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【日記】夜散歩と映画・読書の土日

2024.01.27.〜01.28.

土日まとめての日記です。
寒いと外に出るのがすっかり億劫になってしまい、なんとなく家でダラダラ過ごしがちになってしまう。よくないなぁ〜となんとなく自分を責めてしまうけれど、外ってどうしても出ないとダメなんだろうか、とも思う。この罪悪感はどこから来るんだろう? 週5で出社しているわけだから、そのうちの2日くらい家の中にいたっていいんじゃないか? 

土曜は罪悪感に負けて、19:30頃から夜散歩に出かける。耳のお供はマユリカのPodcast『うなげろりん!!』。すっかりハマっていて、#1からさかのぼって聞いている。30分くらいで帰ろうと思っていたのに本屋やスーパーまで寄り、別に何を買うわけでもなくうろうろして、帰宅したら2時間経っていた。あ、いや、買ったわ。ミスドを。ミスドに寄ったんだった。みんなミスドは何が好きですか? 私はチョコファッションは絶対外せなくて、2個買うときはもう1個をエンゼルクリームにするかゴールデンチョコレートにするか迷う。昨日は後者を選んだ。

そして今日の朝、ブランチでドーナツを食べた。おいしかった〜。コーヒー淹れてゆっくり味わいました。そのあとは家中掃除機かけたり、洗濯したり、水回りをきれいにしたり。家事は正直言って得意ではなく、仕方なくやっているのですが、こういう「ああ、生活しているなぁ」みたいな感じは嫌いじゃないです。好きではないけどね。


3行日記

土日の反省 寝すぎ
土日の感動 土曜の夜散歩で出会った猫、「ねこ〜」と呼んだら「にゃぁ」といちいち返事してくれた
明日の目標 火曜の山場に向けて明日の仕事をがんばる


映画とか本とか

『女王陛下のお気に入り』
昨日はヨルゴス・ランティモスの『女王陛下のお気に入り』をNetflix配信で鑑賞。舞台はアン女王統治時代、18世紀初頭のイギリス。長年女王の側近として仕えているサラと、血縁を辿って王室に身を寄せた没落貴族の侍女・アビゲイルが、女王の寵愛をかけてバトルするストーリー。サラは冷酷な女で、女王にも忖度せずズケズケものを言うし、戦争好きで夫を前戦に送るわ、戦争を口実に増税するよう女王に促すやら、とにかく破天荒である(趣味は鴨撃ちだし)。しかし彼女のセリフにあるように、「嘘をつかないことが愛」というのが信念であり、そこはぶれない。片やアビゲイルは腹黒く強かである。没落しても貴族プライドは捨てずに胸の内に秘めている。女王に近づき再度成り上がるためなら、自傷(自分を本で殴るシーンがある)も嘘泣きも平気でする。かなり“負けへんで”精神の強い女である。

ストーリー自体がおもしろいので見飽きないが、随所に『哀れなるものたち』前夜が散らばっており見応えがあった。やや誇張されすぎな感があってちょっと居心地が悪くなる描かれ方の男の滑稽さ、広角レンズでぐるっと回るカメラの窮屈な視覚効果、そんなのアリ?と思うほどの無秩序でファニーなダンス。美術や衣装の美しさにも圧倒される。ランティモス強化月間、大変満足でした。

『バットランド・ハンターズ』
こちらもNetflixで最近配信がはじまった韓国のオリジナル映画。大地震で荒廃した街を舞台に、マッドサイエンティストに立ち向かうハンターを描いたグロコメディ。主演の“マブリー”ことマ・ドンソクがかわいいのなんのって……。巨体から繰り出される重量級のアクションにひたすら度肝を抜かれるが、階段を8階まで登る際には膝が痛くて仕方なく、銃を杖のように扱う姿には笑いが出てしまった。強いんだか弱いんだか。かなり容赦ないグロテスク描写が多いが、アクションが力強く美しいのでおすすめです。


『三つ編み』
数日前の日記で、現在読んでいる作品として挙げていたフランスの小説。おととい読み終わりました。インド、イタリア、カナダの3つの大陸で暮らす女性が、“髪”で交差していく群像劇である。

3人はそれぞれの国で闘いながら生きている。
階級や逆境、病と立ち向かう敵はそれぞれだが、根底に共通しているのは「女性に生まれたこと」による困難である。日本に住む自分にとって、誰とも同じ境遇になったことはもちろんないが、似たような経験は自分に降りかかったことがあるし、友達の話として聞いたこともあった。この本が様々な言語で翻訳され、多くの国でヒットしているのは、こういうところに共感している人がたくさんいるからだろう。

ちなみに先日の日記に「映画化できそう」と書いたのは、読んでいると情景が鮮やかに浮かんでくるからだったが、著者のレティシア・コロンバニは元々脚本家や女優でもあるそうで、その経験から臨場感あるみずみずしい文章が生まれたのかもしれない。ちなみに彼女の脚本で実際に映画化も決まっているそうだ。楽しみ。


最後まで読んでくれて、ありがとうございます!