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スリ・ユクテスワの霊界通信報告4~幽界人について

ヨガナンダの元を訪れたスリ・ユクテスワは、「幽体」「幽界人」について多くの情報を語りました。続いて「幽界人」はどのような生活をしているのでしょうか?

幽界における人の美しさとは、外見的な容貌のことではなく、霊的な性質をいう。

幽界人には、新しい多彩な幽体に自由に衣替えをする特権が与えられている。地上の人たちが祭の日などの晴れ着を着るように、幽界人も、ときには特別な趣向をこらした姿で身を飾ることがある。お祝いのときなどには、主はその愛する信仰者を喜ばせるために、彼が望むどんな姿でもおとりになる。

過去世において友達どうしだった者は、幽界ですぐにお互いをそれと見分けることができる。彼らは友情の不滅を喜び合い、地上で死別したときに悲しみとともに疑った愛の不滅性をあらためて悟るのだ。

幽界人の直覚は、地上の人間の活動を、次元のヴェールを貫いて見透かすことができるが、地上の人間は、ある程度第六感を発達させなければ幽界を見ることはできない。

幽界人どうしの意思の伝達は、すべて幽界のテレパシー(精神感応)とテレヴィジョン(視覚的精神感応)によって行われる。

幽界人は呼吸を必要としない。主として宇宙光で生命を保っている。幽界の畑には発光体のような光の野菜が豊富にある。幽界の住人は、野菜を食べ、輝かしい光の泉や幽質の川から甘露を汲み上げて飲んでいる。幽界の住人は、エーテル中に浮遊している目に見えない、神のつくられた野菜その他の植物の青写真を、自らの意志で幽体化する。用が済むと再びエーテル中に解消してしまう。

ヒラニャローカのような高い天国の部類に属する星の住人は、ほとんど食べる必要から解放されている。そして、さらに高い観念界に住むほぼ完全に近い解脱に達した魂たちは、至福のマナ以外には何も食べない。

幽界人は、折にふれて、彼がかつて地上に何回も生まれ変わっていた間に縁を結んだ父や、母や、夫や、妻がそれぞれ何人も、無数の親戚、友人などともに、幽界のあちこちに住んで居るのに出会う。すると彼は、自分にとってだれが特に親しい相手なのか戸惑いを感ずる。だが、こうして彼は、すべての人々を、同じ神の個別表現である神の子として平等に愛することを学ぶのである。

宇宙のあらゆる原子には、消すことのできない個性が与えられている
ので、幽界の友人がどんな衣裳を着けていても、すぐにそれと見分けることができる。

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この辺りは、以前投稿した下記の情報を合わせて読んでいただければ、更に深い情報が得られると思います。エリックの表現方法は独特ですが。。

とにもかくにも、自分の思考も感情も、全く隠すことができない世界です。恐ろしい世界ですよね(笑)。

食べ物の話がでていますが、食べなくても良いわけですが、肉体を持っていた頃の習慣や感覚器官のひな型が残っているので、上記のような記述になるのかと思います。これはたぶん、五欲(財欲・名誉欲・色欲・食欲・睡眠欲)が幽体に纏わりついていて、各々の人の、その執着の度合いによって幽界での生活状況が違うのではないでしょうか?

少し話が逸れてしまいますが・・・

よく生きている間に、悟りの境地に達するには、この五欲の執着をそぎ落とすようにと云われます。

その手法は、いろいろとあるようです。内観、座禅、修行、瞑想etc・・・。

いずれにせよ、五欲を弱めることにより、現世でも生き易くなるし、他界した後も五欲への執着を薄めることになるでしょう。

但し、表面的に感情や思考にフタをするような(気をそらすような)やり方では、現世ではふわりと生きていくことはできると思いますが、幽界では、何らかの五欲に執着していない振りをしていても、心の中は丸見え状態です(笑)。

「笑い」で例えるならば(変なたとえか?(笑))、「楽しさ、嬉しさ」の笑いは本心から出たものとして良しとしても、「含み笑い、薄ら笑い、せせら笑い、作り笑い、苦笑い、嘲笑い」などでは裏側の感情が隠されています。

ただ、現世においては、どんな種類の「笑い」も、ナチュラルキラー細胞が活性化し、ガンの予防や治療を促進させるそうですが。

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幽界人の寿命は、地上の人間の寿命よりもはるかに長い。普通の進化程度の幽界人の平均寿命は、地上時間の500ないしは1000年くらいだろう。当人の物質的カルマの程度により、おのおのの定められた期間だけ滞在すると、再び地上に帰って行く。

幽界人は、その光の幽体を脱ぎ捨てる際に、死と苦闘する必要はない。いくらか心残りを感じる程度である。

幽界では、自分の意志に反して死んだり、病にかかったり、老衰したりすることはない。

幽界人においては、上記のような記述もあります。この地上への転生(生まれ変わり)については、ずいぶんと長いスパンのような気もします。
例えば、ヒマラヤの山奥では時間の流れ方がゆったりしていますが、都会では時間の流れ方が速い。このような地域差などが、各々が経験する事象の量に影響するとも思います。
近年では、インターネットなどの普及により、以前よりも短時間に経験する事が増えていますし、それらは感情・思考の量も増やしているように思います。
とすれば、転生のスピードも速まっているかもしれません。

スリ・ユクテスワの仕事は、「ヒラニャローカの住人たちがすみやかに進化を遂げてより高い観念界へ昇れるようにする。地上から昇って来た魂よりも、観念界から戻って来た魂を助ける。」なので、地球に転生する(生まれ変わる)、幽界→地上界へ下降するような幽界の低層~中層の幽界人とはあまり関りが無いのかもしれませんね。

つづく

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