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電気主任技術者資格取得まとめ

ここまで、電気の業界に新しく進んでいく方を中心に、資格取得をするなら何が良いのかという視線で記事を書いてきました。今回はその小まとめとして記載します。

目指すは国家資格

結局、ゼロから最初に学ぶ方が、一定のレベルに到達した証として資格取得を目指すなら、国家資格がお勧めで、最初に取得すべきは「第2種電気工事士」です。これは工事を仕事にしなくても入門的に取得しておくべきと思います。

次に、時間の制約もある中で、将来役立つ資格取得を目指すなら、「第三種電気主任技術者」をお勧めします。

これは、専門家として見られやすく、また、ご自身の取り組み姿勢や努力する人間性の証でもあり、能力の証明でもあります。今年、2023年度からより資格取得しやすい試験制度になったこともあり、お勧めです。


さらに、ここからの流れとして、
「就職時に有利(昇進のきっかけにもなる)」
「電力設備のある事業所の法律上義務付けられている主任技術者として勤務(他の仕事もするとしても)」
「実務経験を積めば、電気管理技術者として独立して保安業務ができる」
「転職・退職後への備えとして」
「第二種電気主任技術者、電気工事施工管理技士への足掛かりとして」
というように仕事に活かせるでしょう。


また、こうした電気関係の情報では見かける機会が少ないのですが、
「第2種電気工事士」「第三種電気主任技術者」は、女性も目指すべきと思います。男性でなければできないとか、身体がきついということとは、直接的には無関係だからです。


さらに業界的に言えば、全国どこでも需要がある、電気を使う人は全国どこにでもいる。という当たり前のことが、家庭の事情などで転宅をすることになっても、仕事を見つけることができるという点もメリットだと考えます。

 


支援者としてのまとめ

つづいて、お客様の資格取得をサポートする立場からの小まとめです。

1.電力保安業界は、高齢化が進み若い世代の方が求められていることから、若い世代にも働きがいのある、制度変更が進みつつある。
⇒制度変更が働く人々に多くの機会をもたらす。

2.電力保安業務は、全国どこにでも仕事があるため、ワークライフバランスを実現する環境が得られやすい。従って子育て中の若い世代にも、年金の補充を求める世代にも自分にマッチした働き方が実現しやすい。
⇒生きがいを感じる生活と仕事を両立できる。

3.電気主任技術者の資格を実務経験で取得できる実務認定は、働いた企業がなくなると証明印がもらえず、あなたの実務経験も消えてしまう。
⇒もっとも心配な要素です。(後からの取得は、ほぼ不可能)

 

4.電気主任技術者の資格は、有効年数や更新手続きがないため、早期に取得すれば、自分にマッチしたチャンスをつかみやすい。
⇒自宅から通いやすく、働きやすい環境の施設の主任技術者になる。

5.自分の実務経験でも、自分で書くのは案外困難で、行政に7回も8回も出かけて、結局取得できなかった人もいるようです。
⇒その結果、ネットには「実務経験で電気主任技術者は取得できない」という完全な誤情報もあります。当事務所の実績とは全く逆です。

6.過去200人以上の、実務経歴による電気主任技術者資格及び関連資格の取得実績のある行政書士事務所はごく少ない。
⇒おそらく当事務所が随一という自信があります。

 

7.自分で実務経歴を書きたいとおっしゃる方から、多忙等のためフルサポートを望まれる方まで、対応できる行政書士事務所はごく少ない。
⇒自分でやり掛けたが進捗しないというお客様のサポートも充実しています。

8.免状がにせもの等詐欺まがいのトラブルもあり、官公署に提出する書類を作成の専門家である行政書士が適任です。
⇒ただし、電力の現場に関する業務が扱える行政書士はごく少数だと思います。

 

9.電験2種の有資格者で、電力技術者としても長年の経験のある代表者が対応するため、技術上の経験が有効に反映できる。
⇒シーケンス番号でも、略号でも使って下さい。水力・変電・送電・配電・太陽光発電設備から、他の施設のお客様の実務経験まで実績十分です。

 

よくある専門学校の広告のように、この資格を取得すれば、それだけで人生バラ色・・・のような事は申しませんが、将来の足掛かりになり、またすぐに生かせなかった場合でも、持っていて費用は掛からず更新も不要で、将来急に仕事で困った時に自分を助けてくれる、よりどころにもなると信じています。

気になる事があれば、お気軽にメールでお問合せください。


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