverWorksが手がけ、2024年5月10日に公開される。

「トラペジウム」は、2016年から2018年にかけてダ・ヴィンチ(KADOKAWA)で連載され、単行本化も果たした高山のデビュー小説。アイドルになるために、「SNSはやらない」「彼氏は作らない」「学校では目立たない」「東西南北の美少女を仲間にする」という誓いを立てた高校生・東ゆうの10年にわたる青春物語が、現役アイドルが書くリアルな描写とともに展開された。

主人公の東ゆう役を演じるのは、「逃げ上手の若君」の主人公・北条時行役も決定している結川あさき。主題歌は「どこかにある六畳半アパートの、各部屋の住人の歌」をコンセプトに、楽曲ごとに歌い手、作り手を変えて発表している音楽プロジェクト・MAISONdesが担当する。

また特報映像、ティザーポスターも公開に。特報ではMAISONdesの楽曲とともに、アイドルを夢見るゆうのキラキラとした青春と、苦悩が対照的に描かれている。ティザーポスターにはゆうの泣き顔を描写。その横には、特報にも登場する「わたし一人では、アイドルになれないんだって。」というセリフが入れられた。

さらに高山が登場するコメント動画も到着。シナリオ制作など映画制作に深く関わったという高山は、「自分の頭の中にあったものがこうして映画化にまで発展し、うれしい気持ち・気恥ずかしい気持ち・不安な気持ちといろいろな気持ちが溢れています」と心境を語り、「やっと皆さんに観ていただけるということがすごく楽しみです」と笑顔を見せた。


監督はアニメ「青春ブタ野郎」シリーズの演出、「ご注文はうさぎですか?BLOOM」の助監督などを務めた篠原正寛。そのほかのスタッフには、スーパーバイザーに舛成孝二、脚本に柿原優子、キャラクターデザインにりお、音楽に横山克が名を連ねた。

終わり


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