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サウナを思う夜

自由だな、とふと感じるとき。
たとえば
コンビニで好きなだけお菓子を買って、新刊の電子書籍をいくつか購入して好きなだけ読んで食べてを繰り返す。
凡庸な日常から抜け出して、様々な世界にダイブして、転がっていつのまにか眠りにつくような。そんなのもわりと好きだけど、

たとえば
散々寝たけれど、カーテンを開けるとまだ日は明るい。そうだなー今日は何をしようか?
電車に乗って買い物に行ってもいいな、そういえば気になっていたイベントが来週までだったからそこに寄ってもいい。
買い物に飽きたら軽くご飯を食べて、近くのサウナに行くのもいいな。
その思いつきに至る瞬間、私の気分は一気に高揚する。脳が覚えている、外気浴中のほわほわと世界とただよい揺れる時間、いわゆる「ととのう」を予見してしまうのである。
美味しそうなご飯の写真を見ると唾液が溢れるのを禁じ得ない、パブロフの犬状態。

ワクワクしつつ、一応買い物にも出かけるので、軽く化粧をし準備を始める。もはや買い物は前菜、サウナ室での幸福の前段階!

今はその、おでかけ自体が難しい、それすらも届かないのが現状。
ベッドに横になりながら夢想しているわけです。前菜すらも食べられない、フルコースなんて夢のまた夢!!

サウナが・・サウナが遠い!
早く行きたい気持ちは高まるばかり、おあずけをくらいつづけたあとのようやくの1セット目はどれだけの心地だろうか、これまた考えただけでよだれがでちゃいそうな。

サウナが好きでしょうがない、サウナというものが趣味として、日常の中の必要不可欠なものとして組み込まれてしまったいちファンとして、できることはなんだろうかと大仰に考えてしまうことはこの所よくある。

一人のしがないタレントとして、サウナの漫画を描いて伝える者として、できることは少ないけれど思いついたことをただやるしかないし、応援し続ける、やめないことだなとも思う。

サウナって自由で、人の数だけ、それぞれの持つ体感覚の数だけ入り方があると思う。
あんまりごちゃごちゃ考えないでちょっとでも何かやれればいいのかな、その先に勝手に見えてくるんじゃないかな?と、オンラインサウナバザールの時にサウナ銭湯界隈の方々と話していてそういう感情になった。

サウナが好きなみんなが、サウナを届けてくださっている方々が、新しい形で交流出来る場としてサウナバザールは凄くいいものだったと参加して感じた。

なんとなくTwitterで見覚えのある知ってるアイコンの方々と顔を合わせて今の思いを話したり、とりとめもなく推しサウナの話をしたり。ふらっと立ち寄ってくれた方と好きなサウナの湿度と温度を聞きながら似顔絵を描いたり。

みんな「サウナいきたいーーーー!」という共通項の中でする会話は凄く心強いものがあって、気持ちは抑えられないし強くなる一方だけどとにかくこういう場は自分にとって救いだなと思えた。(ちょっと夜中だし言ってることが大袈裟かもしれないけどゆるして!)

早くサウナに行けますように、
今日はどんなコースでいこうか?と悩みたいし、歴史を感じる、けれど丁寧に手入れされたタイルの上を歩きたいし、新たな銭湯でそこの常連さんとのひとときの会話だって楽しみたい。日替わりの湯が好みで喜んだり、おかわり熱波が多めでハイテンションになったり、なぜかすっごいととのっちゃってもう帰りたくない!ってなりたいし、「アカスリ久々ねー!今日いっぱいでるね!」って言われたい・・アカスリのために水風呂たくさん我慢したあとのお水の気持ちよさももう一度!!

思い起こすと止まらない欲望に驚いていますが、みんなも思い思いのサウナイキタイ欲がありますよね。

こうやっていきたーい!ってわめきながらも
「待て」に忠実な名犬(?)として来たるべき時を待ち望んでいようとおもいます。

乱文にお付き合いいただきありがとうございました!

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