スカウト要らんから仕事くれ

かつてリーマン・ショックが炸裂した時に,本気で仕事がなくて(あの当時は凄かった。M社やらS社やらから千人単位でエンジニアやらCADオペレータやらが干されたもんな),ハロワ通いをしながら(そうしないと失業保険もらえないし)ネットでもあちこちのサービスに登録して仕事を探す毎日だった。

どうもその時の名残なのか,随分前から「キャリアトレック」というサービスからレコメンドメールやスカウトメールが届くようになった。全く身に覚えがないのだが,当時登録していたサービス(何に登録してたのかすら忘れた)を買収してユーザを取り込んだらしい。

アカウントを消してもよかったのだが,せっかくなので,簡単な職歴を登録してスカウトメールのみを有効にしていたのだが,まぁだいたい週に2,3通くらいの割合でスカウトメールが来るのはいいんだけど,なんで東京の企業ばっかしなの? ちゃんと条件に「勤務地:広島/島根」って明記してるよね。

仕事くれるっていうのなら東京だろうが北海道だろうが尻尾フリフリ参上つかまつりますが,生活基盤は既に広島なので,私の歳で今さらそれを変える気はない。

キャリアトレックは「人工知能がベストな仕事をマッチング」ってのが売り文句らしいが,どう見てもマッチングに失敗してるし,そもそもこれは「仕事」じゃなくて「求人」だよね。

しかも「職務経歴書」の欄にはどこの企業に在籍して何のポストに就いていたかの情報しか載せられない。これ職務経歴書じゃなくて履歴書だから。大丈夫なサービスなのかね,ここ。

更に言うと「はてな」やら「KADOKAWA」みたいな有名企業からも来るのよ,スカウトメールが。これ絶対に求人してる側も真面目にやってないよね。無料じゃないだろうに,ご苦労なことだ。私なんか自サイトで KADOKAWA をバカにしまくってるんだけど。

だいたい「ウィキノミクス」とか「ツイッターノミクス TwitterNomics」とか言われて久しいのに,いまさら企業に就職して仕事をするとか業態が古すぎるんだよ(まぁ社会保険やクレジット(信用)は企業に在籍していることを前提に設計されているものが多いのは確かだが)。

というわけで,件のスカウトメールは東京の企業に限っては「お笑いメール」としてうちでは処理されてるんで,そこんとこヨロシク。あっ,仕事はいつでも welcome です。