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メデイアの変化がドラフト会議の風景を変えた

 記憶が正しければ、僕が中3の秋、ドラフトの目玉は早稲田の岡田彰布は6球団競合の末阪神が1位指名、翌年は、東海大学の原辰徳が4球団競合の末巨人が1位指名した。

 あれから40年超、二人は今年のドラフト会議で、それぞれのチームの監督として一人の高校生を巡ってクジを引いた。 

 東西の人気球団、彼は野球選手としての喜びと大きな気負いを感じている事だろう。

メデイアの中心はテレビだった時代


 当時のプロ野球人気はセ高パ低、その中でも巨人一強であった。

 その為、ドラフト指名を受けても、意中の球団でなければ入団を拒否をする選手も少なくはなかった。

 球団経営も、巨人戦に頼り切り、普段閑古鳥の球場も、巨人戦の入場価格は高額のG料金でも満員となった。

 目の前で、毎日テレビに映っている選手がプレーするのだから、当然といえば当然。1億全員、メデイアはテレビオンリーで、一方的な情報を受けとるしか術がなかった時代です。

 パリーグは巨人戦を希望するあまり、セパ統一リーグ構想が起こり、統一戦の開催などの流れに至った。

過去10年間でドラフト指名拒否は3名

 この流れが変わったのは、ネットの普及だと考えられます。今やメデイアの中心はネットで、誰でも自由に発信ができます。

各球団のメデイア戦略も、地域に根差した独自の運営を行い、地域のファンと直接繋がることができるようになりました。

 これにより、巨人頼みのプロ野球の構造は変わりることになります。

 今や、ドラフトにかかる選手世代は、物心ついた時から携帯やスマホがある時代です、12球団どこのチームの情報も、自由に受け取れる環境で育った彼等にとっては、プロ野球🟰巨人という考えはもはやないのでしょう。

 有力選手に至っては、大リーグの登竜門的な位置付けをしているようです。

メデイアの変化はドラフト会議の風景すら変えて
しまいました。

 40年前のスター選手がどのような采配を行うのか、虎党としては来シーズンが楽しみです。


 






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