平昌五輪覚書 男子モーグル

基本的にどんなスポーツも見るのは大好きなので、平昌オリンピックもとても楽しく見てます。今日(2月15日)までの競技で個人的に楽しみにしてたのが男子モーグル、男子ハーフパイプ、フィギュアのペアで、どれもおもしろかった。

モーグルは日本だと里谷多英のせいというか、彼女のおかげで女子が注目されがちなんですが、男子の方が圧倒的にダイナミックで好きなんですよ。下馬評では堀島くんに期待が高まっていましたが、どうしてもカナダのキングズベリーが金をとるところが見たくて。

キングズベリー は、バンクーバーで金を取った同国の英雄ビロドーに代わって、ソチまでずっとモーグルを引っ張ってきた選手です。ソチのシーズンにビロドーが復活しても、キングズベリーはトップを譲らなかったんですけど、ソチ五輪の準決勝までずーっとノーミスの滑りだったのに、決勝でビロドーが恐ろしく素晴らしい滑りでものすごいタイム叩き出して、キングズベリーは最後の最後にちょっとだけミスしちゃって負けちゃったんですよ。

私はあのときビロドーの滑りに痺れたんですけど、あれから4年、ずっとキングズベリーはモーグルでトップを走り続けて、絶対王者って言われ続けて。だから平昌では、王者キングズベリーが唯一手にしてなかったオリンピックチャンピオンの称号を獲得してもらいたかったんです。日本勢が健闘するなか、準々決勝から修正に修正を重ねて、決勝で圧巻のノーミス演技を披露したキングズベリーは、文句なしの絶対王者でした。

あと原くんも素晴らしかったですね! 直前にキングズベリーのあの滑りを見て、オリンピックの決勝、最終滑走でよくあの滑りができたなと感動しました。待ってる時とか終わった後とかもすごく楽しそうだったし。いやー、見事な銅メダルでした。

明日からのフィギュアスケート男子シングルも楽しみです。

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