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Teen Runnings の場合#1

次世代ミュージシャンの研究マガジン、第二弾はTeen Runningsのkanekoさんをお迎えし、インタビューさせていただきました。Teen RunningsのkanekoさんはSauna Coolというレーベルも運営されているのでそちらもチェックしてみてください。 
スペシャカレッジ通信 串田

串田

めっちゃ若く見えるんですがおいくつなんですか?

Kaneko

27ですね。

串田

あ、意外と。
神戸出身で今、東京に住んでるんですよね?

Kaneko

そうです。

串田

ソロではないですよね?

Kaneko

ソロではないですけど、
僕が音源を全部作っていて、
ライブはサポートしてもらってます。


串田

ライブは3人でライブやるんですね。

Kaneko

そうですね。

串田

神戸に住んでた頃から
Teen Runningsはやってたんですか?


Kaneko

神戸でやってたのは半年ですね。

串田

なるほど。
Kanekoさんはどうやって音楽始められたんですか?


Kaneko

どっから言ったらいいんですかね。
でも一番始めはハイスタですね。


串田

意外!

Kaneko

そっからですね。
最初ハイスタ聴いて、
一人でずっと中学高校の時ギター弾いてました。
大学に行ってサークルに入って、
そっから洋楽とかも聴くようになったんです。
Arctic MonkeysとかMUSEとかが流行ってたんで。
こういうTeen Runningsみたいなバンド組もうと思ったんは
大学の最後ですね。

串田

音源に宅録感がありますが、
全部自分でやるスタイルになったのはいつなんですか?

Kaneko

最初女の子2人と組んでて、
どっちもそんな上手くなくて、
メンバーにアレンジ考えてって言っても何もやってくれなくて、
そこからですね。
最初は本当に安い機材でやってたんですけど、
最近は安いけど快適な機材でやれてます。


串田

(笑)
東京に来たのはいつなんですか?


Kaneko

多分、2010年の夏前に組んで、
就職決まって上京した感じです。
仕事辞めちゃってからだらだらやってる感じですね。

串田

じゃあその時には、
始めの2人は?

Kaneko

いないっすね。

串田

じゃあ意識的には、
ソロユニットですか?


Kaneko

そうですね。

串田

なるほど。
一番始めにTeen Runningsの音楽に反応したのって、
どういうところなんですか?


Kaneko

最初、宅録をネットにアップした時に、
海外のレーベルから話があったりとか。


串田

おー、すごい!
日本ではなく海外なんですね。
海外から反応あってどうでした?

Kaneko

うれしかったですね。
でも売り上げとかにはあまり関わらないので、
最近はあまり考えないですね。
海外で出すにしても、
向こうのシステムがあって、
そこに組み込まれるとお金にもなるんですが。


串田

なるほど。

Kaneko

SAPPHIRE SLOWS(サファイアスロウズ)とかは、
完全に海外のマネージメントが付いて

お金になったりしてると思います。
あそこくらいになるまでは、
逆輸入ってパターンも難しいかなと思ってます。

串田

じゃあTeen Runningsは
海外からの逆輸入ではない感じですか?

Kaneko

どうなんですかね。
スウェーデンの音楽ブログとかに乗ったのが始めなんで、
逆輸入っちゃ逆輸入かもしれません。

串田

僕も初めにTeen Runningsさん知ったのは、
海外のブログではないですけど、
Hi-Hi-Whoopee見てだと思います。


Kaneko

あーそうですね。
音楽ブログにはちょこちょこ掲載してもらってます。

串田

あと今回のアルバムで言うと、
永井博さんのジャケに反応してる人は結構多いですよね。

2ndアルバム「NOW」ジャケ

Kaneko

デモを聴いてくれて格安で描いてくれたんですよね。
すごく良かったです。

串田

ばっちりはまってますよね。
そういう意味では、
Teen Runningsはシティポップの系譜って意識はあるんですか?

Kaneko

自分的にはシティポップっていうのはあんまなくて、
サーフシューゲイズを掛け合わした感じでやってて、
アメリカっぽい感じっていうのくらいですね。
意識的には。


串田

そうなんですね。
じゃあ大学ではまってた音楽はやっぱりそういった音楽なんですか?


Kaneko

大学の時にオーストラリアに留学していて、
The Beach Boysがその時の町並みにすごく合ってたんで、
フィーリングがそういう感じになって、
その後、Best Coastの音楽聴いた時に、
これやってみようと思いましたね。


串田

確かにアルバム聴いてて、
そういった日本的ではない情景が浮かびますね。

#2に続きます。

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