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やたらと道を聞かれる


「すいませ〜ん、あの、○○ってどうやって行ったらいいんですか?」

まただ、と思った。
昨日、歩いているときに知らない男性から声をかけられた。互いの距離は結構開いていたのだが、遠くからでも視線を感じたので「これは話しかけられるな」と直感で思った。

「あ〜、たぶんね、すぐそこに△△って建物があるんで、そこに行けばわかると思いますよ」
「それって、ここから5分くらいのとこ?」
「うん、もうほんまに、すぐそこです。え〜っと、、、」
「あ〜(笑)、ほなその建物の近くに行ったら、また別の人に聞くわ!」
「すんません〜、、、」

土地勘のある場所で尋ねられても説明が下手くそで、いつも申し訳なく思う。
ついでに方向音痴なので、ぜんぜん違う道を教えてしまっていて、答えたあとに「あ、、、!」となることもある。親切に対応したいのに、うまくいかない。これまで私に道を聞いてくださった方々、ごめんなさい。無事に目的地にたどり着けたかなぁ、、、

こんなにも不甲斐ないのに、本当に自分でもおどろくほどいろんな人から道を聞かれる。老若男女関係ない。私はそんなに特別、フレンドリーな雰囲気を撒き散らしてはいないと思うのだけれど。

だって、歩くときはものすごく早足だし、イヤホンで耳を塞いでいることが多いし、「いつも目つきが悪い」だの「姿勢が悪い」だのと人から見た目の指摘をされるくらいだ。私だったらあまり近寄りたくないけどなぁ。
(あるときはわざわざイヤホン越しに道を聞かれたことがあった。なんでや(笑))

今年4月頃、終電を逃して20分歩いて帰宅している最中に、3人もの人に道を尋ねられたことがある(ひとりは道聞くフリしたナンパだったけど。気持ち悪すぎて怒り狂いながら帰った)。これは新記録だった。

ちなみに話しかけてくる人は国籍も関係ない。大阪は最近本当に海外の方が多くいらっしゃるので、いろんな国の方とプチ交流をした気がする。私、めちゃくちゃ日本人顔なのになぁ。ばりばり日本語しか喋れないのになぁ。

昨年のいま頃は友人と歩いているとき、前から歩いて来た韓国人の女の子に道を尋ねられたことがあった。片言で日本語を喋れる子だったから助かった。無事に目的地を示せて、笑顔で別れた。

そのとき、その様子を隣で見ていた友人がおどろいていた。
「すごいな、あの人、向かってくる時すでにスミスのことめっちゃ見てたで。話しかけてくる前から『この人に聞こ』って決めてたんやと思う」
といった具合に。

私七不思議のうちのひとつ、「やたら道を聞かれる」
「あいつは聞きやすそうやな」と思われているならこれほどありがたいことはないけれど、本当に、なんでなんだろう?


最後まで読んでくれて、ありがとうございます!