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【子育て】【時代の変化】大切なたった一つの武器は「人間力」。世の中が考える優秀の定義が「偏差値」から「人間力」へかわるから。

1.【筆者のコメント】

子育てについての本の紹介です。
米国では、学歴(だけ)で企業採用しないと言う時代になって、では「個人は何をすればいいか?」という事への回答です。

しかし、教育についてなので、たった今自分の将来についてではありません。
「自分については諦めろ?」って事でしょうかね。
日本でも将来そうなって行くのかもしれませんが、現在はまず学歴です。しかも、大企業の正社員の採用数は減って行きます。
その分、自動化、IT化に置き換えられています。しかも数年後には、AIを活用することが当たり前になるでしょう。
つまり、丸暗記の学力だけでは通用しなくなります。
Google検索でも、2秒で概要を表示しますので、中途半端な学力の社員は必要なくなっていくでしょう。

そういう認識の上で呼んでください。



2.子どもの将来を決める、学歴より大切な「たった1つの武器」とは?

船津 徹:TLC for Kids代表  2023.12.6


これからの子どもたちが将来求められるのは、学歴ではありません。「高学歴=人生勝ち組」と見なされる時代は完全に終わったのです。子育てで学歴よりも重要な「たった一つの武器」とは何か。25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成した経験から解説します。(TLC for Kids代表 船津 徹)

学歴だけではもう、社会で通用しない

 子育てのゴールとは何でしょうか。何をもってして、「子育ては成功した!」とすればよいのでしょうか? 学歴、就職、年収……さまざまな回答が浮かんでくると思いますが、私は、子育てのゴールをこう定義しています。

「子どもが“自分の強み”を見つけて、人生を自分で選択できるようにすること」

 子育てのゴールは、受験や就職などではありません。当然、親が望む進路を歩んでもらうことでもありません。社会に出ていくわが子が、「自分はこう生きたい」という夢を描き、その目標に向かって自分の人生を突き進んでいく。そのための土台を整えることが、子育てのゴールです。

 ひと昔前までは「一生懸命勉強して良い大学に入れば、人生勝ち組」というシンプルな方程式が成立していました。しかし、これまで人間が行っていた仕事の多くをロボットやAIが担うようになった現代社会では、もはや一流大学の卒業証書一枚で成功を勝ち取ることはできなくなりました。

「勉強ができて偏差値が高い=優秀」と見なされる時代は、もう終わったのです。


この事実にいち早く気づいたアメリカの教育は、今、大きく変わりつつあります。


優秀の定義は「偏差値」から「人間力」へ拡大

 世界屈指の名門大学であるカリフォルニア大学は2020年、SATやACTと呼ばれる「学力テスト」を入学選考から撤廃しました。これに追随するように、2021年現在、全米約5300大学のうち、入学選考から学力テストを「完全撤廃」した大学が1830校、学力テストの受験をオプション(任意)とする大学が1400校に上っています。

 学力テストに代わって注目されてきたのが、「生徒自身の情熱」です。「あなたの強みは何ですか?」「得意なことは何ですか?」という問いに対する生徒の答えで合否が決まります。

 ちなみに「打ち込んできたことは受験勉強です」という答えでは、不合格です。どの分野の勉強が好きで、高校時代にどれだけ深く掘り下げてきたのか、どんなチャレンジをしてどんな実績を上げたのか、自分の「情熱」の中身を具体的なエピソードで明示しなければなりません。

 さらに、大学で何を学び、将来どんな道に進みたいのかという「自分の情熱」をストーリーに織り込み、大学側に自分の「伸びしろ」をアピールすることが欠かせないのです。

 多様性を重視する今、アメリカの大学は、勉強が得意という学生だけを集めるのではなく、スポーツ、音楽、アートなどで卓越した人材、多様な「強み」を持つ学生をキャンパスに取り込むことで「新たな価値」を創造しようとしているのです。優秀の定義は学力の偏差値だけではなく、自分らしさを発揮できる「人間力」まで広がっているのです。

 これからのアメリカは「国語は得意だけれど算数が苦手」という生徒には「得意な国語で突き抜けよう!」「自分で小説を書いてみよう」と伝え、子どもたち一人ひとりの「強み」を伸ばす教育にシフトしていくでしょう。

ココからはこの本の宣伝です。

子育て成功のカギは「強み育て」にある

子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?

 たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。

 つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのです。

一人ひとり違う「強み」を見出す。

【筆者のコメント】

この本には、
「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つ。
と書いてありますが、その前に人間としての基本は、
「3歳までの親の生きざまを見せる事」
何だろうと思います。

「他人が言葉だけでのコーチ」では身につかない。
生きていく力は、毎日毎時の親の姿を見て覚えていくこと以外に教えられないと思います。


★井深大『3歳児では遅すぎる』は人類の生物としての原点だ。これこそ少子化対策。

「幼児のしつけ」と言う前に、子供が求めているのは母親の無償の愛であって、スキンシップであって、子供はそれを母親に求めるのであって、それを父親では代替えできない。子供は母親の愛を信じるから母親の真似をするのがしつけ。父親にできない事なんだ。




3.【参考】
選択と集中は、企業経営の手法。
市場が飽和する時代に集中だけでは伸びない。

「選択と集中」はもう古い?事業の多角化との違い、誤った解釈とは


終わり

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