月の環境

おはようございます!

明後日(11月4日)に開催されるTNL主催の「Think Space Habitat vol.1 ~Building on or in the moon~」に際して、今日は月の環境を書いていきたいと思います!!!
お申し込みはこちら
前々回に行った月の地形についてもあわせてお読みいただくといいかもしれません!


まず始めに、月って地球からどのくらいの距離にあるかわかりますか?
正解は約37万km離れています。
ちなみに一般的に宇宙は高度約100㎞、ISS(国際宇宙ステーション)が地球を周回しているLEO(地球低軌道)は約400㎞です。
こう考えると地球を出て宇宙に行くのって、休日にドライブに遠出するのとあまり変わらないくらいの距離ですよね。
ただし、月は37万㎞。結構遠いですね。地球一周は約4万㎞だそうなので、地球は約9周くらいできます。
ちなみに火星は約2億㎞です・・・

では、月への親近感???が沸いたところで月の環境について記していきます!

(1)重力
月の重力は1/6Gです。つまり1mジャンプできる人は6mジャンプできます。
このサイトは重力の違いを観察できる面白いサイトなので見てみてください!( http://cosmos-book.github.io/high-jump/index.html )
重力が違うと姿勢が変わってきたり、摩擦が小さいので物を押すことが難しくなってきます。
つまり、その中での生活をデザインするには大切な要素なのです。

(2)温度
前々回も少し説明しましたが、月は自転と公転の速度が同じです。そして、その速度は28日であり、自転が28日(地球は24時間)ということは昼と夜が14日おきにやってきます。
これだけでも大変ですが、昼の最高気温は約100℃、夜の最低気温は約‐150℃で250℃の気温差が存在します。
さらに太陽光発電を行えない夜が14日間も続くので、電力確保がかなり重要になってきます!

(3)大気
月は真空です。つまり宇宙服を着ていないと窒息死してしまいます。

じゃあ、宇宙服着てればいいのか!というだけではありません。
真空の影響で様々な問題が生じてきます。
まず、液体を扱うことが難しくなります。水は蒸発してしまうでしょう。
さらに、人間が生活するために建物の中を1気圧にすることが大切です。そうすると、内から外に気圧の応力が発生したり、いちいち建物の外に出るときに空気を抜いたり入れたりするエアロックが必要になるわけです。
また、空気がないと音や熱が伝わりません。(熱は放射でのみ伝わる)

(4)放射線
これも大気がない影響です。
地球は上空をとても厚い大気の層でおおわれています。また、強力な磁場も存在しています。
しかし月にはそれらがなく、放射線がたくさん入ってきます。
つまり、月で生活するためにはこれらを防げる構造の建物にすることが大切です。

(5)マイクロメテオロイド
つまり小さな隕石です。
これも地球では大気の層によって燃え尽きるので地球には降ってきませんが、月ではそうはいきません。だからぼこぼこしています。

2年半で観測できたもので100回以上発生しているそうです。月で活動している人に当たる危険性は低いですが、都市の規模になってきたときには考慮していく必要があると考えられます。

(6)ルナダスト
これは細かくなったレゴリス(月の砂)のことです。
月は小さな隕石が降ってきます。そのためレゴリスはどんどん砕かれていきます。ダストは細かく、鋭利で、静電気を帯びて付着しやすく剥がしづらいです。機械等に付着して故障させたり、人の肺などを気付付けやすく有害です。
そのため、エアロックなどでレゴリスが建物内に入らないようにすることがとても大切になってきます。

(7)月震
地球は地震、月では月震、火星では火震です。(火震はまだ観測されてなく、今年に飛び立ったInsightという火星ランダ―が今月の26日に着陸し観測を開始する予定です。)
月では巨大な地震は起こりません。
せいぜい大きくてもマグニチュード3くらいだそうです。
これまでの観測では約4種類あると考えられています。
・深発月震(3145回/7年)
月の深いところで起こる。規模はマグニチュードでいうと1~2と、地球の地震に比べるとごく小さいが、数はもっとも多く起こっている。

・浅発月震(28回/7年)
月の比較的浅いところで起きている。規模は比較的大きい(最大でマグニチュード3~4にも達します)。

・隕石の衝突(179回/7年)
アポロの月震計には多数の隕石の衝突と思われるデータが記録されている。

・熱月震
月面にある岩が、昼と夜の間の温度差に耐えかねて割れるときの音が記録されている。地震としてはごくごく小さい。

・分類できないもの(7633回/7年)

このように地球とはメカニズムが違いますが、月でも地震が存在しています。火星ではどのようになっているのか楽しみですね。


今日は月の環境についてお届けしました。
疑問に思ったことや、こういうのを聞きたいなどあればぜひコメントでお知らせください。
明後日の「Think Space Habitat vol.1 ~Building on or in the moon~」もぜひご参加ください!
ではさようなら!!!

画像:NASA( https://images.nasa.gov/ )
参考文献:・月探査情報ステーション( https://moonstation.jp/ )

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

15

note編集部のお気に入り記事

様々なジャンルでnote編集部がお気に入りの記事をまとめていきます。
1つのマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。