編集スパルタ塾を終えて

編集スパルタ塾を終えて

これまでの受講生も記していますが、編集スパルタ塾は、編集のあれこれを1から学べる場ではありません。

かといって、編集経験者しか受講できないということはありません。

募集要項にそんなことは一言も書いてありませんし、僕自身、編集未経験の市役所の介護保険課の職員です。

「少しでも引っかかる人は、是非受講を」

編集スパルタ塾に関心があると言う方は、現状に満足せず、何かしら悶々としたものを抱えていると思います。僕も、業務が縦割り横割りで完全に仕切られ、決められた範囲でしか動けないということに悶々としていました。編集スパルタ塾で学んだことは、自由自在にありとあらゆるものを結合させて、新しいものを生み出せる可能性を秘めていました。レッドブルのコピーに「翼をさずけよう」とありますが、まさに翼をさずけていただいた。そんな感じです。

「菅付けさんにアプローチを」

実際に通うことになった場合は、尻込みせず、菅付さんにどんどんアプローチしてください。たとえば、発表者に選ばれなくとも、「どうだったんですか?」「どこがダメだったんですか?」と聞きにいく。発表者に選ばれずそのまま何もしないで帰ると、自分の提出した課題は何のコメントもしてもらえません。明らかに駄作だった場合(時間切れで途中までのものを提出した等)、選ばれない諦めもつきますが、自分が自信を持って出したのに選ばれなかったとしたら。他の受講生より優れていたのになんで・・・。なんて気持ちを持ってしまったら。それが原因で塾から足が遠のいてしまったら。それではもったいなさすぎます。

「一緒に呑むチャンスは出来るだけ逃さない」

呑んだら一回は隣に座る。話す。発表時に対峙しているときと、おそらく、ちょっとだけ印象が変わるはずです。塾生の成長、今後の活躍を誰よりも願っているのは菅付けさんなんだなぁとつくづく実感しました。       そもそも、会場となる本屋B&Bの醍醐味の一つは、人と人との接触にあります。そこで開催される編集スパルタ塾の醍醐味も、もちろん人との接触なのです。菅付さんや他の受講生、スタッフの方々との出会いは、講義に匹敵するものがあります。

「眠気覚ましのコーヒーは不要です」

会社の研修など、講義形式のものはコーヒーがないと眠くなってしまうため、必ず持ち込んでいます。ところが、編集スパルタ塾では一回もコーヒーを飲みませんでした。全く眠くならなかったのです。菅付さんの講義や、他の塾生の発表の全てが自分の血となり肉になるため、からっからに喉が渇いて冷たい水を欲するかのように授業を聞いていました。といいながら、たまに講義中にビールを飲んでいたときもありました。(あまりの緊張をほぐすためと、B&Bの売り上げに貢献するという言い訳のもと)

「アウトプットのためのインプット」

だいたいは課題が発表されてからリサーチして、企画を考え、パワポを作成して提出します。課題が出てから提出まで2〜3週間です。時間配分を考えずにやると悲惨なことになります。時間がない中で、リサーチ(インプット)の部分は、どういう企画ができるか(アウトプット)にもろ直結するので重要です。アウトプットを念頭にインプットするので、漠然と本を読むより俄然集中しましたし、関心のなかった分野の雑誌(VERYや週刊文春など)も没頭して読み込みました。

「ゲスト講師や菅付さんから褒められると自信になる」

通う前であれば「これ、面白いかも」と、企画を思いついたとしても、自信が無くて形にしようと思わなかったでしょうし、何となく恥ずかしかったりして、他人に説明しようとも思いませんでした。それが、ゲスト講師や菅付さんから度重なる叱咤激励を受けた今、何かを企画をして誰かに伝えることは、怖いことや恥ずかしいことではなくなりました。

編集スパルタ塾で培ったタフなマインドで、自分なりにどんどん勝負していこうと思います。

かねそう

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