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凄すぎる!驚くべき木酢液の4つの効果!

木酢液は畑づくりの時に害虫よけとしてよく使われます。
しかし調べてみると害虫よけにとどまらず、さまざまな効果が秘められていることがわかりました。

今回は木酢液の効果とその使い方についてまとめてみます。

木酢液とは?

まず、そもそも木酢液とは何かというと、木炭を作る時に出る煙を蒸留してできた水溶液です。
その約90%は水分のようですが、残り10%のうち5%が酢酸、そのほかがアルコール類、エステル類、フェノール類など200種類にも及ぶ有機成分が含まれていると言われています。

どの成分が畑づくりに有効、というよりは200種類もの成分の複合的な効果によって様々な使い道があると言われています。

1)堆肥・コンポストの消臭・発酵促進効果

有用菌のエサとなる成分を含むため、堆肥などに散布すると発酵を促す微生物が増える他、これらの微生物が出す抗菌物質により腐敗させる微生物が減るため、消臭効果も期待できる。

2)植物の成長促進・糖度UP効果

木酢液は酵素の働きを助けたり、含まれるエステル類などが光合成を促進するなど、植物の成長に欠かせない反応を促進する効果があるとか。
そのため日射不足の作物・果樹の光合成を促進することで糖度を高めます。

3)病気・害虫の忌避効果

植物は病原菌や害虫に対する対抗手段として、自分自身で抗菌・抗虫物質を体内で作り出すこともできますが、もうひとつの手段として有用微生物の力を借りているようです。
植物は光合成をして作った有機酸やビタミンを分泌し、葉の表面や根の周囲にそれをエサとする微生物を集めます。
彼らが抗菌物質を作り出すことで、病原菌が繁殖しにくくなるということですね。木酢液に含まれる有機酸もこの有用微生物のエサとなるため、この免疫効果をより高めることができます。

また、植物は窒素肥料のやりすぎや、日射不足ですと合成されない窒素成分が蓄積され、植物は酸性化します。
病害虫は酸性環境で繁殖しやすく、この未消化の窒素成分も好むため、病害虫が繁殖しやすい環境になってしまいます。

その際に木酢液を散布すると、これに含まれる有機酸と窒素成分が結合してアミノ酸やタンパク質になります。
また木酢液自体は酸性ですが、空気に触れるとアルカリ性に変化するため、余計に病原菌が繁殖しにくい環境になります。
また、モザイクウイルスなど病原体となるウイルスも不活性にすると書いた論文もありました。

また害虫避けや害獣避けになるとも言われており、モグラなどもこの匂いを嫌うと言われています。
基本的に煙に含まれる成分なのでそれは納得ですね。

さらに溶剤としても優れていて、木酢液に他のものを溶かし込むことで、ドクダミやニンニク、唐辛子を漬け込んでおくことでさらに病害虫への効果が上がるほか、農薬などの効果も高めると言われています。

葉面散布する場合の濃度は500〜1000倍、頻度は1〜3週間に一度ほど定期的に散布ほどが良いようです。

4)土壌の殺菌・有用菌増殖・塩類濃度障害軽減効果

土に散布することで土壌伝染性の病原菌や寄生型センチュウなどを殺菌し、逆に有用な微生物を増殖させる効果があるほか、原理はよくわかりませんが、化学肥料による過度な栄養成分が貯まることによって起こる障害を軽減させる効果があるそうです。

土壌の殺菌を目的で行う場合は30倍くらいの濃度を目安とします。そこに種まきや苗の植え付けを行う場合は、1週間ほどは間をあけます。


参考
https://nokabegin.net/8955.html

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