【武豊ファン】1998年中山記念サイレンススズカ-最速の逃亡者誕生-

2月25日にはG2の中山記念(中山芝1800m)が行われる。
武豊騎手はオルフェーヴル産駒のソーヴァリアントに騎乗する。
さて、武豊騎手と中山記念といえば、やはり1998年のサイレンススズカが強烈なインパクトを残していた。

当時のサイレンススズカといえば、天性のスピードを活かした大逃げのイメージがあった。クラシックは気性的に抑えるのも苦労しており、天皇賞秋の大逃げは直線失速するものの、凄まじい見せ場を作っていた。

暮れの香港から武豊騎手とコンビを組み、古馬になってOPを逃げ切り勝ち。
そして迎えた中山記念では圧倒的1番人気に支持され、好スタートからハナを切る。

鞍上が手綱を持ったままでグイグイと差を広げていき、自然と大逃げの形になってしまう。気持ちよさそうに逃げ続け、4コーナーから直線では差を詰められそうになっても、そこからまた加速。
坂を越えたあたりでローゼンカバリーが猛然と追い込んできたが、時すでに遅し。
サイレンススズカが初重賞を飾った一戦となった。
ここから重賞を5連勝するのだが、まさに最速の逃亡者が誕生した瞬間だったといえるだろう。

さて、今年のソーヴァリアントはオルフェーヴル産駒で、その父親はステイゴールド。
そう、サイレンススズカと同期で98年の宝塚記念ではワンツーフィニッシュしている。ちなみに武豊騎手はこのレースでエアグルーヴに騎乗して3着に敗れている。
ソーヴァリアントは中穴人気になりそうだが、一発を期待したい。

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