可愛いレズビアンは大変。

昔の話。
その日はとある客さんの誕生日だった。定休日に店を貸し切りにして仲のいいお客さん達だけでパーティーをやることになった。
彼女は控え目にニコニコしてた。かわいいから色んな人に話しかけられるんだけど、ある人曰く「壁がある」らしい。
私だけが彼女がレズビアンだと知っている。

ほとんどのセクシャルマジョリティ男性はビアンという記号に対応できないし、したくない。
自分の男性性を否定されているような気がしてしまうからだと思っている。
もしくはメディア洗脳によりエロと結びつけることしかできない。
「男関係でいやなことでもあった?」(トラウマとかじゃなく、あなたがゲイを肉体的に愛せないのと同じ理由だよ)
「よーし、じゃあおれが男のよさを教えてやるよ!」(まずはあなたが先にゲイの良さを知ってくればいいんじゃないの)
「レズなの?えろーい」(想像力が貧困なのはわかりました)

私は女性にもてないフェム系バイという自分を受け入れてから周囲の無神経発言にぴりぴりしなくなってきたと思ってたけど…
ビアンを病気みたいに思わないでほしいな
性的だったり個人的なこと聞かないでほしいな(ノンケでもいやがる人はいるでしょ?)
勝手にカミングアウトしているくせに、文句ばかり。だから何1つ漏らさない彼女は聡明だと思った。
個人の価値観を否定するのはよくないなーと思う。それは私もされたくないから、ビアンという存在に変に理由つけて自分を納得させようっていう彼らも否定すべきじゃないんだよね、ほんとはね。戦うのではなく意見の相違があるとしたいね。

2009.7 過去の日記から抜粋まとめ
#セクシャルマイノリティ

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