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共感力とやさしさの違い、共感力の作り方、他人を恐れる人への処方箋

みんなおはよう、かずまだよ。
今日は共感力とやさしさの違いについて解説しようと思うよ。

最初に余談なんだけど、どういう文体でこれを書いていこうかということがまったく定まらないまま、口語体のなかでも相当にくだけた前回の形のまま今週も届けようと思うよ。

ですますは俺の性格に全然合わないし、~だ、~であるというのはなんだか偉そうだし、どの文体もしっくりこなくて、笑っちゃう笑🤣✨

さて、余談はこれくらいにして。

共感力とやさしさ。

この二つって似てるよね。というか、混同している人がほとんどなのだと思う。
しかし、俺からするとこの二つは全然違うものなんだよね。

それを言語化することで、みんなもより共感力についての理解が深まると思ったから、記事にしていくよ。

そもそもなぜそれを書こうと思ったかというと、ある人のお子さんが10年以上前に学校でトラブルを起こし、その後引きこもってしまった――という話が出たときにその原因と対策を話したんだけど、この原因と対策は意外と盲点になっているなあと感じたから、それを記事にしようと思ったんだよね。

* * *

共感力とやさしさを言語化すると、個人的には以下のようになる。

・共感力…相手の感情・反応を予測する力。反応とは感情の変化や、返答、行動のこと。
・やさしさ…相手を気遣う心。思いやる姿勢。

by 俺

つまり、共感力とは予測力のこと。予測が出来るからこそ、それに応じた声掛けができるということだね。
これは対象を選ばないもので、どんな相手にも、ときには動物の心にさえ、予測を立てられる。
その対象が嫌いな人であっても、苦手な人であっても、その言動の背景や心理を理解することはできる。

「共感力は対象を選ばない」

対してやさしさとは、意識的に用いるものだと思う。
誰にでも優しい人というのは、「誰にでも優しくする」ことが生存戦略なだけで、そう意識して初めて実行されるということ。

人間は感情の生き物だから、嫌いな人や苦手な人、生理的に気持ち悪いと思った人に対しても優しく出来る人は少ない。
キモデブハゲのおじさんに近寄りたくない、という負の性欲(避けようとする気持ちのこと)を女性なら誰でも持っている。
だから、もしそういう気持ちが自分の中にあったとしても自己嫌悪に陥る必要はない。
人間とはそういうものだからだ。

また、仲間内・友達には優しくても、見知らぬ人や敵とみなした人には冷淡、それも人間の本質。
(敵味方に区別するのも人間の本質。この二元的な見方から脱せる人は本当に少ない)

「やさしさは対象を選ぶ」

この対象という点ひとつ取っても、この二つはまったく別物であるということがわかる。

ただ、共感力もやさしさも、体調や精神面の状態によって大きく左右されることは間違いない。人間だもんね。
俺は男だから実感ないけど、女性なら生理前でイライラしたり、余裕がなくなっちゃうという話はいろんな人から聞くしね。
だから自分も他者も、そのときの体調やメンタル面によって反応が変わることは覚えておこう。これは余談。

余裕がないと共感もやさしさも発揮できない。


話を本題に戻すと、「共感力」と「やさしさ」は別物。
だから、共感力はあっても優しくない人もいるし、優しいのに共感力がない人も実に多い。

そして、この共感力=予測力はコミニュケーションにおいて、ものすごく重要なんだよね。

やさしさはそこまで重要じゃない。なぜならば、「やさしさ」は意志の力でコントロール可能だからね。嫌いな人であっても、意識すれば我慢して優しくすることはできる。
千と千尋の神隠しで、べっとべとで悪臭漂うオクサレ様が油屋に来た時、千尋がにおいを我慢し、自我を押し殺して丁寧に接客したあのシーンのように。

損得勘定や義務感が嫌悪感を封じ、やさしさ=気遣いを引き出す。

やさしさはメリットや義務(責任感)があるときには嫌悪感を超える。だから前述したように、やさしさは生存戦略に過ぎない。
生理中でめっちゃ体調が悪くても、お客さんや社長の前では笑顔で対応する感じに近い。そういう文脈。

対して予測力はとても重要で、これがコミニュケーションの肝となる。
予測力が低く、相手の反応がわからない人ほど、コミニュケーションに対して億劫になる。

自分が何気なく言った一言で、自分が何気なくとった行動で、誰かが怒り出したり、泣き出してしまう。
「悪気なく」やったことでみんなから責められ、ときにハブられたり、攻撃されたりする。
地雷がどこにあるかわからず、身動きが取れなくなっていく。

こういったことの積み重ねで「人間がわからない」と恐れたり、コミニュケーションを取ることを避けるようになってしまう。

そして人によっては人間関係への恐怖から引きこもってしまったりもする。

「他人が怖いのは、反応が予測できないから」

反応が予測できないとき、恐怖が芽生える。


そしてそれに対する処方箋はもちろん「ヒトの心を理解すること」だ。

ヒトの心がわからないということは、視力0.01で乱視も強めに入ってる人が夜に裸眼で散歩するようなもので、めちゃくちゃ危ないし怖い。

でも、ヒトの心を理解することは後天的に獲得することができる能力で、メガネやコンタクトのように「共感アプリケーション」を適用することができる。

予測できないから怖い。
逆に、予測できれば怖くなくなる。

当然の帰結だね。

「誰にでも共感力=予測力は身に着けられる」

* * *

問題を解決するときに必要なステップは、

①問題を特定する
②解決策を講じる

の2ステップだ。

他人を怖がる原因が「ヒトの心がわからないこと」だと特定できたら、次はその解決策を提示していきたい。

他人の反応、心理、感情がわからないときの解決策とは。

それは、共感マップを書きまくること。

共感マップとは、以下の画像のようなもので、ビジネスで使われるフレームワークのこと。

①考えていること、感じていること
②見ているもの
③口にしていること、やっていること
④耳にしているもの
⑤希望、夢、目標、わくわくすること
⑥不安、恐れ、避けたいこと

これを、書いて書いて書きまくる。
それだけで、どんどんヒトの心が理解できるようになっていく。

応用編として

⑦どういう風に教育されてきた?(どんな価値観を持っている?)
⑧家庭環境はどんな感じ?
⑨交友関係はどんな感じ?そのなかでの立ち位置は?
⑩そのときのその人にタイトルをつけるとしたら何?

この辺も付け足すと、ビジネスのフレームワークから、より心・背景を理解するフレームワークにシフトしていくかな。

順序としては、自分の心→他人の心の順で書いていくといいね。

1年前の自分、2年前の自分、3年前の自分、5年前の自分、10年前の自分。年齢によっては20年前、30年前、40年前など。
あのときのトラブルの渦中にいた自分、挫折したときの自分。
主要なターニングポイントのときの自分に焦点を当てて書く。

それから、他人に取り掛かる。
これは他人の心が理解できなかったときや、他人とのトラブルがあったときがいい。
あの時の○○はどんな生活を送っていて、どんな価値観で、どんな気持ちだったのだろう?
それを念頭に置きながら書き出していこう。

また、変化球ではあるが、小説や漫画、アニメのキャラクターを題材にして共感マップを書いてみてもいい。
好きなものであれば、多少は興味を持って取り組むことが出来るだろうしね。

量をこなしていこう。

共感マップを書いていくにつれ、だんだんとヒトの心についての理解が深まっていくし、その心理を推察する回路が開発されていく。
慣れてくると、すぐに誰の心理でも理解することが出来るようになっていく。

もちろん、我々は「ヒト」という共通のマシンを持っていて、本能やら欲求やらの基本的な仕様は共通ではあるものの、その上にある「人格」というソフトは個人差が大きいため、共感=予測が完璧に動作することはない。

それでもある程度の精度で他人の心理が理解できれば、他人に対する恐れを手放すことが出来るだろう。
たぶん普通の人は20%~60%くらいの「だいたい」の感じで他人を見ていると思う。
まずはそんなもんでいい。最初から完璧を目指さないこと。それは無理だからね。

* * *

冒頭に書いたように、ある人のお子さんが10年ほど引きこもってるという話を聞き、その原因が学生時代のトラブルにあると聞いたので、この一連の話をその人にも伝えた。

人間はいつからでも変わることが出来る。

だから、これを読んでいるあなたも、もし他人が怖いと感じることがあるのであれば、共感マップを使って、他人の心や自分の心を理解していってほしい。

いつかTwitter(X)でも書いたけど、俺たちはみんなヒトの体を持って生きている。
だからこそ、ヒトの心や本質を知ることで、楽に生きることが出来るようになる。
逆に、ヒトの心や本質を理解できないまま生きるということは、ルールを知らずに将棋をやるようなもので、「???」と混乱したままゲームが終わってしまう。

自分を理解し、ヒトを理解しよう。

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