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私的レストランオブザイヤー2016

2016年もあと2日。今年もたくさんのレストランに足を運びました。取材、リサーチ、プライベート。用途は様々なれど、ニューオープンから老舗まで、行きも行ったり○○軒強(数えてないので、来年は数えます)!

今回は中でも頻繁に訪れたお店、印象に残ったお店を部門別にご紹介! 選んだ店を見返すと、気軽に行けるお店が多め。やっぱり使用シーンとしてそういう機会が多かったから。

数ヶ月前から予約取って、というレストランでの食事も大切だけど、1週間前または、予約なしでも行けちゃう“日常使い”のしやすさを重視しています。何かの参考になれば幸いです。

■鍋部門

麻布六角の「花山椒鍋」/麻布十番

30歳を超えてから、山椒や七味の美味さを再認識しています。これまで、そばを食べる時など、ツユの味が損なわれるから……と入れてなかったものが、最近はもう前のめり気味に入れてしまう。珍しい七味や山椒が置いてあると、もう最初から振りかけてしまうほど。

そんな、マイ山椒ブームの末に辿り着いたのが、こちら。「花山椒鍋」と言えば、麻布十番の三つ星和食店『幸村』が有名ですが、まったく同じものが同系列の居酒屋『麻布六角』でも楽しめます。「花山椒鍋」は季節が限られているので、4月から5月の一カ月足らずしか食べられない代物。5月初旬というギリギリのところで予約が取れて行ってきた次第です。

すき焼きのような甘辛のダシにこんもりと花山椒。サシがたっぷり入った和牛をくぐらせていただきます。和牛の美味さはもちろん、花山椒の複雑で華やかな香りがもう堪らん!と身悶え、唇は山椒で震えておりました。これは、毎年の恒例行事にしたいと思っています。

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■焼肉部門

焼肉 大貫/新宿三丁目

肉マイスターの田辺晋太郎さんが激推ししていた新宿二丁目の焼肉店。浜松にお店があり、その味に惚れ込んだオーナーが味を継承したお店。ごはんを食べさせる、という明確なコンセプトの「タレ焼肉」が楽しめます。果実の甘みを存分に感じる赤身類や、最初に出てくる厚切りタンも心惹かれます。東カレでは「焼いてくれる焼肉」という潮流を打ち出していますが、それの代表格がコチラでもあります。

その他、エバラさんとのお仕事でも、「黄金の味」を使って、家でもできる大貫の味を再現してもらいました。

来年もまた伺わせていただきます!

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■イタリアン

falo/代官山

恵比寿、代官山、中目黒あたりで飲む機会が多かった今年。近くにあって本当にありがたいと思ったのが、コチラ。イタリアンだけど、堅苦しさは皆無で、むしろ、大衆酒場のような気軽な雰囲気がある。大きなコの字カウンターの真ん中が調理場で、中心に囲炉裏。雰囲気も心地よく、まさにカジュアルなデートにぴったり。

最初にお通しだって言って、前菜が5種類も出てくるのもウキウキする。まだ店ができる前に取材させてもらったり、色々とお世話になったお店でもあります。来年はもっと伺いたい次第。

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■ビストロ部門

アベス/恵比寿

恵比寿にはビストロがたくさんあるんだけど、味とか思い入れとか、色んな要素を鑑みて、一番好きなのがこちら。別に今年に始まったわけじゃないのだけど、今年もお世話になりました。

デート、合コン、友人と、そして両親まで連れていってるというお店。↓の「サバのマリネ」は初めて口にした時、その甘酸っぱい味わいに、初恋のあの人を思い出したとか、してないとか……。チーズワゴンもあって、女性が喜ぶこと必至。来年もここぞの時にお世話になります!

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■中華部門

月世界/渋谷

別に今年オープンて訳じゃないし、つとに知られた存在ではありますが、10月頃に初めて行って、とても気に入りました。道玄坂にあり、この近くにある立ち飲み店『なぎ』によく訪れていたこともあり、この辺の飲み屋にも詳しくなりました。

『月世界』は、野菜を中心とした本格中華がカジュアルに楽しめるお店。店内はこうギュッとしてて、なんて言うかグルーブ感があるんですよ。客のみんなが楽しそうで、タバコの煙もモクモクで、従業員が狭い通路を行ったり来たり。

異国に来たようなアッパーな雰囲気で紹興酒を煽ったら、もうすぐに酔いが回ります。辛旨の代名詞「よだれ鶏」や、「酢豚」などがたまらず美味い。デートというよりは友達同士でワイワイやりたい時に重宝します。

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■定食部門

みずき/恵比寿

ランチを食べる機会となると、恵比寿近辺が多くなる。で、ここ最近は“ごはんが美味いお店”が好きだ。中でも、今年自宅から徒歩1分の場所にオープンした『みずき』は、ありがたい存在だった。まず、昼だけでなく、夜も定食が楽しめること。

ごはん、味噌汁おかわり自由で、メインはチキン南蛮やフライものから、お魚、肉豆腐までバリエーション豊か。一時期、毎週のように通っていたほど。身体のことを考えて納豆をプラス。一回、「納豆変わりましたよね?」って言ったら、驚かれたけど、明らかに美味しくなってたから誰でもわかったはずだyo!

ちなみに、近所ランチの常連はこの他に、お母さん定食(甘辛の唐揚げ定食がオススメ)がボリュームたっぷりで、何故かいつも90's R&BのMIX(REAL LOVE/MARY J BLIDGEとか)がかかっている『バロマサ』。

安定の人気を誇る、米が美味くて、スタッフを観賞するのも楽しい定食店『こづち』。豚汁の美味さを知った。

最近、急上昇の『鳥一代 恵比寿』はランチがスゴい。800円からキジ丼やら参鶏湯らが楽しめます。駅から徒歩1分ですが、ビルの4階なので、隠れ家感あり(と言ってもランチは大人気で激混みですが)。

ちなみに、米部門に滑り込んだのが、つい先日訪れた『松見坂なかしま』。ここで食べた流通に乗らないお米『君不知(きみしらず)』は、米史上一番美味かったです。これで記事一本書けそう。味よく、コスパも最高なので、来年ブレイクの予感。

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■餃子部門

敦煌/曙橋

まさかの予約してたの忘れて二日前の確認電話に青ざめた曙橋の『敦煌』。文明の利器、Facebookを駆使し、何とか7名を集めて開催された宴。この時は二度目でしたが、やっぱりここの水餃子は別格。もっちりとした食感はまるでスカーレットヨハンソンの唇のよう(その時はウケたんです、この表現)。『敦煌』は、行く度にメニューが違うことでも知られているけど、この餃子だけは不動。来年も是非、これを食べに行きたい所存。


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■おめかし部門

ポールボキューズ/代官山

「おめかし忘年会」ってのをやりまして、その会場がコチラ。まあ、いつもは場末の居酒屋で飲んでるけど、この日はおめかしして、素敵なレストランに行こうよ!という会。

その昔、「アド街ック天国」の代官山特集で、かなり上位にこのお店があり、その頃栃木にいた自分は「都会にはこんな洒落た店があんのけ」と憧れを抱いた次第。そこから今になり、このお店の意義を知り、憧れはリヨン本店にまで飛ぶ訳ですが。

こちらも雰囲気、料理、サービスどれも非の打ち所なく、さらに飲み放題プランもあり、コスパ面でかなりポイント高かったです。他だと平気で3万ぐらいいくだろうけど、ここは1万円台前半で収まるというありがたさ。

■フォトジェニック部門

店名記憶なく……

新橋近辺で遅い時間まで先輩方と仕事をした後、一人の先輩のお知り合いのお店ということで訪れた九州料理のお店。知り合い特化なのか、新鮮すぎる馬肉と刺身を舟盛りにしてもらうという、豪華すぎる写真に。インスタグラマ—を目指す船山史上一番いいね!が付いた投稿でもありました。(地道にやってますんで、来年こそは大台の100いいね!を達成したい!)


いやはや、ざっと書き連ねましたが、いいレストランとの出会いは心が豊かになります。ハレの日もいいけど、普通の日に行くレストランを素敵にしたら、もっと毎日が楽しくなると思います。

来年も一層、有益な情報を皆様に伝えられるよう、仕事もプライベートも精進していきたいと思います。

では、良いお年を!!!


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