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4月見聞録 【映画編】 -2019-

4月、終わりますね。毎月毎月、本当に早いなぁ。
ライブ編と読書編に関しては3月分もまとめられてないけど、取り急ぎ映画編だけでも! 4月分をまとめておきたい! 今月はよく観ましたね。


『マイ・ブックショップ』

 チラシを見た瞬間に、「行かねば」と思った作品。書店が1軒もなかった街に、亡き夫との夢だった書店を開店した女性・フローレンスの物語。ほっこりキュートなお話なのかと思いきや、驚くほど底意地の悪い権力者のおばあさんや保守的な街の人々と、書店開店をめぐってバトルを繰り広げる。唯一の理解者は読書好きの紳士・ブランディッシュさんだけ。このブランディッシュ氏がめちゃくちゃかっこいいんです……。おじいちゃんだけど惚れる。結末は割と衝撃的でショックを受けるのだけれど、最後に「この映画の語り主がだれか」が分かった瞬間にめちゃくちゃグッときます。


 ちなみに……はじめて映画を観ながら10分ちょっとくらい寝てしまった。つまらなかったのではなくて、本当に心地よかったのです。足音とか本を撫でる音とか、紅茶のカップを置く音とかの、人間が鳴らす生活音が丁寧なの。


『美人が婚活してみたら』

 『勝手にふるえてろ』の大九明子が監督、シソンヌのじろうが脚本。うわわ、また身につまされるったらありゃしない。アラサー女子たちは、境遇は違っていたとしても、主人公のタカコ(黒川芽以)にも友人のケイコ(臼田あさみ)にも、どこかしら「これ自分じゃん」みたいな瞬間を見たのではないかしら。好きなシーンは、タカコが大声で泣くシーンと、ケイコが電話越しに「死ね!」って叫ぶところです。心がえぐられました。

 田中圭は年々色気が増していて、もはやこわい。今回、チャラ歯科医の役なんですけど、「口の中って神秘的だよね。裸になって抱き合っても、口の中って見えないじゃん」っていうセリフが似合いすぎて白目剥きそうになりました。あと、中村倫也はかわいすぎて優勝しました。彼が演じる園木さん、本当にしあわせになってほしい。抱きしめて背中ぽんぽんしてあげたい。

 そういえば『勝手にふるえてろ』に続いて、衣装がとてもツボです。本当にかわいい。どちらも宮本茉莉さんという方が担当されていました。他、どんな映画で衣装担当してるんだろう。あとね、これ見終わったあと、無性にポップコーンが食べたくなるね。


『劇場版 名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』

 社会人になってからは特に、年1の劇場版を欠かさず観に行っている。いつからか濃いサブキャラが2人以上絡むようになっていて、推理モノというよりドンパチエンタメ化していて、それはそれでおもしろい(笑)。過剰だよなぁ、本当に。シンガポールの街がガンガンに破壊されていく様を観ながら、これって怒られないのかしらとハラハラしていました。来年は赤井秀一が出てくるみたいですね。赤井好きとしては絶対に見逃せません。


『スイス・アーミー・マン』(Netflix)

 「ハリー・ポッターのあのダニエル・ラドクリフが死体役!?」という激震が、数年前日本でも走った記憶があると思います。いやはやすごかった。ダニエル、イケてんね。「スイス・アーミー・マン」というのは「スイス・アーミー・ナイフ(十徳ナイフ)」くらいの機能性を持った死体、という意味合いらしい。たしかに、メニー(ダニエル・ラドクリフ)は万能だった。

 割とお下品な下ネタ満載なのだけれど(しょうもない下ネタで笑っちゃう人は好きだと思う。私も好き(笑))、だから余計に、「生(生きること)」が際立って見えるという稀有な作品。途中までゲラゲラ笑ってるのに、最後にはほろりときちゃう。デートには向かないし、個人的には相当打ち解けた人とじゃないと一緒には観れないかなと思うけど(下ネタが多すぎて)、とてもよかったです。


『愛がなんだ』

すでに2回観ました。感想も書いてます。よろしければ。

 破壊力満載で、すでに観た人たちからは悲鳴が上がっているマモちゃん(成田凌)の「追いケチャップ」。これがアドリブだったということが判明し、余計に話題になっています。監督は「成田凌が出ちゃってる。モテる人じゃないとできない」、テルコ役の岸井ゆきのちゃんは「成田凌が出ちゃったので、私のリアクションも岸井だったと思います」と言っています。成田凌おそろしや……。

 観に言った人と、あーでもないこーでもないと話したいから、観たら教えてよね。


ちなみに(?)Netflixではアニメも結構観ています。どれもまだ途中ですが、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『攻殻機動隊(STAND ALONE COMPLEX)』、『リラックマとカオルさん』、そして新『フルーツバスケット』! 観終わったらまたどっかでまとめます〜。


最後まで読んでくれて、ありがとうございます!