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キーに合わせてドリアンスケールを弾くトレーニング

今回はキーを五度ずつ上下に変化させながらドリアンスケールを弾いていくというトレーニングを思いついたので書いていきますね。

ちょっとややこしいかもしれませんが、頑張って説明します!

ではいきます!

まず変化させていくルートの流れを確認しておきます。

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D-A-E-B-F#-C#で、これは五度ずつ上がっていくルートモーションです。

ちなみに調合(Key Signature)でシャープのつく順番が"ファドソレラミシ"となるのですが、その順番と同じです。

使う弦を五弦と六弦に限定して書きました。。。他にも選択肢はあるんですがちょっと訳あってこの場所にさせてください。

次に、このそれぞれのルートから二種類の、多分ギタリストが一番よく使うであろうペンタトニックスケールをベースにしたドリアンスケールのポジションを書いてみました。

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二種類のポジションがあるとはいえ、まぁ実際平行移動するだけなので、前述のルートの位置をしっかりイメージしながら進んでいけば大丈夫だと思います。

もしもここで引っ掛かってしまうのであれば、この練習をタブ譜を見なくても弾けるようにしてから次に進んだ方がいいかもしれません。。。

なんなら実際に弾かなくっても、ルートの位置を五弦か六弦で任意に決めたら、そこからのドリアンのポジションがうっすら指板上に浮いてくるくらい覚えてしまいましょう。

さてこれで準備ができたとします。

キーチェンジの際にできるだけ近いところでポジションを変化させながら、五つのドリアンスケールのポジションを順に弾いていくといった譜例を書いてみました。

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どうでしょうか。

今弾いているスケールのルートと、そのルートからの二つの内どちらかのドリアン(要するに一つ上の譜例です)のポジションを常に意識しながら弾くようにしてみてください。

どんどんポジションがキーに従って展開していって、C#ドリアンになった時に元の形が全て半音下がった形に。。。という事はここから同じプロセスを繰り返していけば、指板的にはヘッド方向に下がりながら五度ずつキーが上がっていくことになります。

いや実際、各スケールポジションに対するルートが、迷わずに割り出せるのであれば、こんな練習は必要ないかもしれませんね。。。でも私はこんな感じでドリアンスケールのルートとポジションの関係を見ています。

そうする事によって、できるだけ覚えておくべきインフォメーションを少なくしたいっていう工夫なんですが。。。わかりますでしょうか。。。これ、私の説明の下手さが悔やまれる。。。すみません。。。

では今度はルートモーションが五度で下がっていくようにキーを変化させていきましょう。

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ルートだけ表すとこうなります。

D-G-C-F-B♭-E♭で、"シミラレソドファ"。。。調合(Key Signature)でフラットのつく順番と同じです。

ここからのドリアンスケール、二種類のポジションに限定したものです。

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 ここまでの感じは五度で上がる動きと同じような感じでいけると思います。

ある意味五度で上がる方か下がる方かをどちらかだけしっかりやっておけばいいような気も少ししますが、まぁここまで来たら一気にいっちゃいましょう。

では先ほどの条件と同じく、近いポジションでキーチェンジをしていきます。

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五度で上がる時と同じく、これもE♭ドリアンで全てのポジションが半音上がりました。

この先もどんどん進んでいって、任意のドリアンスケールを指板のどのエリアでも弾けるように練習していきましょう。

ちなみにこの、五度で下がるルートモーションのカラオケなんかはよく12キーのII-V-Iみたいな形でネットなんかにもあったりすると思います。

iReal Proなんかにも最初から入っていますしね。

慣れて来たらカラオケ音源に合わせて自由にアドリブを展開させながらスケールポジションの変化を感じるのも良いと思います。。。ってなったらもうこの練習自体はいらないか。。。

なので、カラオケに合わせて練習するのであれば、上の譜例の通りに、四角四面にスケールをさらっていくところからですね。

この練習の性格的に、実際タブ譜を見ながら弾ける事に完成は無いので、タブ譜を見ないでどんどんキーチェンジをしていくという練習に発展させていけるように頑張りましょう。

システムを理解して、オートマチックにキーが変化できるところまでくれば、次への発展があると思います。

もっと上手く説明できたら良いんですが。。。頑張ります!

とりあえず試してみてくれたら嬉しいです!

では〜。


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