2015 NY備忘録 vol'1

それは、ある日曜の昼下がり。昼から陰気なドキュメンタリーを観ていた時のこと。「ニューヨーク 5000円!」という文字が飛び込んで来た。

いつかは、ニューヨークに行きたい、なんて思っていたけど、これまでの調子じゃ一生行けない。これは何かのお告げか!ということで、早速そのサイトを見てみると、まだ売っている。ドキドキしながら、購入の手続きを進める。本当にいいのかい?そもそもその時期、休めるのかい? のっぴきならない撮影とかが入って、行けなくなるんじゃないの? などといった逡巡を断ち切り、「えいや!」とチケットを購入!

そして、ついに決まりました。航空券5000円。サーチャージをプラスしても3万6000円という破格っぷり。ヒップホップを聞き始めてから、憧れ続けたニューヨーク。ということで、10月後半、3泊5日という、「短っ!」なショートトリップに行ってきました。

これだけ安いチケットだと、オンボロな飛行機なのでは?という不安もありましたが、安心のユナイテッド航空。出発は23日の17時、帰りは27日の14時(しかし、時間が出たのは2週間前ぐらいだった)。実質ニューヨークを楽しめるのは、2日半という状況です。

DAY0

旅行には計画が必要だ。ということは分かっていたものの、仕事に忙殺されすぎて、まったく旅行の計画が立てられない。直前になり、「ピータールーガー」、「ザ ポロバー」、「ブーレイ」などの予約を試みたが、あえなく撃沈。まあ、いいや。今回の目的はニューヨークに行くこと。ただそれだけ、と気持ちを切り換え。

成田で出発時のトラブルがあり、出発が2時間ほど遅れた。最後の一時間は「出発に必要な書類を待ってます」という理由で、書類を持って走っている空港スタッフの絵が頭から離れなかった。機内では、出発直前に気付いた原稿を仕上げ、あとは映画三昧。だって、あまり眠くなくてね。12時間のフライトだけど、2時間も寝なかったのではないか。

ジュラシックワールド

ポルターガイスト

マッドマックス

ビリギャル

などを観賞。マッドマックスで興奮は頂点に達し、空港到着寸前のビリギャルでは有村華純の好演に涙が止まらず。初のアメリカ上陸は涙とともに、というとってもおかしな状況に。

DAY1

旅のBGMはもちろん、これ。田舎者根性丸出しでも、全て許してくれるのがNY

ニューアーク空港に到着したのは、現地時間の23日の18時頃。ニューヨークのお隣。ニュージャージー州にあるこちらの空港は911事件の飛行機が飛び立った空港でもある。降り立った瞬間は、先のビリギャルの余韻もあり、特に記憶がない。なんなら、ビリギャル最後まで観れてなくて、心残り半端じゃなかった。絶対帰りに続きを観ようと誓う。

空港に着いて、まず気になったのがスマホ。空港はフリーWi-Fiをキャッチしていたが、そこを出ても、あれ、普通に使えるぞ?しかも、キャリアがスプリントになっている。「??」と思って調べたら、ソフトバンクは「アメリカ放題」というプランがあるらしく、自動的にスプリントに接続されるそう。詳しく調べてないが、料金も日本と変わらないらしい。なんだ、普通に使えるじゃん、やったね、と(請求来てないから、まだコワイとこあるけど)。

ニューアク空港から、NJトランジットという直行の電車に乗り、ニューヨークのペンステーションへ。実はこのとき、ニューヨークにいる友達と約束をしていたので、結構急いでいた。ブロードウェイとかで、来たぞー!ウェーイってやりたい衝動を抑えて、宿のあるブルックリン、メルローズ駅へ(マンハッタンから30分ぐらい)。すごいね、ニューヨークの地下鉄は。この地点では、街の読み方も、電車の乗り方もわかってない。同行した友達に着いていく感じ。ペンステーションで1週間乗り放題で31ドルのメトロカードを購入。しかも、カード払いがよくわからなず、まごつく。

なんとか駅に到着。ようやくニューヨーク!という気持ちで、駅を出ると、あれ?閑散としている、し、静かだ。ここは、ブルックリンでも少し外れなので致し方ない。そのまま、テクテク歩いて3日間お世話になる、「MOORE HOSTEL」へ。壁一面に書かれたグラフィティ、途中の倉庫街にもグラフィティがいっぱい。宇都宮にいた頃、近所に富士重工の壁があって、夏になると子どもが絵を書いていた。それとは違う!なんて感動しながら、チェックイン。

英語はズブの素人。人生における英語トピックなんて、中3で英検2級に合格して、すごいと言われた位。英語の曲はイッパイ聞いてるし、少しはわかるかと思ったが、まったく。これが後に大きな痛手となる。チェックインを済ませ、部屋に行く。ドミトリーなので、4人部屋。俺と友達。もう一人は、部屋にいたときに挨拶をしたニュージーランド出身のルーク。こやつの存在も、後に大きな痛手となる。

早々に荷物を置き、まずはロビーへ。件のニューヨークの友人の充電がなくなりそうとのことで、この宿にくることになっていた。受付の人に「来ているか?」と聞くも、まだだ、という返答(このやりとりだけでも5分かかる位に英語ができない)。

不安になりながら、しばらくリビングで待っていると、入口の方で動きが。わー!香里さん来たー! 日本では一回しか会ったことがなく、facebookを通じてニューヨークにいることは知っていた。なので、思いつきで連絡してみたら、ぜひ会おう!ということになり、今に至る。早速、当初オーダーしていた「ヒップな場所に行きたい」というリクエストに答えてくれる形で、ブルックリンのヒップなスポットへ!

道中にあった、ブリュワリー。これがブルックリンラガーの??

まず、最初に向かったのは、ブルックリンボウルというボウリング場とライブスペースが一緒になっているお店。20ドルで入場でき、あとはキャッシュオン。クラブのような大きな空間にボウリング場があり、どちらも大賑わい。早速、ブルックリンラガーを注文し、乾杯。チップ1ドル払うんですね。香里さんに教えてもらいつつ。

ボウリングシューズでさえ、このかっこよさ。

ここに来て、ようやくアメリカに来た実感が湧いてきた。バンドはよくわからないロックだったけど、この空間だけで十分す。看板もカッコいい、売られているグッズもカッコいい、ボウリングシューズでさえカッコいい。見えるものすべてがカッコいい。ここで、香里さんの友人の某食品メーカー駐在員の佐野さんが登場。若干25歳で、ニューヨーク勤務。カッコ良すぎ!4人でワイワイガヤガヤしながら、店を後に。

そのまま、近くにあるワイズホテルのルーフトップバーへ。と思ったが、すでに終了。落胆しつつ、近くのバーへ。そこで、適当に食事を済ませ、ニューヨークへ来た感想を在住のふたりに語る。というか興奮して、語りすぎる。そして、車で来ているという佐野くんの案内で、ブルックリンブリッジへ。

ブルックリンブリッジからマンハッタンを望む。初日にして想定外の夢叶う

佐野くん、香里ちゃん、俺!(おすぎがいない)ありがとう!

ここは事前にも絶対に来た方が良いと言われていたので、幸運!やったー、ブルックリンから見たマンハッタンの夜景は決して忘れません。佐野君、ありがとう。麓には場違いなメリーゴーランド。不思議な光景。この時点で夜中の1時位。2人とも明日は仕事ということで、ホステルまで送ってもらいこの日は解散。帰ったらルークが寝ていて、何も出来ずにそのまま就寝。

宿の近くはグラフィティだらけ。なぜかランニングマシーン

DAY2

旅の朝はなぜこんなにも早起きができるのか。7時頃に起きる。この日、友人はナイキのランニングイベントに出るということで、別行動。とりあえず、「タイムズスクエアを見てみたい!」の一心で、その地へ。ひとまず近くのスタバに入り、仕事を少しやって(スタバでマック開いて仕事してると悦に入るよね)。

変な着ぐるみは全部パチもん。よく考えればホンモノのわけないか

落ち着いたところでブロードウェイへ。すると、何やらすごい行列。これがかの有名な、日本人がみんな並ぶ、あれか。ミュージカルのチケットを安く買えるシステムやつか、と。ここ写真撮りまくってたら、変なキティやらミニオンがやってきて、写真!写真!と、「これは怪しいと」と思いつつも応じていると、案の定チップをねだられる。「一人20ドル!ふたりで40ドルね!」。「たけーよ!」と値切り、5ドルずつ払い、ブロードウェイを後にする。

ゴミ処理の方らしいのだが、それでもこの格好良さ。ウータンかって。

ツッコミどころがわからなかった子どもダンサー。家族が近くにいた

そのまま、街をよこーーーの方に行き、サードアベニューまで。先ほどの喧噪はどこへやら、高級時計やダイヤモンドを売っている怪しい街や、オフィス街を抜けて、とにかく歩く(極力歩くが心情)。

こんな建物だらけなんだもん。カメラのデータがいくらあっても足りません

やってきたのが、『PJ CLAKER’S』というダイナー。事前に知人からおすすめリストをもらっており、そのうちの一軒。かの、フランク・シナトラも行きつけだったという1800年代からやっている老舗。ドアがわからなかったり、まごついたが、なんとか入る。すると、手前にバーがあり、その奥に広いスペースがあり、テーブルがギュっと凝縮されて並んでいる。観光客いない。地元っ子が多そう。雰囲気もいい。とりあえず、ビールとおすすめを聞いて、ハンバーガーを注文する。

で、出てきたのがこれ。アメリカ的なボリューミーなのを想像していただけに拍子抜け。あら、意外に小さいじゃない、これなら食べられそうと。パンが冷たかったのは残念だったか、パテはジューシーだし、味に統一感が感じられて美味。正直、ハンバーガーはあまり好きではないのだが、これは旨い。ポテトもカリッカリ。ケチャップとマスタードをたっぷりつけてガブリ。即効で腹一杯になりましたわ。

ビールを飲みきれず、店を出る。さ、これから何しよう。とりあえず、街を歩こう、と。そのまままた、逆方面に向かう。と、お、ここは徐々に高級ブランドだらけのエリアに来たぞ、と。

とにかく、建物の一つひとつに感動しきりで、、

ブルガリやヴィトンなどが立ち並ぶエリア。そのまま目的地のトランプタワーのナイキタウンへ。やっぱり、スニーカー世代だけにナイキの総本山的なお店に来ると、グッとくる。ディスプレイのかっこよさは流石。この時、奥のラボみたいなところから、黒人の2メートル近い2人が出てきた。きっとNBAの選手とかだろう。ま、ここは、と何も買わずに店を出る。

ここに来て、携帯の充電が切れかかってきた。やばい、と近くのスタバへ退避。ニューヨークは区画ごと(言い過ぎだけど)にスタバがあるが、全部の店に電源があるわではない。3軒目のお店でようやく電源がある席を発見。セントラルパークはもう目前。しかし、スマホの充電がないと、どうにも心もたない。完全に依存症だ。ということで、水を購入し、ここで1時間近く充電タイム。その間にどこに行こうかと思案する。

セントラルパークのすぐ側。時間はまだ13時頃。時間だけはある、この状況はある意味超贅沢なのだ。そして、決めた、まずセントラルパークを徘徊し、ストロベリーフィールズに行き、その足でメトロポリタン美術館に行こうと。

次に続く

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sowtaman

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