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マスキング、命

漆喰の話をしたら、忘れちゃならないのが、マスキングだ。
マスキングは何も漆喰だけじゃない。
塗装やコーキング、その他、いろんなことにおいて、マストアイテムだ。

そうそう、これこれ…

マスキングなんて、単に何かを塗る時に、周りが汚れないようにテープを貼るだけの話でしょう?!って思っていたら、それは大きな勘違い。
マスキングの良し悪し1つで、仕上がりがプロ並みになるか、ならないかが決まるからだ。
その気分を絵で表現すると、こんな感じ。

で、マスキングのポイントその①は、角。
角がきちっと直角になっていると、人間とは、面白いもので、凄くよくできているように見える。
ところが、この角がゆるっとしていると、他がどんなにきれいでも、ざんね~ん!となる。
絵で言うと、こんな感じ。

だから、マスキングの1つ目のポイントは、角をどれだけ、かっちりと直角に貼れるかが重要になる。

そんなの簡単!って思っていると、とんでもない。
マスキングから攻撃を受ける。
なぜなら、何十メートルもマスキングをしていると、指先がこすれて痛くなってくる。

「手袋、はめてやればいいじゃん!」って思った人は、一度、ゴム手袋をはめて、テープを貼ってみると良い。
多分、何を言いたいかがわかると思う。

だから、マスキングは、結果、素手でやることになるのだけれど、また、この作業が結構、精神力が必要。
ということで、マスキングのポイント②は、精神力。
まぁ、絵で言うと、こんな感じ。

壁面から約1㎜ぐらい離したところにテープが来るように貼り続ける。
塗り面にマスキングがはみ出してしまうと、剥がしたときに、そこが塗り残しとして残ってしまう。
これが本当に曲者。

次に角が直角になるように、きっちり貼りつけるわけだけれど、この作業を一人、黙々と、1時間以上続けていると、段々、ボーっとしてくる。
こうなると危ない。
段々、貼り方が粗くなる。

それを、「まぁ、いいか…」とやってしまうと、後々、後悔することになるから、ここが頑張りどころなのだけれど、やはり、毎回、仕上がった後で、自分の甘さに対して反省。
次回こそは…と、誓うわけです。

という訳で、マスキング&漆喰塗り。
まだまだ先が長い。
でも、いつか必ず、四隅&際の出来上がりがパーフェクト!っていう処にまでいくぞ!と、燃えてる私です😆😆😆

さて、この写真は、昨日最終仕上げをしてきた物件での、とあるお部屋のマスキング。
この物件では、ちょっと面白い漆喰塗りにトライしてみました。

その話は、次のnoteで。
そして、このお部屋も、ただ今、絶賛内見中✨

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