私は彼らと確かに一緒に育ったんだ



魂が震えるようなことなんか早々無いんだから、そういう体験のためなら絶対にお金を出し渋りしてはいけないんだよなあ。

もうここを見てる人は誰も居ないだろうけど、それでも文章を残す。嬉しいこと、幸せなこと、心が動くことがあったときにはすぐに言葉にしないと、次々に溢れていってしまう気持ちをどんどん忘れていってしまうから。(前も同じこといったかも、、、)

BUMPのリバイバルツアーに行った。
リバイバルと言っても、私は大昔のLIVEに行った事はないので…、その頃と比べてどうのこうのと思い返せる人が心底羨ましいと思う。好きの度合いで言ったら、私は絶対に負けてないんだから。

でも、昔のLIVEに行ったことはないけど、それでも高校生の頃に聴いていた曲の数々を披露してくれて、BUMPに出会った日のこととか、夏にBUMPを聴きながら最寄駅の待合室で電車を待っていたこととか、文化祭の準備をみんなでしたこととか、クラスに馴染めなくて打ち上げに参加せず、好きな友達と一緒にこっそりご飯を食べたこととか、一度BUMPから離れたけど、ほんのちょっとしたきっかけで戻ってこられて、そこからLIVEに参戦するようになったこととか、クソだった前職場の行き帰りの道でBUMPを聴くことを心の拠り所にしていたこととか、そういう甘かったり苦かったり、人生の色々な場面が色鮮やかに蘇ってきた。それはつまり、私は自身のちっぽけで、でも大切な歴史の中で、しっかりBUMPと一緒に育ってきたんだなということなんだ。
これできっと充分なんだよね。

今回のLIVEは、いつもよりトークは少なかったと思う。そんな、いつもよりちょっと緊張感のあるような雰囲気の中で、「曲を一曲でも多く届けたい」と言ってくれた。そして、彼らのその気持ちは確かに伝わった。むしろ、静かに真摯に演奏して歌ってくれる彼らの「届けたい」気持ちが本気なんだと思えた。
それもとても嬉しい。私は嬉しいよ。嬉しい!

星の鳥、よかったな。
曲に込められた思いを私なりに受け取って涙が出た。藤くんがいつも言ってくれていることだけどね。
「僕らの音楽を聴かなくなることだってあるだろう、それでもいいんだ、ただ僕らは、君が今まで聴いてくれていたことを忘れないし、僕らの方から君を置き去りにすることは絶対にしない。そして、君が帰ってきてくれるかも知れないその日のために、一生懸命歌い続けるよ」
こんなに優しく、美しい言葉を他に私は知らない。

私は一度BUMPから離れたことがあるから、余計にこの言葉を実感するんだろう。嘘じゃないと分かるんだろう。帰ってこられてよかったなあ。真摯に、昔のままで曲を作り続けてくれている彼らのおかげだ。

やっぱりライブから受け取る気持ちとか、歌詞以上の感情とか、そういうのは何物にも変え難い。すぐケチってしまう私だけど、これからも彼らの音楽と一緒に人生を歩めますように。帰ってこられる場所を作ってくれて本当にありがとう。ずっと大好きです。おやすみなさい。


(折角だから感想をポンツカに送ろうかな…)

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