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インスタマーケに欠かせない《ユーザーに刺さる》オリジナルハッシュタグの作り方

Spark!では過去に弊社Webサイトにブログを公開していました。その中でも人気のあった記事を厳選してこちらのnoteにお引越ししていきます!
第一弾はインスタマーケに欠かせないユーザーに刺さる》オリジナルハッシュタグの作り方のブログです。

【以下転載となります】

こんにちは! 2018年10月に新卒としてトライバルメディアハウス(以下、トライバル)に入社したSpark! の山本です。
学生時代はマーケティング会社でインターンをしており、インスタグラムのアカウント運用やハッシュタグ分析、インスタグラマーのキャスティングなどを行っていました。
現在は、トライバルでインスタグラムやTwitter、LINEなどSNS全般の運用支援を担当しています。
学生時代(インターン)と合わせると約2年SNSの運用支援をしていますが、その中で感じることは「やっぱり、インスタグラムマーケティング奥深い。未知。生き物。」ということ。でもそこがおもしろいし、なによりクライアントと一緒にさまざまな施策に取り組めることが楽しく、やりがいを感じます。
そんなこれまでの経験を活かして今回ピックアップしたテーマは、インスタグラムマーケティングには欠かせない「オリジナルハッシュタグ」について。
オリジナルハッシュタグの考え方から実際の使い方まで紹介していきます。

オリジナルハッシュタグとは?

他のSNSと異なり、インスタグラム上のハッシュタグ(#)の付け方は大きく2つに分けられます。

A:「#カフェ」「#レシピ」など一般の名詞に付ける場合
B:「#カフェ好きな人と繋がりたい」「#デリスタグラマー」などインスタグラム上で発生した造語に付ける場合

Bのような造語は、特定ジャンルが好きな人たちによるインスタグラム上の「合言葉」のようなもので、そのジャンルが好きな人たちが投稿する際によく使われます。
例えば、旅好きの人たちの場合は、「#旅スタグラム」などの合言葉を使って旅で撮影した写真を投稿します。この合言葉が「オリジナルハッシュタグ」と呼ばれるものです。
この「オリジナルハッシュタグ」を図で表すと、このようになります。

企業やブランドが独自に作り出し、自社のお客様との「合言葉」として共通言語にすることで、ユーザーが自発的かつ無意識に「共有」や「提案」をする投稿が集まったり、「検索」して見つけた投稿を「承認」しあったりするようなコミュニティが生まれていきます。

もしこのような空気をインスタグラム上で作ることができれば、企業ブランディングや認知拡大に大きく貢献することができます。
また、そのハッシュタグがつけられた投稿を企業アカウントが紹介することで、ファンとのコミュニケーションの一つとしても活用することができるため、インスタグラムの運用においてオリジナルのハッシュタグの活用はとても有効な手段だと言えます。

オリジナルハッシュタグ作成の前にテンプレートを作ってみた

オリジナルハッシュタグを作成するときのポイントは、「ユーザーが(このハッシュタグを使って)投稿したいと思うか。」これに尽きます。
では、一体どのようなハッシュタグがユーザーにそう思わせるのでしょうか。

今回は「現在人気のあるハッシュタグを紐解けば、ユーザーが投稿したくなるハッシュタグのヒント(要素)が見つかるのではないか。」という仮説のもと検証してみました。
つまり、0から考える造語ではなく、インスタグラムですでに馴染みのあるハッシュタグを参考にすることで、ユーザーに受け入れられやすいオリジナルハッシュタグがつくれるのではないか、と考えたのです。
以下の手順で検証してみます。

【①】インスタグラム上で人気のあるハッシュタグのジャンルを独自に選定。
各ジャンルのハッシュタグから投稿件数が1000万件以上あるものの、人気投稿の上位30投稿で選定したハッシュタグと一緒に使用されているハッシュタグを洗いだし、その中からインスタグラムのみで使われている造語を抽出します。

実際に各ジャンルのハッシュタグを洗い出したものがこちら▼

【②】①で抽出したハッシュタグから、自社の商品・サービス名などを代入できそうなものをピックアップし、テンプレート化したものがこちら▼

インスタグラム上で見慣れたフレーズが集まりました。これをテンプレートとして活用することで、オリジナルハッシュタグが考えやすくなります。

実際にオリジナルハッシュタグを考えてみた

それでは実際にオリジナルハッシュタグを作っていきます。今回は、わたしが最近インスタグラムでハマっている「文鳥」で考えてみたいと思います!
インスタグラム上でひそかに盛り上がりを見せている文鳥ですが、「文鳥」に関するハッシュタグはまだまだ少ないので、新しい文鳥ハッシュタグを生み出してみたいと思います!
皆さんは自社のブランド名や商品名を入れて考えてみてください。

【Step.1】 先ほどのテンプレートの〇〇部分に「文鳥(ぶんちょう・ブンチョウ)」を当てはめてみます▼

【Step.2】 インスタグラム上で、既に投稿数が多いものや自社とあまり関係のないハッシュタグは除きましょう。
読んでみた時に違和感があるものも、同じように除きます。最後に、ひらがなやカタカナで体裁を整えたら……。
このようなハッシュタグが完成しました!▼

最後の「けしからん」とは、本来“大変異様な状態”などのネガティブな意味を持ちますが、インスタグラム上でよく使われる「#けしからん風景」というハッシュタグでは“景色を絶賛する”というポジティブな意味で使われます。そのため「#けしからん文鳥」は、「絶賛するほどにかわいらしい文鳥」という意味になり、かわいらしい文鳥の投稿をたくさん集めるのにぴったりなハッシュタグになると思います♪

投稿したくなるTipsはコレ!

テンプレートに当てはめるだけでもオリジナルハッシュタグは十分できあがりますが、最後の微調整が投稿したくなるかどうかの重要なポイントだと私は考えます。

■ひらがな・カタカナ・漢字のバランス
例えば、インスタグラムでよく見かける「#〇〇くら部」というハッシュタグ。「#置き画くら部」や「#手元くら部」などがあります。この“くら”のように一部をひらがなにすることでワード自体のゆるさが表現されており、インスタグラムらしさを感じます。また、この「#〇〇くら部」はインスタグラム上ではお決まりの表記となっており、投稿件数にも大きな差があります。

#置き画くら部・・・1,147,669件
#置き画倶楽部・・・297,153件(※4/25時点)

オリジナルハッシュタグを決める際は、インスタグラム上で既によく使われているオリジナルハッシュタグをしっかりと観察し、どんな文脈で語られているのかを判断することも重要です。

■ユーザーに寄り添った、ちょいゆるハッシュタグ
「#私のおいしい写真」というハッシュタグも、「#おいしい写真」だとテーマに合わせないといけないのかな、と思われてしまいますが、“私の”をつけることで、「自分は自分であり、自分の好きなものを投稿すればいいんだ」という気持ちになります。
ユーザーが投稿する際の気持ちを想像し、投稿することに対しての心理的ハードルを下げるワード選びもポイントだと考えます。
こちらも実際に投稿件数に差が出ていることが分かります。

#私のおいしい写真・・・161,145件
#おいしい写真・・・21,450件(※4/25時点)

オリジナルハッシュタグが完成したらやること

オリジナルハッシュタグが完成したら、ユーザーに投稿してもらう仕組みを考えます。主な手法は以下の4つが考えられます。

■プロフィール、投稿、ストーリーで、オリジナルハッシュタグを付けて投稿することを促す
■キャンペーンやインスタグラマーによる施策を実施し、オリジナルハッシュタグの投稿件数を増やす
■自社アカウントの投稿にも必ずそのオリジナルハッシュタグを用いる
■実際にオリジナルハッシュタグを使ってしてくれたユーザーの投稿を自社のアカウントで紹介する

オリジナルハッシュタグを使ってもらえるような仕掛けを用意し、まずはオリジナルハッシュタグを知ってもらいましょう。また、実際にユーザーに使ってもらうことができたら、自社アカウントで紹介するだけでなくその投稿にいいねやコメントをすることで、ファンとのコミュニケーションにもなります。

最後に

オリジナルハッシュタグは、0から考える造語ではなく、インスタグラム上に既にある造語を活用することでハードルが低くなり、さらにはインスタグラムユーザーに受け入れられやすい企業のオリジナルハッシュタグが作りやすくなります。
ぜひ、オリジナルハッシュタグ考える際の切り口のひとつとしてご活用ください!

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