仕事部屋を片付けた

私は2Kの小さな部屋に一人で住んでるわけだが(ひとりなので2Kで充分。家事は得意じゃないので),そのうちのひと部屋を「仕事部屋」と呼んでいる。まぁ越してきた当初はフリーになってまもなくの頃だったし,個人情報保護法もなくておおらかな時代だったので,「SOHOでもやんべ」と思っていたのだ。今もパソコンや仕事関連の本はあるが,そこで仕事をしているわけではなかったりする。

(今は個人情報保護法が五月蝿いので自宅に仕事を持ち帰るとかほぼできない。かつての Winny 暴露ウイルス騒ぎもあってか,企業は情報漏洩に関しては過敏だよね。でもそういう企業に限ってセキュリティ管理のバランスが悪くておかしなことになってたりするんだけど)

んで,ここからが本題なのだが,3月の地震以降仕事部屋が崩壊したまま放置していたのだ。この連休は実家から家族も来るし,さすがにヤバいのでとりあえずエントロピーを(一時的に)下げるべく片付けたですよ。もともと仕事部屋は魔窟で本の蟻塚があちこちに積み上がってる状態なので大して片付かないんだけど。また親に言われるんだよな「本を捨てろ」って。

昔買った本とか Kindle 化されてるみたいで,少しづつ買い直している。それで紙の本は売っぱらっちまおうかと。売るっていっても二束三文なんだけど。

ブックオフとか買い取った本の殆どは溶解処理されてリサイクルされてるそうですよ。そんなもんよねー。まぁ永久に保存しておきたいのならモノリスにでも記しておくしかない(笑)

で,本を片付けてると昔買った本とか出てくるわけですよ。東浩紀さんの本とか全部売っぱらったはずなのに,なぜか1冊だけ出てきたり。速水健朗さんの著書とかもう要らんよなー。

私は基本的に本は売ったり捨てたりはしない主義なんだけど,物理的に容量オーバーなので売るしかない。あといわゆる「ゼロ年代」の論者の著書は要らないかな,と。多分再読する機会はない。確かにゼロ年代は変化の時代だったし,あの時の議論が無駄だったとは思わないけど,おそらくこれから始まる変化のほうが遥かに大きい。それこそ50年とか100年とかのタイムスケールで劇的に変化すると思う。そうなったときに,今やってる議論のほとんどは「重箱の隅」過ぎて忘れられてしまうんじゃないのかな。

100年後から見た時この時代はなんて呼ばれるんだろうね。あっ,ちなみに仕事部屋は「四畳半」ではないですよ。