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F・マリノススポーツクラブへの『マネーフォワード クラウド』導入サポートの裏側と今後の展望

マネーフォワードは横浜F・マリノスとパートナー契約を結んでいます。パートナーシップを通して、様々なアクションをしていますが、弊社が提供しているバックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』でのサポートもさせていただいています。

今回は、その導入やサポートの裏側をご紹介します!

一般社団法人F・マリノススポーツクラブが『マネーフォワード クラウド』導入

Jリーグクラブの横浜F・マリノスを運営する横浜マリノス株式会社は、2020年11月に「スポーツによるサステナブルな地域社会の実現」と「世界で活躍する選手の育成」に向けた取り組みを加速させるために、「一般社団法人F・マリノススポーツクラブ(以下、FMSC)」を設立しています。

そのFMSCでは、2020年10月のマネーフォワードと横浜F・マリノスのパートナーシップ契約をきっかけとして、弊社の『マネーフォワード クラウド』を5年間無償で導入いただいています。

現在、以下の製品が導入されており、弊社のカスタマーサクセスチームによる導入サポートなども通して、バックオフィスのDX化に取り組まれています。

【導入製品】
『マネーフォワード クラウド会計』
『マネーフォワード クラウド請求書』
『マネーフォワード クラウド債務支払』
『マネーフォワード クラウド人事管理』
『マネーフォワード クラウド契約』

今回は、横浜マリノス株式会社 管理サポート本部 経理部部長 小柳様と、「マネーフォワード 事業推進本部 カスタマーサクセス横断戦略部」 の宮原と田邑に『マネーフォワード クラウド』導入支援の裏側について話を聞きました!

FMSCの取り組みや、より詳しいバックオフィス業務の裏側については、小柳様への単独インタビューもご覧ください。

小さい規模からスタート、その後正式に導入

ーー 本日はよろしくお願いいたします!最初に『マネーフォワード クラウド』を導入いただいた背景を教えてください。

小柳様:FMSCの設立に向けて、顧問税理士とどの会計ソフトを導入するかをちょうど検討していたタイミングで横浜F・マリノスとマネーフォワードさんのパートナー契約が締結されました。

顧問税理士に相談してみたところ、ご担当されていた取引先の中でもすでにいくつか導入実績があり、FMSCの事業規模からみて導入しても特に問題ない、とおすすめいただきました。また、5年間無償でご提供いただけるとのことで、コスト面でもありがたかったですし、5年後、有料になっても非常にリーズナブルだと感じました。

まずはトライアルということでマネーフォワードの方と連絡を取ったところ、その時点でクラウドのアクセス先をいただき、早速使い始めました。当時、フットサル場の運営などを行っていたより小規模の関連子会社があったのですが、その会社の記帳をすべてマネーフォワードで行い、特に問題がないことが確認できたので、FMSCにも正式に導入しました。

ーー 「クラウド」のバックオフィス製品という点に不安はありませんでしたか?

小柳様:正直、完全なクラウド型というのは初めてでしたし、不安も大きかったです。ただ、随時ユーザー目線に立った改良がなされているので、何かわからないことがあっても、「ここはこうだろうな」と予想通りに操作すれば大体は解決できたので徐々に慣れていきましたね。

ーー クラウド会計など、実際にご利用されてみての感想を教えてください。

小柳様:部門別の会計データをオンラインで可視化できるのがすごくよかったです。各部署を代表する経理担当者ともタイムリーにデータが共有できるようになったので、費用の確認や間違いの修正も容易になりました。

また、クラウドの良さとして、日々機能がアップデートされていくのはとてもありがたいですね。ハードの会計ソフトだと例えば税率変更等でプログラムを変更したり、アウトプット資料のフォーマットを変更したりするだけでも、事前打ち合わせや各機種への設定、トライアル、といった事に時間をかけたり、また、それなりの出費も必要になってきます。ですが、『マネーフォワード クラウド』であればそれらの変更に対して、自動的にアップデートされていくばかりか、追加のコストが一切かからないので、衝撃的でした。

あと「データの保管に関してもクラウドが運営されているデータセンターは、基本的には日本が沈没しない限り破壊されることはない」とお聞きして、「たしかに、これは安心だ」と思いましたね。

応援しているクラブを自分の担当領域でサポート

ーー 今回、弊社カスタマーサクセスチームによる導入支援を実施させていただきました。支援を受けてみていかがでしたか?

小柳様:自分たちで手探りで使い始めていたころは、できないと思い込んでいた部分もありましたが、ご支援いただいたことで『マネーフォワード クラウド』で「できること」と「できないこと」が明確になりました。気づいていなかっただけで、大きく業務効率化できる機能も教えていただけたので、多くの学びがありましたね。

ーー 弊社カスタマーサクセスチームにお聞きします。通常、会計事務所様などの士業様向けのカスタマーサクセスチームですが、今回、FMSC様を支援した背景には何がありますか?

MF 宮原:弊社が横浜F・マリノスのパートナーであることはもちろんですが、個人的にもF・マリノスさんを応援していることもあり、ぜひ私の担当業務としてできることでサポートさせていただきたいと思いました。

普段は士業様経由での一般企業様の支援をしているということもあり、企業様が感じられているメリットや課題を直接お伺いする機会があまり無かったので、そういった経験を得られる意味でも貴重な機会だと感じましたね。

MF 田邑:私も同じく応援していたので、ぜひ!と思いました。カスタマーサクセスという仕事はお客様に合わせて攻め入ることもあれば、ご要望をお聞きする守りの仕事でもあり、サッカーに例えるといわばボランチ的な動きだと思っています。

だからこそ、私自身「お客様の課題の解像度を高めたい」と考えていて、今回のご支援を通してFMSC様の課題を直接お伺いすることで、その解像度を上げられると思ったことも理由の一つです。

デモデータで機能を紹介をする宮原(訪問時に撮影)

ーー 支援してみて、感じた難しさや導入支援を通じて得た手応えはありましたか?

MF 田邑:定期的なオンラインMTGやオフィスにも訪問させていただき、運用体制や課題をお伺いしながら「できること」と「やりたいこと」を重ねられたことで、活用いただくための基盤が作れたと思います。私たちはプロダクトの専門で実務の専門家ではないので、実務に寄り添って基盤を整えていく今回の支援には難しさもありましたが、手応えを感じられてよかったです。

MF 宮原:これまで私がしてきた士業様向けの支援では、導入後の運用体制を考えるのは士業様のケースが多かったです。そのため、自分たちで運用体制を考えていく難しさは感じたものの、各社既存の運用方法や体制がある中でフィットさせていく今回のご支援は、私たちにとっても貴重な経験になりました。

ーー 小柳様にお聞きします。今回の導入支援を通じて、最も業務効率が進んだ部分や日々の働き方に変化があれば、ぜひ教えてください。

小柳様:会計の仕訳作業について教えていただいた機能を活用して、もともと手動で対応して多くの時間を要していた仕事が効率化され、約3時間の削減が可能になりました。何より精度が上がったという意味でも大きいです。

日々の変化でいうと、会計データが見える化されたことで、部門毎に収益のパフォーマンスを上げていこうという意識が高まったように感じています。これまでそういったデータに興味が無かった社員の意識の高まりも感じられて、責任と自覚を持って仕事に取り組める組織になってきていると思います。

将来的には、電子帳簿保存法への対応と合わせて、今回アドバイスをいただいたメールによる決裁プロセスなどをうまく活用していけば、スピーディな支払いによる業務の効率化や在宅勤務の可能性を広げることによる労働環境の改善が見込めると考えています。

ーー 『マネーフォワード クラウド』の導入によって、組織全体のパフォーマンス向上に貢献できているというのは、とても嬉しいです。

これからもFMSCのバックオフィスをともに前へ

ーー 今後さらにDXを進めていく上で、どのように取り組まれていくか、これからの展望を教えてください。

小柳様:我々は非営利な社団法人なので、多くの方の意思あるお金をいただいて成り立っています。だからこそ、経営の面で透明性のある正確な数値を出していくことが大切です。

そのために、さらなる業務効率化は必要ですし、既存の運用方法やコンプライアンスとのバランスも取りながら、どのように取り組んでいくかが今後のチャレンジですね。慎重に検討していきつつ、まずはできるところから少しずつ、例えば小さい部署単位で進めていくなど、試行錯誤して進めていきたいと思います。

ーー FMSC様がこれから取り組んでいくDXを今後どのようにサポートしたいですか?

MF 宮原:おっしゃられるように、まずは小さく試していて、最適な形を検討しながら進めていくのがよろしいと思います。『マネーフォワード クラウド』はお客様のお声を取り入れながら機能もアップデートしていくので、随時フィードバックもいただけると嬉しいです。私たちからも、新しい機能などを適宜情報共有をさせていただくなど、引き続きバックアップしていければと思います。

MF 田邑:電子帳簿保存法が改正して社会に浸透していく時代になれば、それに応じて機能もアップデートされていきます。FMSC自体やバックオフィスも大きくなっていくなかで、使いづらい点や欲しい機能などは今後も教えていただきたいです。そうしたお声を反映していくことで、ご利用いただいているユーザーみなさまの幸せに繋がると思います。

ーー 今後、業務効率化やDXを進めることで、FMSCとしてどのように発展していきたいですか?

小柳様: FMSCの目標であるサステナブルな地域社会が実現するためにも、財政的に独り立ちし、自立した組織にしていきたいと思っています。

そのためには、各部署で取り組んでいく様々なチャレンジをサポートできるように、バックオフィスの面から会社全体のパフォーマンスを高めていくことが必要です。

高い視座を持ち、一人一人が会社のパフォーマンスに責任を持つ組織になっていけば、絶対に達成できると思います。そのための、業務効率化、そしてDXを進めていきたいですね。

ーー FMSCの目指す世界に向けて、『マネーフォワード クラウド』でこれからもサポートさせていただけたら嬉しいです。本日は素敵なお話をありがとうございました!

左から横浜F・マリノス賀瀬様、小柳様、新宮様、マネーフォワード宮原、田邑、高垣内(*撮影時のみマスクを外しています)

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