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新鮮な空気を吸うためには

新鮮な空気を吸うためには、古くよどんだ空気を追い出す必要がある。なぜ急にそんなことを考えたかというとサーキュレーターの説明書を読んだからである。

窓に向かってよどんだ空気=二酸化炭素の割合が増えているであろう空気をはきだすことで、外から新たな空気=酸素の割合がすこしだけ多い空気が入ってくる。

ふと、冬の中学校を思い出す。
ストーブと35人の生徒によりあたたまった教室で、休み時間を知らせるチャイムと同時に先生が言った。

「はーい、換気しましょう」

南向きの窓を一斉に全開し、外から冷たい空気が入ってくる。「さむぅ」「せっかくあったまったのに」などと呟く思春期まっさかりボーイズ&ガールズ。しかしその空気はひんやりしておいしかった。ヘタな給食よりもおいしかった。

今にして思えば生徒が吐き出しまくった息は(おじさん&おばさんのそれよりはだいぶましだろうけど)にごっていたり臭かっただろう。息という字と臭いという字はなんでこんなにも似ているんだろう。

換気と歓喜が同じ音だというのも面白い。よろこぶためには「気」をよくしておく必要がある。自分の気も、生活空間の気も。メ

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