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デザイナーが開発合宿「Spacemarket Hack Day 2019」幹事を務めて感じたこと

こんにちは、スペースマーケット デザインチームの伊東です。

もう先々月の話となりますが、スペースマーケットでは四半期につき一回のペースで開発合宿を開催しています。

今回は2日間にわたって、Spacemarket Hack Day 2019 と題した社内ハッカソンを開催しました!

エンジニア畑の文化なのでデザイナーには少し馴染みが薄いかもしれませんが、一般的にハッカソン(ハック + マラソン)とは短期間で集中してプロダクト・サービス開発などを行い、発表して成果を競い合うイベントのことを指します。

今回はエンジニアに加えてデザイナーも参加の上で、複数チームに分かれて開発を行いました。20人超という規模感でのハッカソンの模様をお届けできればと思います。

準備

今回、自分はハッカソンの幹事を務めたので、イベントの準備〜運用周りについても触れていきたいと思います。

まずは場所の選定です。今回は2日間の開催ですが宿泊ではなく(開発"合宿"ではありますが…)、参加人数や空きの都合から、1日ごとに別の場所で開催しました。

イベントスペースは自社のサービス「スペースマーケット」にてレンタルします。エリア(都内)を指定した上で、日時・人数やアメニティーなどの要件からスペースを絞って選定しました。

ハッカソン・開発合宿を行う際に注意しておくと良さそうに感じた要素としては、

広さ(収容人数に合わせた上で、ある程度余裕を持たせて場所を選ぶと快適です)
机とイス(複数グループに分かれて作業する場合、多い方が望ましいです。打ち上げで食べ物を置くシーンなども考慮しました)
部屋の数(これも複数グループでの作業を想定しました。部屋ごとにソファ・畳など環境が違うスペースだと面白いです)
アメニティー(Wi-Fiの有無は要確認。発表時にはプロジェクター、大型ディスプレイも必要ですね)

といったところでしょうか。

スペース費用と飲食代を決まった予算内にまとめつつ日時の合うスペースを探すのはなかなか難しかったのですが、エンジニア側の幹事とも相談の上、なんとか2日ともスペースを確保できました。

2日目の打ち上げで提供する飲食物に関しては、オードブルの配達サービスなどを利用し、人数に対して余裕を持たせた量を手配しました。打ち上げの途中で足りなくなるのは辛いので、人数より少し多めの量で注文した結果、最後まで食事を楽しみながら打ち上げを行うことができました。

当日の様子

ハッカソンの準備も整い、いざ当日。

開催に当たって、まずハッカソンのテーマを確認します。


前回の開発合宿では「負債の解消」をテーマにしていたのに対し、今回は「イノベーションの創出」をテーマに、スペースマーケットへ追加したい新機能を企画する段階から取り組みました。

開発のグループ分けは、事前に Trello で取り組みたい新機能をリストアップし、そこに参加していく形で決定しました。

自分のグループはバックエンドのエンジニアさんが1名、デザイナー(私です)1名の2名体制です。私たちが提案した機能は、過去のデータ分析から得た成約への知見を、スペースを登録して貸し出したいホストの方に提案するというものです。

スペース選びの際の懸念点だった複数グループの作業環境ですが、両日とも間取り・設備に余裕のあるスペースをレンタルできたので、快適に作業へ没頭することができました。

今回は20人強の人数で、2〜3人からなるグループが8つでしたので、机・イス・ソファetcだけでなく部屋も3〜4部屋以上のスペースを選択しましたが、ここは規模感やハッカソンの雰囲気・イメージに合わせて調整すれば良さそうですね。

いよいよ実装へ

スペースマーケットでは React ベースでフロントエンドの開発を行っていて、Atomic Design で設計したデザインを styled-components でマークアップしています。

短期間での開発という環境を考慮すると、0からデザインを起こしてコードに落とし込み、発表のスライドまで完結させるのは厳しそうに思えたため、既存のコンポーネントで再利用できそうなものはなるべく使い回す方針で新機能を追加する画面を設計しました(今後本格的にリリースできれば良いのですが…!)。

発表の様子

2日目の夕方に作業を終了し、成果の発表を行いました。

スペースに備え付けのプロジェクターを投影し、1グループにつき5分という枠の中で、新機能の紹介スライドと簡易なデモ(実際に動く成果物)を発表します。

発表の様子はリアルタイムで配信し、CS・ビジネスサイドの社員の皆さんにリモートで投票していただきました。

そして最後には、多くの得票を集めた上位の3グループを表彰しました!

今回のハッカソンの中からは、実際にサービスに入れようと施策に組み込まれた企画も多数出てきました。

エンジニア中心のハッカソンにデザイナーとして参加することで、エンジニアさんと密にコミュニケーションをとり協業するという形を短い時間内に凝縮して体験でき、とても刺激的でした…!

終わりに

私たちスペースマーケットのデザインチームでは、"越境"をテーマに掲げ、エンジニアさんだけでなくマーケティングチームやビジネスサイドの方ともコミュニケーションを活発に重ね、デザインに取り組んでいます。

制作したデザインに関しては常にデザインチーム内でレビューを行い、デザインの潮流や最新のツール事情のキャッチアップも早いため、デザイナーにとって刺激的な環境ではないかと思います。

今後もこちら「Spacemarket Design」では、私たちスペースマーケットのデザインチームに関する様々な情報、デザインに関する話題などを提供していきますので、チェックしていただければ幸いです!

追記(2019/05/22)

@hackdayjp(Hack Day / ヤフー株式会社) 様が以下のツイートにて「Hack Day」という商標に関してご指摘されていた内容を受け、記事タイトル・本文での表記を訂正しました。混乱を招く表記につきましてお詫びすると共に、@hajipion 様及び @hackdayjp 様のご指摘と商標利用へのスタンスに感謝申し上げます。


株式会社スペースマーケット
デザインチーム 伊東