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予告と詫び状

予告と詫び状

有料マガジンなのに、時間が空きすぎました。どうしてかと言えば、学校法人でやっている仕事が、まったくもって終わらなかったからです。元をたどれば身体のせいなのですが。小説の作品に間に合わない身体でも、何か書けばいいものを。

自分の悪い癖で、なにかあると、すぐに橋を切って落とすような真似をしてしまいます。気づけばもういい大人なので、そろそろ悪い癖をやめなければ……と思っていたところでして。まずはこの有料マガジンから手を付けてみます。方針改めて、売ること/得ることについてのメモランダムです。

※この記事は無料で最後まで読めます。

言い訳1

春先、昼間の仕事で異動がありました。その担当はとにかくいつもToDoに囲まれていて、終えても終えてもついてくる。しかも、終わらないうちに詰みあがっていく。転職って異世界転生っぽいなと思っているのですが、もし今回の転職に名前を付けるとしたら、「闇の組織から脱出したら、世界全体が闇だった件」みたいな感じです。

まぁともあれ、やらなければならないことを放っておけば「死」が見えてくる。それは転生先のカルチャーもあるかもしれませんが、育った環境のせいかもしれません。

言い訳2

わたしの高祖父・曾祖父は俳諧に没頭するあまりに、代々受け継いできた神社や山を抵当にとられました。一族没落です。そうした話を嫌になるほど聞かされてきている。やるべきことをやらないで書く行為には、どこかで破滅の予感、死の匂いを嗅ぎ取ってしまいます。

それに加えて、先ほど気づいたのですが、その状況で書き始めてしまうと、良くなかった大学生の頃を思い出すのが嫌だったようです。当時は、授業も就活も上手くいかず、昼夜逆転生活の中で、文章を書いては消し、書いては消し……西多摩の団地で、まるで呪いのような論文を書いていました。

ご先祖のことを持ち出すまでもなく、自分に難ありです。

それから、これから

あの呪いの時間が過ぎ去り、社会人になり、また書き始めたときに決めていました。「やらなければならないことが終わってから書く」と日記に書いてなどいませんが、まぁ常にそう思っていました。

いつも思っているから、書き留めるまでもなかったことです。また同じようなことをしたら、また「あそこ」に戻ってしまう、書き続けることができないと思い込んでいたからです。

むしろ、それこそが「呪い」だったのかもしれません。書くことを続けるための方便だったのですが、いつの間にか、主な目的を忘れていました。いったん、note有料マガジンがある限りは更新します。

とにかく、書こう。

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