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目からビーム!140 日本学術会議を仕分けせよ!

 悪夢の民主党政権の事業仕分け、僕はこれを公開のサドマゾショーと呼んだ。「2位じゃダメなんですか」と嬉々として目を吊り上げる蓮舫議員を「奪衣婆の顔」とも表現した。奪衣婆(だつえば)とは三途の河原で死者を待ち、その衣服を剥ぐ冥界の老婆である。
 結局、事業仕分けは衆愚の嗜虐心をくすぐっただけで、すべて失敗に終わった。あれによって、ただでさえ少ない日本の科学研究費は削減され、理系方面の研究は、少なくとも10年足踏みすることになった。その間、エレクトロニクス分野では韓国が大きく台頭している。まさか、民主党はかの国の回し者ではないか、とさえ思ったものだ。
 その蓮舫議員だが、今にして思えば、スーパーコンピューター開発費に突っ込む同じ弁舌でもって、日本学術会議にも事業仕分けの大ナタを振るってほしかったと思う。政権交代フィバーに浮かれていたあの当時、大衆もメディアも快哉を挙げこそすれ、新会員候補6人の任命を拒否した菅元総理が受けたような大バッシングもなかっただろう。
高額な給与をもらいながら授業を休講してのデモ三昧、「お前は人間じゃない、叩っ斬ってやる」と、およそ教育者らしからぬ暴言を吐くことが仕事のお気楽な「先生」に数億円の科研費をくれてやることこそ、“スーパー無駄遣い”そのものではないか。

新宿太宗寺の奪衣婆像。有形民俗文化財。
この顔が三途の河原で待っているのかと思うと、まだ当分死にたくない。

 その日本学術会議だが、まだまだ、知らないうちにいろいろやらかしてくれているようである。西日本新聞5月17日付にこんな記事が載った。
《「トランスジェンダーの学生が女子校・女子大に進学できないのは『学ぶ権利』の侵害に当たる」。日本学術会議による17年の提言後、同大を皮切りに奈良女子大(奈良市)、宮城学院女子大(仙台市)など少なくとも3校が続き、日本女子大(東京)が来年度からスタートさせる。検討中のところもあるが、約70校ある女子大では少数派だ。》
17年というから、もう5年も前に出した提言ということになる。こんな戯言に尻を引っぱたかれる大学も大学である。トランス女子を受け入れろというなら、単純に共学にすればいいだけの話である。「女子校に入りたい普通の男子」だっているはずだろう。彼らを差別するのか。トランス女子が女子大の運動部に入部すれば、それはそれでまた別の問題が起こってくるだろう。
 このままいけば、近い将来、「体は女だけれど心は男の力士」が大相撲の土俵を踏み、「体は女だけれど心は女」の親方が誕生するかもしれない。日本相撲協会は今から心せよ。
 
初出・八重山日報

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(追記)
「体は女だけれど心は男の力士」、四股名は女体山か、はたまた若乳房か。
 それはともかく、▼学術会議はやはり潰した方がいいな。

WW2ではあるまいし、現代の戦争で専門職でもない学生を投入して即戦力になるのか。そもそも学徒動員のどこが負の歴史なのだ? 国土と同胞家族を守るために学業を放擲し戦地に向かった多くの学徒兵に対し、あまりにも失礼だろう。


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