あの日の自分。〜椿屋四重奏二十周年 続・真夏の宵の夢 @ GORILLA HALL OSAKA〜

あれから1週間経っても熱が醒めないわけで。

2023年9月4日 月曜日、
大阪で椿屋四重奏二十周年のライブを観てきました。

東京でのワンマンライブが当たらず嘆いていたところに、大阪の追加公演のお知らせが飛び込んできて見事当選。

あまりにも夢のような2時間半でした…

椿屋四重奏との出会いは、ラジオから流れてきた"紫陽花"でした。
あまりにも素敵なメロディに心奪われてしまい、それからずっと虜です。
当時は宮城に住む中学生だったんですが、ボーカル・中田裕二さんが当時担当していた15分くらいのラジオ番組を毎週チェックしたりもしてました。

そして高校3年生、「受かったら椿屋四重奏のライブに行く!」をモチベーションに関東の大学を目指し受験勉強していたのですが……

センター試験数日前に突然の解散発表。
ラストライブはなし(解散発表前にZepp Sendaiでやった年越しライブが実質の解散ライブになってしまい…)。
結局、椿屋四重奏はぼくの中でずっと幻のままになってしまったわけです。

あれから12年。
ベースの永田貴樹さんはすでに引退しているため(どうやら保育園の副園長先生なんだとか…)完全体ではないにしろ、どうしても観たかったわけで。

セットリストはこんな感じ。


まさにオールタイムベストみたいなセトリで、どこを取っても感動しかない2時間半でした。
整理番号200番台でしたが割と近い距離、そして中田さんのポジションで観ることができ感無量でした。初めてでこれでいいんかの気持ち。

1曲目の"プロローグ"が始まった瞬間から、視界がパッと開けたような、心のよどみが一気に晴れていくようなそんな気持ち。
次々に演奏される、いままで何度も聴いてきた曲たちに「え、これ現実?」って何回も思いましたね…

2曲目の"幻惑"。音源で聴いてる感じではすごくとんがった印象があったんですが、生で聴いて少しだけ柔らかい感じを受けましたね(年数を経て深みを増したような印象)…なんというかヴィンテージのワインみたいな感じ(伝われ)。
もちろんめちゃくちゃカッコよかったです。

「椿屋四重奏に取り憑かれた亡霊に引導を渡しに来ました。往生しなさ〜い!」なんてMCも。

「椿屋四重奏は決して順風満帆なバンドではなかった」
「サクセスストーリーがあるとするならば、それを歩んだバンドじゃなかった。けどそれは間違いじゃなかった」
みたいなMCからの"不時着"はさすがに泣かざるを得ませんでした……実際ちょっと泣いた。
ラストの「ここがどこであろうと 僕はかまわない」という歌詞が余計に沁みる。

"紫陽花"から"アンブレラ"の雨曲の流れがあまりにも美しくて、そして"踊り子"から"フィナーレ"の流れがめちゃくちゃアツくて楽しかったですね……

"踊り子"と"フィナーレ"のライブ映えがとんでもなさすぎて、これ現役時代にもしライブ行けてたらもっとこの2曲のよさに気づけてたんかも…とか思ったり。
まあでも、実際ライブ終わってからよく聴いてるのってこの2曲かもしれないですね…それくらい強い印象を受けました。

そして、実質ラストシングルとなった"マテリアル"。
解散後しばらくはトラウマすぎてこの曲が聴けなかったんですが、今回生で聴けたことでそのときの自分を少しだけ成仏させられたかな、って気持ちです。

「ここから結構激しめだからね!」みたいなMCのあとからの"ランブル"〜"空中分解"の流れは最高すぎて記憶がないです。笑

本編終わり、中田さんが投げたピックが腕に当たって落ちていったんですが結局見つけられず。
他の人が拾ってて「惜しかった〜〜!」ってなりました()

そしてアンコール。
東京公演ではサプライズで貴樹さんが出演し(絶対出ると思ってたんだよな〜〜東京ほんと当たらんかったの悔やまれる…)、"群青"、そして貴樹さんリクエストで"かたはらに"を演奏する一幕があったらしいんですが、大阪公演には出演せず(それはそう)。
こちらでは今回の二十周年バンドメンバーの隅倉弘至さんを含めた3人編成での上記2曲でした。
隅倉さんに急遽覚えてもらったらしく、「とんだ誕生日プレゼントだよ!」と何度もおっしゃってました。笑
(大阪公演前の8/31がお誕生日だったそうで…)

そしてオーラス、"君無しじゃいられない"。
椿屋四重奏のワンマンはほぼほぼこの曲が必ずラストだっていうのは知ってたし、この曲もめちゃくちゃ大好きで今でも聴きまくってる曲なので「やっと聴けた!」感がいちばん強かったです、個人的に。

真ん中らへんで「20」って手でやってるのがおれです。笑
(ドラマー小寺良太さんのTwitterより拝借)

あっという間の2時間半でした。
ライブ中はほぼほぼ大丈夫だったんですが、終わって外に出たらしばらく涙が止まらず。
やっと、やっと椿屋四重奏を観れたという思いと、あれから12年間……いや、椿屋を聴き始めた中1の頃から今までいろいろあったなっていうのがごちゃまぜになってほんとに胸いっぱいでした。
今までいろんなライブを観てきたけど、念願の椿屋四重奏ってこともあっていちばん「観れてよかった」感の強いライブだったなと。
あの日解散発表でぬけがらになってる自分に「12年かかるけどちゃんと会えるからね」って声かけてあげたい。

今回買った二十周年パンフレットとクリアファイル。
永久保存版すぎる。

「椿屋四重奏はもうないですからね!」ってMCで言ってたけど、結局椿屋の曲がより好きになったし、こんなバンドがいたんだぜ!ってことはほんとに絶対忘れたくないし語り継ぎたいな、っていう結果になりましたね。

どの曲聴いても最高だったんですが、まだまだ生で聴けてない、聴きたい曲山ほどあるんで定期的にやってくれないっすかねほんとに……
今回爆誕したこの二十周年バンドメンバー(ライブでは「椿屋五重奏」って言ってましたね…笑)でなんかまたやりたいね、みたいなことも言ってたし、パンフレット読む限り小寺さんはいつでもやる気だし、裕二代表……頼んだよ……の気持ち(?)
(そんで、願わくばいつかおれも貴樹さんのいる椿屋四重奏完全体を目撃したいっす……)

やばい、note初めてちゃんと書くから締め方わかんない。笑
ある程度感情のままに書いてきたけど、なんか熱量伝わってますかね(?)

めちゃくちゃTwitter(𝕏)で椿屋についてツイートしまくってたんですが、うるさくてすいません()
まあでも、これを機に気になったなって方がもしいたらぜひ聴いてみてほしいですね…いい曲たくさんあるんで。どの曲が気に入ったとか、みなさんと話したいですし。
お使いのサブスクに全曲あるはずですんで…!

それでは〜〜

(追記)
中田裕二さんのソロのライブも行ってみたさがより強まりましたね……行くかあ……
ソロあんま今まで興味なかったけどなんか聴き始めてるし、あの声のよさとギターの上手すぎさを体験しちゃったからね……




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?