初めて献血した。
ずっとしたいと思いながら、血を抜かれてその後動けなくなったらどうしようとか、献血針って太いって聞くから今まで刺されたあれより痛いのかな？とか色々考えてできずにいた。

でも日本の偉い人が被害にあったあの事件で、
ものすごい人数分の血液が使われた、と報道を見て1人救うのに(助からなかったけど)こんだけ必要なんだなと思ったのが1つ。

そして久しぶりに会ったママ友さん。
半年くらい前に公園で会った時はお腹が大きかった。
心のどこかで「2人目いいな」と思ったんだと思う。健康な人はいいな、経済的余裕がある人はいいな、協力的な配偶者がいていいな、と思ったんだと思う。
自分以外は簡単に子供作れてぽんぽん産めるんだ、くらいに思ってたのかもしれない。

なのでさらっと「あれ？前お腹大きかったけど男？女？」と聞いたら顔が曇り「生まれつきの病気があって生まれてからずっと入院してるの。」と。
「そうかーそれは大変だね」としか言えなかった。そのタイミングで息子が走りだしたので少し離れたんだけど、明らかにママは涙をぬぐってた。

ごめん。本当に。

子供は簡単にできないし、簡単に生まれないし、生まれても全員が無事に五体満足で大人になれるわけではない。
十分わかっていたし、不妊治療中と流産後と産後は特に身を持って経験したから意識してたけど幸いなことに子供はとても元気（アトピーだとか喘息だとかあるにしても）で今のところ命に係わる病気もしたことが無くて入院もしたことがないから頭から離れていた。

みんなが無事に出産できて生まれた子が家で元気に育っている訳じゃない。

その子の病名はわからなかったけど
何にしても、輸血で助かる命はたくさんあるよな。
と思ってたらちょうど時間ができてやることができた。
その前にフォロワーさんに聞いて安心感をもらってたのもある。
またやりたい！と思えた。

しかも、血液検査までしてもらえるなんて。
こちらを理由にやる訳じゃないけど少しばかり人の役に立てておまけで検査してもらえるならしない理由なんてないじゃないか。
「趣味は献血です」って高校生の時に自己紹介で言ってた男子がいたけど今思えばすごいな。
次は冬になったらできるらしいのでそれまでに貧血、口の中、傷に注意してどなたかの血として使われたらよいなー。