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カレーから学んだ、“最高の仲間”が見つかる3つの共創コンテンツ

スパイスカレーづくりを通して、最高の仲間が見つかる場。
それが、スパイスカレー研究部の最大の価値です。

スパイスカレー研究部
https://www.facebook.com/spicecurry.lab/

研究部の活動は2019年9月で3年目をむかえ、東京開催から始まった活動が全国に広がり、これまでの開催回数は40回以上、参加人数は1000名近くになりました。2年目からはクックパッドさんや東京都からのコラボの話をいただくようになりました。活動の幅が広がる中で、僕らの目的である「”最高の仲間”の見つけかた」の知見が溜まってきたのでまとめてみました。

“最高の”仲間が見つかる3つの共創コンテンツ

①知らない人同士でも、気を許すことができる場をつくる

スパイスカレー研究部の目的は、スパイスカレーが作れる人が増えることではありません。スパイスカレーを作る過程で仲間が見つかることです。

みっちり座学をしてカレー作りを丁寧にレクチャーする料理教室では目的は達成しません。大切にしているのは最初の10分で、カレーを軸に仲間ができた体験を丁寧につたえていきます。料理教室という学びの場特有の凝り固まった空気をほぐし、仲間が見つかる場所であるという認識を持ってもらいます。

その後、スパイスカレーの作り方を出来る限り分かりやすくコンパクトに5分程で説明し、あとは参加者をグループに分けてオリジナルカレーを作ってもらいます。

グループに1名は必ず配属される「リピーターさん」がプチ講師になり、新規の参加者にレクチャーしながら進めていきます。最近は、レシピ無しで作ってもらう無茶振りをすることもありますが、1〜2時間でオリジナルのカレーが何種類も出来上がります。

仲間になるためには、全員がグループの中で役割をもち、意見を尊重し合う関係を保っていることが重要です。

そのために運営側では以下のような工夫をしています。
・手持ち無沙汰や新規の人とは雑談を始める(普段何されていますか?等)
・世代や性別の壁を超えてつなぐ力を持つ「主婦」をバラけさせる
・新規の人をあだ名で呼ぶ
・途中でコンビニにビールを買いに行くことも認める
・調味料は全グループで交換し合いながら使うものを用意する
・講師ではなく仲間として接する(言葉遣いもフランクに)
・プチ講師をしてくださるリピーターさんを、運営側がしっかりと尊重する
・レシピに余白を用意して、ひとりひとりの意見が味を決めるようデザインする

その結果生まれる場とは、「気を許すことができる人との楽しい場」です。その場が生まれれば、仲間は自然と見つかり、気づいたら美味しいオリジナルカレーができているという不思議です。

②一人では難しいけど、仲間となら創れるものを用意する

「スパイスカレーを作る」ことが大前提だったスパイスカレー研究部も最近は「スパイスカレーを提供する場を作る」ことへと変化してきています。

「提供する場(カフェ等)」をつくるとなると、一人の力では難しいものです。カレーを作る人、ドリンクを作る人、付け合せを作る人、サーブをする人など、仲間と一緒だからこそ創ることが可能になります。

そこで、スパイスカレー研究部は3年目のチャレンジの一つとして、研究部員による「1DayCafe」を積極開催していく予定です。

第1回目を8月末に開催しました。6名の研究部員がオリジナルのカレーや副菜、ドリンクを用意し、一般のお客さんにカレーを振る舞います。場所を提供してくれたのはインザラフさん。イベントとは違い、単純に飲食としてカレーを楽しみにきてくれたお客さんに、カレーを提供するというのはなかなか出来ない体験です。値段設定、サーブまでの時間、カレーの特徴を説明する言語化、料理を提供するタイミングなどなど。

1DayCafeはめちゃめちゃハードルが高いものではないけど、チームとして連携しないとアウトプットができない丁度よいハードルです。この丁度よいハードルを超えるために場を共創する中で、より強固な信頼関係が生まれ、”最高の仲間”が見つかるということです。

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③ときには無謀なチャレンジに挑戦する**

②とは裏腹に、ときに無謀なチャレンジというのも必要です。「これ無理じゃない?」というハードルを、「どうやったら超えられるか」をチームで考える。そしてそれを乗り越えることで最高の仲間ができる。

僕らは今、農林水産省を中心に東京の農畜産物をPRするTOKYO GROWNというプロジェクトに参画しています。具体的には東京都の農畜産物を使ったカレーの開発と販売を行います。

僕らに課せられたお題は、限られた予算、限られた時間、限られたキッチンスペースで、1,000食近いカレーや付け合せを作り、イベント会場まで運び、販売するというもの。おそらくは100食を作る機会も無い人が多い中で、1,000食という前代未聞の量が目の前に立ちはだかる。でも、みんなの目はどうやったら実現できるのかという輝きを見せている。

この企画は10月11、12、13日に丸の内にて開催する「味わいフェスタ2019」に向けて準備している企画なので、実働はまだこれから。実際に始まってみると辛いこともあるだろうけど、3,000食は売りたいよね!ともっともっと高いハードルを作る意見も出てくるくらいだ。

味わいフェスタ2019
https://marunouchi-event.net/tokyoajiwaifesta2019/

わたし個人のやりたいこととして、100人の人種とカレーを一緒に作って食べるという無謀なチャレンジをやりたいと思っています。その無謀なチャレンジへの共創過程の中でのハードルを超えるたときに、何が起きるか見てみたいです。きっと世界中の人が夢と希望を見つけ、個人の平和が世界の平和へと連鎖していくのではないかと。(オリンピック前夜祭でやりたい!)
カレーがこちらは振り返りとして別途noteを書いてまとめていきたいと思います。

最後に

スパイスカレー研究部は「カレーのある場を共創し、最高の仲間が見つかる部活動」として、これからも磨きをあげていき、5年、10年と続けていきたいと思います。そして、世界中に最高の仲間がいる未来をつくりたいと思います。

少しでも興味を持たれた方が居ましたら、是非、月1の研究部の参加か、Cafe参加も出来るサロンメンバーへの参加を!

次回、9月28日開催「スパイスカレー研究部#25 」
参加予約はこちら
https://curry25.peatix.com/

サロン入会はこちら!
https://currylab.jp/

3年目もよろしくお願いいたします!!


サポートを頂けると大変喜びます! スパイスカレー研究部の活動にすべて充てますので、よろしくお願いいたします。