人を殺すのはシステムではなくシステムを使う人間である

今日のnote #46」経由:

【第17回】論理は突き詰めると人間の敵になる。|川上量生の胸のうち|川上量生|cakes(ケイクス)

悪いが川上量生さんの発言には全く共感できない。いま最も人を殺し得るシステムはディズニーランドとニコニコ動画だ。人は自分の感情を論理やシステムに転嫁する。それが「大きなHワード」との戦い。川上量生さんが若いころに怒られたエピソードも本当はそういう話だろう。

「棋士の羽生善治さんが「コンピュータに人間が勝てなくなったらどうしますか?」と聞かれて、「そうなったら、僕はハートで将棋を指します」と答えたインタビューを読んだことがあります」

っての、私は Tumblr で違う話を読んでいる。つまり人間が将棋でコンピュータに勝てなくなったならルールを変えてしまえばいい、というものだ。

システムを扱うってことはそういうことなんだよ。人がコントロールを放棄したシステムは「過食」と「嘔吐」を繰り返す。今の日本社会の話だよ。日本人はシステムやルールに従順すぎるんだよ。そういう連中を集めて悦に入ってるのがニコニコ動画ってわけ。

実家の弟が最近アクアリウムを始めたらしいが、まさにそれ。 Walled Garden。水草や熱帯魚の入った水槽を見て新しい生態系(ecosystem)が生まれてるとかいうバカな社会学者や哲学者もしかり。

そういったものが人を殺すんだよ。

あと、 SF 好きの間ではウルトラマンや仮面ライダーは「ヒーロー」や「ヒューマニズム」の醜い部分をデフォルメした作品として楽しまれていることをお忘れなく。