見出し画像

「働き方改革」よりも「あり方改革」を。

敬愛している圓窓代表の澤円さんと、4月に対談させていただいたのですが、その対談記事の後編が本日公開されました。

記事では「働き方改革」について、様々な観点から考察しているのですが、「個のキャリア」という観点では、終盤に澤さんが語られている以下の内容が示唆に富んでいます。

働き方、生き方をアップデートしていこうという働きは日本に限らず起きています。

例えば、世界中にエリートを輩出するハーバード・ビジネス・スクールには、「Knowing, Doing, Being」という学びのフレームワークがあります。
段階的に、Knowing(知ること)、Doing(実践すること)という段階を踏み、Being(社会に対して自分はどう在りたいのか)にいたります。「どう在りたいのか」という思考を深めることを現代では重視しようというものです。

例えば、シリコンバレーの経営者が、マインドフルネスに凝ってみたり、自分を見つめ直す時間に費やす事例もすでにありますよね。価値観が許される時代になっているのだからこそ、「Being」を考えて、昔の価値観から変革していこうという思いがあります。そこに対して、制度を合わせていけるのが理想ですね。だからこそ、こうした「在り方」を考えられる企業に人が集まるわけです。

仮に、小説『蟹工船』のような“労働力を搾取する”という考え方の企業があるとすれば、それはいずれ淘汰されるでしょう。そもそも、日本の国際的な競争力はバブル崩壊と共に徐々に失われているわけだから、そういった前時代的な企業は潰れてしまっても当然ですよね。

社員の「どう在りたいか」を尊重できる企業では、社員が幸せに働いて競争力が増していくはずです。従業員として働きづらいと感じるのであれば、辞めてしまっても良いんです。新たな職業も働く場所も増えているので、それを選んでいけば良いと思います。すると、人材の流動性も高まり、新しい風にもなりますし、企業が変革のスピードも上がっていきます。そういった世の中が面白いのではないかな、と思います。

「働き方」(How)ももちろん大事だけれど、何のために働くのか?という「あり方」(Why)がそれ以上に重要だと思っています。

そもそも、自分は誰に対してどんな価値を提供したいのか、そう思うのはなぜなのか、といった問いに向き合うことを通じて、自分自身の「あり方」を見つめなおしてみると良いかもしれません。

・・・

『あたりまえを疑え』『伝説のマネジャーの世界No1プレゼン術』などの著者を持たれている澤さんをゲストにお招きして、澤さんの20代の頃の人生・キャリアにフォーカスしつつ、どのようにキャリアを築き上げていったのか、プレゼン力を磨いていったのかをお聞きするイベントを開催します。

✓明確なスキルがなく、今後どのようにキャリアを作っていけば良いかわからない
✓プレゼンスキルを磨いていきたいが、磨き方がわからない
✓自分自身の「あり方」や「方向性」を模索していてヒントを得たい

という方はぜひご参加くださいね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?