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【広末涼子/無期限謹慎処分】について【岡田斗司夫】が解説しています。

正直、人の不倫なんて犯罪でもないし、どうでも良い話ですよね。

しかし、大騒ぎしています。それは、他人を道徳的に攻撃すると、脳の快感を司る部位がはげしく活性化するからです。道徳は最大の娯楽のひとつですが、それを認めるのは不都合なので、ひとびとは怒りによって自分の「不道徳」を正当化しようとするのです。



1.「あなたのことが大好き」広末涼子 不倫を直筆謝罪もお相手シェフへの“恋文”が流出する恥の上塗り

女性自身 2023/6/15(木)

広末涼子はかつて枕営業疑惑のトップだった女優さん。
恋多き女優に呼称が変わってよかったね。
人間なんて、不倫と呼ばれるかもしれない恋愛にどっぷり浸かったり、沢山の相手とSEXする動物なのです。本翁レベルでは、恋愛も枕営業も「安全の欲求」と絡んだ話です。



2.【広末涼子/無期限謹慎処分】「他人の不道徳な行為にキレる人って、動物的本能だけで行動してるんですよ」不倫報道に沸く世論に辛辣な岡田斗司夫【不倫報道】

サイコパスおじさん【岡田斗司夫 切り抜き】 2023/06/14

0:00 ハイライト
1:15 不道徳にキレるのは動物的本能
4:15 不倫で騒ぐ世論の頭の悪さが面白くてしょうがない
10:16 人間性の浅すぎる意見


3.岡田斗司夫が紹介した『橘玲 』さんの記事。

■誰もが不道徳を知っているが、誰もそれを説明できない

人気バンドのボーカリストは川谷絵音、女性タレントはベッキー

人気バンドのボーカリストと女性タレントの不倫が話題になっていますが、見ず知らずの男女の浮気で被害を受けるひとなどどこにもいないのですから、なにがこれほどひとびとを興奮させるのか不思議です。
ほめられたことではないとしても、もし知り合いが同じ状況なら「バレるようなことをしたのがマズかったね」と同情するか、「そこまでこじれたら元の鞘に戻るのは無理だから、弁護士に相談しなよ」とアドバイスする類の話でしょう。
「既婚者の3割は浮気している」といわれるくらい、不倫はありふれた出来事なのです。

社会的な動物であるヒトは、噂を極度に気にするように進化してきました。いつもテレビで見ている芸能人を近しい存在のように錯覚するのも、自分を「被害者」と一体化して「加害者」に怒りをぶつけるのも人間の本性です。

芸能人はこうした錯覚を利用して富と名声を得ているのだから、相応の代償を払うのは当然との意見もあるかもしれません。しかしそれでも、一般人の浮気には寛容で、芸能人が不倫すると社会的に抹殺するのではとうていフェアとはいえません。

「道徳」の特徴は、なにが不道徳かを知っていても、その理由を説明できないことです。
ある心理学者が、「実の姉妹と避妊したうえでセックスすること」「捨てられていたアメリカ国旗でトイレ掃除をすること」「自動車事故で死んだ犬を飼い主が食べること」が道徳的かどうか訊いたところ、すべてのひとが「不道徳」と即答しました。
しかしなぜそれをやってはいけないのか質問すると、説明できたひとは一人もいなかったのです。

こうした「不道徳な行為」に共通するのは、他人になんの迷惑もかけていないことです。しかしそれでも、ひとびとはそれが断罪されて当然だと考えます。だとしたらそこには、なんらかの人為的な基準があるはずです。

不道徳な行為に制裁を加えることはすべての社会に共通しますが、なにを不道徳とするかは文化によって異なります。宗教的な社会では、不倫は死によってあがなう大罪とされます。保守的な社会では、一夫一妻制を守るために不倫には民事上の罰を与えるべきだとするでしょう。しかし個人主義を徹底した社会は、誰を好きになるかは個人の自由で、トラブルは当事者間で解決すればいい(第三者には関係ない)と考えるかもしれません。道徳の基準が曖昧だからこそ、他者を断罪するのに自分以外の多くの人間の同調を必要とするのです。

一般に、道徳は宗教的なものから保守的(共同体的)な段階を経て個人主義的なものへと「進歩」していくとされます。だとしたら、「不倫は悪」という古い道徳に対抗するには、事実を素直に認めたうえで、「これは自分たちの問題だから自分たちで解決します」と個人主義の道徳でこたえればよかったのかもしれません。

とはいえ、退屈したひとたちが刺激を求めている社会では、これもどれほど効果があるかは疑問です。

他人を道徳的に攻撃すると、脳の快感を司る部位がはげしく活性化することがわかっています。道徳は最大の娯楽のひとつですが、それを認めるのは不都合なので、ひとびとは怒りによって自分の「不道徳」を正当化しようとするのです。

『週刊プレイボーイ』2016年2月15日発売号


4.浮気はすべて「女が悪い」のか 週刊プレイボーイ連載(457) 

橘玲公式ブログ 2020年12月21日

浮気がバレたとき、「自分がすべて悪かった」と素直に認めて謝罪するのは記者会見での芸能人くらいで、ほとんどのひとは「夫婦関係がうまくいかなくなったのは相手のせいで、浮気をした自分は被害者だ」と思っているでしょう。悲しいことに、ヒトは自己中心的な生き物で、自らの非を受け入れるようにはできていないのです。

とはいえ、言い訳がすべて間違いだと決めつけることもできません。友人から冷え切った家庭生活の愚痴を聞いて、「そんなんじゃ浮気しても仕方ないよね」と同情したひとも多いのではないでしょうか。

浮気はどちらのせいなのか? アメリカの大学でこれを調べた興味深い研究があります。

研究者はまず、4カ月以内に結婚したばかりのカップル計228組(456人)を集め、「ビッグファイブ」と呼ばれる性格の5大因子(外向性/内向性、神経症傾向、協調性、堅実性、経験への開放性)とナルシシズムの度合いを調べました。平均年齢は夫30.33歳、妻28.61歳です。
そのうえで、3年間にわたって6カ月、あるいは1年ごとに調査票を送り、自分と相手の浮気について答えてもらいました。この研究の巧妙なところは、新婚早々のラブラブのときから調査を始めていることです。浮気をしてから理由を訊けば、「相手がぜんぶ悪い」というに決まっていますが、これならどのような性格が浮気と関係しているかを客観的に検証できるのです。

その結果はというと、「夫の浮気は妻の神経症傾向が高いときに統計的に有意で、妻の浮気は自分の外向性が高いときに有意だった」になります。これをわかりやすくいうと、「妻が神経質なときに夫が浮気をする確率が(統計的に)高くなり、外向的な性格の妻をもつと夫が浮気をされる確率が高くなる」ということです。

興味深いのは、それ以外の性格が浮気とほとんど関係がなかったことです。刺激を求めてパーティなどによろこんで出かける外向的な男が不倫しやすいと思われていましたが、強い刺激を嫌って読書や音楽鑑賞を好む内向的な男も同じように不倫します。

浮気は堅実性の低い(ちゃらんぽらんな)人間がするものとされていましたが、堅実性が高い(ものごとをきとんとやるタイプの)男や女も浮気の頻度は変わりません。

協調性は共感力の指標で、夫や妻に共感していれば(相手の気持ちに敏感なら)浮気をすることはなさそうですが、意外なことにこれも関係ありません。不倫相手にも同じように強く共感するからでしょう。

とはいえ、この結果は女性にとって理不尽に思えます。
夫(男)は外向的な性格の女性を避ければ不倫されるリスクを下げることができますが、神経質傾向の高い妻(女)は、どんな相手と結婚しても浮気される確率が上がるのですから。

でもこれも、逆に考えれば、「女は相手の性格にかかわらず、好きなひとができたら自分の意志で浮気する」のに対して、「男は自分がどんな性格でも浮気するが、妻が神経質で居心地が悪いときはその確率が少し上がる」ということなのかもしれません。

参考:Emma E. Altgelt, et al.(2018)Who is sexually faithful? Own and partner personality traits as predictors of infidelity, Journal of Social and Personal Relationships
小塩 真司『性格とは何か より良く生きるための心理学』(中公新書)

終わり

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