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深谷 渋沢栄一と論語の里 

2024年に7月から1万円札の顔となる渋沢栄一のふるさとの深谷にある渋沢栄一記念館に行ってきました。

大宮のGODIVAのモーニングからスタート

埼玉の深谷には大宮から高崎線に乗って向かいます。
以前から、気になっていたGODIVAカフェのある大宮でモーニングをいただきました。

クレープとコーヒーで730円とお得

カフェの中も静かでゆったりと過ごせて大宮の中では穴場です。

深谷駅にGO!

深谷駅はレンガ造りの駅舎でとってもお洒落。
実は埼玉に暮らして25年になりますが、深谷に上陸するのは初めてで、改めて埼玉は広いし、いろいろあるなと実感。
ちょうどコミュニティバスで渋沢栄一記念館に向かいます。

深谷駅の駅舎 素敵!

ほぼノーリサーチで、渋沢栄一のアンドロイドによる講義を受けることができ、それは事前予約が必要とのことで、2日前に予約をとって向かいました。
到着して、お財布を出そうとすると、まさかのすべて無料!!
こんな立派な施設を無料で公開しているなんて、深谷市すごい。。

そして、渋沢栄一のアンドロイドは驚くほど精巧で、細かい表情の変化、肌の質感など本当にその場にいるかのようなお姿で感動でした。
偶然、一番前の真ん中の席に案内されて、渋沢栄一アンドロイドの有難い講義を受けることができました!
「道徳経済合一性」についての講義があって、8分程度でしたが、充実した内容で、今にも通じるものがいっぱいでした。

正面から渋沢栄一!
横から渋沢栄一!
深谷出身ドトールコーヒーの鳥羽さんの寄付だそう!

道徳と経済は両立することが可能であり、どちらかではない。
論語の教えにそった経営を為すことが渋沢栄一の目指したものであり、それを実践して実証して、500近い会社を世に生み出してきた。
講義の内容は、こちらから

内容もですが、目の前で渋沢栄一アンドロイドが身振り手振りで講義してくれているので、更に臨場感があって、ぜひ多くの方に体感してもらいたいと思います!

そして、歩いて10分程度のところに、渋沢栄一の生家の「中の家」があります。2023年の8月に耐震工事が行われて、中まで見ることができます。
そして、ここにも渋沢栄一(80代)アンドロイドがいて、いろいろお話をしてくれます。

改めて論語ついて学ぶこともできました。

子曰わく、
吾十有五(じゅうゆうご)にして学に志し、
三十にして立ち、
四十にして惑わず、
五十にして天命を知る、
六十にして耳従(したが)う、
七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず。

論語

七十歳は、自分の思いのままに生きても、未知を外れることはないという意味らしく、両親に教えてあげようと思いました。

そして、渋沢栄一の好物でもあった「煮ぼうとう」のお店にもよりました。

野菜いっぱいでとっても美味しく、飾ってあった渋沢栄一の直筆の掛け軸の言葉も深かったです。

お腹いっぱいになったところで
渋沢栄一が子供の頃に学問の師と仰いだ「尾高惇忠生家」も歩いて15分程度のところにあったので、渋沢栄一が毎日、論語を学びに歩いて通っただろう道を想像しながら向かいます。
しかも、尾高惇忠生家の2階では、若い渋沢が尊皇攘夷で、高崎城の焼き討ちしようとしたり、いろいろ過激なことを相談していたというから更に面白い。

尾高惇忠生家

ボランティアの女性の方に、いろいろとお話を伺うことができました。
本当にお詳しくて、感動でした。
その方も、このようなボランティアに参加するまで、まったく知らなかったそうで、、本当にいくつになっても学び、興味があること深めるって素敵だなって思いました。

渋沢栄一は有名でしたが、尾高惇忠生も実は凄い人でした。
渋沢栄一の学問の師でもあり、あの富岡製糸場の初代場長でした。
しかも、その頃は、富岡製糸場は、人材の養成の側面が強く、経営に重きを置いてなかったところで、当時は蚕は年1回のことろ、年2回できると提案して、政府ともめて5年程度で場長をやめたそうです。
(今では蚕は年3~4回できるそう)
富岡製糸場にも伺ってみようと思います。

その他、渋沢栄一が彼を政府側にひっぱったと思われがちだが、深谷の水路の建設の件で、頼まれて意見書を政府に提出したのをきっかけに、その意見書の内容の素晴らしさから、当時のトップが、ぜひこれを書いた人に会ってみたいとなり、政府に関わることになったとのことです。
深谷にいても、自分自身で学問を学び深めていることによって、見つける人は見つけるんだなと感じました。

いろいろな逸話もたくさん聞けて本当に楽しい時間でした。
ボランティアの方、詳しくご説明いただき本当に有難うございました。

見えるモノだけではなく、見えない関係性、土地柄などからの繋がりによって流れを感じることができました。

その後に、誠之堂と清風亭にいって論語の里スタンプラリーをコンプリートしました。

埼玉を再発見する素晴らしい深谷旅でした。

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