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太陽光に耐えられないまぶしさを感んじる方におすすめの遮光(しゃこう)レンズについて説明します!

メガネ店に行けば。さまざまなサングラスが売っています。ファッションとして使うなら気に入ったデザインを選べば良いでしょうが、機能面を重視する場合のレンズ選びは慎重に行いたいものです。

普通のサングラスでは眩しさの軽減が十分でないという方におすすめなのが、遮光レンズという特殊なレンズを使ったサングラスです。

このレンズは人間が光として感じる範囲である可視光線の中で、特に眩しさを感じる波長の短い光を遮断する機能を持っています。


羞明[しゅうめい]

僕は普通のサングラスではまぶしくて役にたたない症状を抱えています。人がまぶしいと感じない光をまぶしいと感じるのです。これを医学用語で
羞明(しゅうめい)と呼ぶそうです。

ドライアイ、白内障、斜視、虹彩炎、視神経疾患、などの症状で、通常なら眩しく感じない光であっても、つらくて目が開けられない!そんな症状で悩んでいる方には、重宝なサングラスですので参考にしてみてください。

もう少し僕の症状を話すと、晴天の太陽の下では眩しくて、目が開けられません。角膜に原因があります。

角膜は目の前面にある透明な層で、光を最初に通過する部分です。この角膜の細胞がうまく機能せず、どんどん濁ってしまう病気で、水疱性角膜症という病気です。そのため、波長の短い光線は正しく通過せず、眼内で散乱してしまいます。その影響で、網膜が光に対して過敏反応を起こしてしまうのです。

白内障手術の後遺症だと言われています。

感じるまぶしさは強烈で、目を開けられないばかりか、無意識に固く閉じた瞼からは涙があふれ出て、身動きが取れなくなり、全ての思考が止まってしまうほどの辛さを感じてしまうのです。

光過敏症の僕の愛用品

そんな僕が愛用しているサングラスが「遮光レンズ」というちょっと特殊なレンズをつかったものです。このサングラスをかけると、他のサングラスでは解消できない眩しさが軽減され、晴れた日でも外を歩くことができるようになります。

太陽の光の眩しさの原因は青色光線

ご存知の方も多いと思いますが、太陽の光を大まかに分けると波長の短い順から「紫外線」「可視光線」「赤外線」に分けられます。この中で光を感じる(見える)のは可視光線だけです。

TOA株式会社HPより

可視光線とは、光の波長で表すと「380nm〜780nm」に属する光で青系〜黄系〜赤系へと見え方は変化します。

この中で、波長「380nm〜500nm」の光はエネルギーが大きく、さらに波長が短いため、大気中のさまざまな分子とぶつかり光が散乱しやすい性質を持っています。

角膜が傷ついたり、濁っていると、波長の短い光はそこで散乱し、体感として眩しさを感じやすくなるのです。

この波長の光は青色が特徴で、380nm〜500nmの短波長光(青色可視光線)を効率的に抑え、それ以上の光はできるだけ通すように設計されたフィルターレンズが遮光レンズです。

東海光学HPより


遮光レンズとブルーライトカットレンズの違い

青色可視光線を防ぐレンズにブルーライトカットレンズと呼ばれるレンズがあります。


パソコンやスマホを日常的に使う時代になってクローズアップされたレンズですが、これらの電子機器の画面からも波長の短い青色可視光線が放たれています。ブルライトカットレンズは、LED画面や液晶画面など人工的に光から出るブルーライトを避ける効果のあるレンズのことです。

これに対して、遮光レンズは、デジタル専用のブルーライトカットレンズよりも波長に対する対応範囲は広く、特に太陽光(自然光)に対して高い効果を発揮します。

サングラス(色付きレンズ)と偏向レンズ

通常のサングラスは、色を濃くすることで光の量を調節します。眩しさの感度は人それぞれですが、濃度が強いと全ての波長の光を遮るので視界が悪くなるというデメリットもあります。


偏向レンズは、特定の反射光を効率的にカットする機能を持ったフイルターを貼ったレンズです。反射光には、それぞれ特養があり、例えばアスファルトに反射する光、海面に反射する光、草木の緑に反射する光、ガラスの反射の光、など反射光の偏りの波長をコントロールします。

通常のサンクラスのように色を濃くしなくても、特定の光を遮ることができるので、目的に合わせた偏向レンズを着用することで、視界を落とすことなく眩しさを軽減することができるレンズです。

UVカットレンズ

UVカット(Ultra Violet Cut)仕様のサングラスは,よく耳にする、紫外線をカットするレンズですが、眩しさを軽便するものではありせん。

目に有害な紫外線は、波長380nm以下なので、目に見えないので明るさを感じることはないからなのです。

遮光レンズはどこでも購入可能なのか

遮光レンズはレンズとしては特殊で決してメジャーではありません。既製品のサングラスとしての製品のとり扱いも限られています。

遮光レンスは、レンズメーカーの東海光学社が有名です。レンズメーカーとしての実績のある企業です。店頭になくとも取り寄せる形で対応が可能かを事前時確かめるの良いでしょう。

度付きサングラスとして作る場合は、豊富なフレームから、お気に入りのものを作ることが可能です。

現在はフレームとレンズを一体で販売するチェーン店が多いですが、遮光レンズの選択がオプションでも扱えない場合が多いので、やはり確認が必要です。

取り扱いがある店舗の一覧は、東海光学のホームページから確認できるようになっています。以下にリンクを貼っておきます。

ちなみに、私はメガネ本舗というお店で購入しました。このお店はレンズフレーム一体価格で購入できました。大阪在住の方は参考にしてみてください。

福祉補装具品としての申請も可能

東海工学の遮光レンズは、福祉舗装品として利用可能な認定品ですので、視覚障害手帳をお持ちで、舗装品の購入補助金支給が対象の方、もしくは遮光レンズの使用を行う以外に症状の改善が難しいとの眼科医の判断があった場合は、手帳保有者でなくとも、補助の対象となります。該当する方は利用することをお勧めします。

白内障の手術を受けて、視力は回復したが今までよりも太陽の光が眩しくて困る方は多いと思います


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