Škoda(シュコダ）と云えば、チェコスロバキア以前からチェコが誇る国産車ですが、日本でŠKODAに乗っていらっしゃる方って、、果たしてどれくらいいるんでしょうかね@@;
プラハのメトロBラインの終着駅Černý Mostで近郊に向かうバスに乗り換え、Mladá Boleslavって街で降りると、そこはもうŠKODA社の街と言っても過言ではありません。現在は隣国ドイツのフォルクスワーゲン傘下ですが、もちろんŠkodaブランドは健在で、チェコやスロバキアでは依然として断トツ一番街で見かける庶民派のクルマです。

ボヘミアの守護聖人ヴァーツラフ公が西暦935年9月28日に弟に殺害された、と伝えられているのも此の地ですが@@;実の弟にしたたかに暗殺されるなんて、この世の歴史は残酷ですな。「コマい頃から一緒に遊んで可愛がってあげた弟に、謀略仕掛けられた挙句に殺される最期なんて酷い、、そんなん最悪やん」と嘆きたくなりますが、そんな時に「Škoda（シュコダ🟰最悪）！）」とチェコ人は叫ぶんですな。

誇り高い元国産車の名称が【最悪】だなんて最悪やん、と失笑を禁じえませんが、ワシらのMAZDAやHONDA同様に創業者の苗字がŠkoda！そう、シュコ田さんなんです。其のŠkoda氏が一族の誇りを背負って社名に自らの姓を冠したのだから、シュコ田さんの勝手でしょ@@/

WBC以来半年ぶりに野球チェコ代表チームの輪に招かれた直近のチェコ滞在は、私個人にとっては幸せな日々でしたが、自国開催の欧州選手権でまさかの5位に沈み、準々決勝のイギリス戦は8回コールド負けの屈辱的な大敗を喫しました。コールド勝ちを決める英国選手の大飛球が外野フェンスを越えた瞬間、私もフィールドのプレイヤーもベンチも、チェコ野球史上最多を記録した大観衆も、そしてスポーツ局の実況も「シュコだ〜〜！！」と大絶叫して嘆いた残忍な幕切れでした。そう、そう云う残念な時に使われる単語がškodaです。
しかし、その後の2試合は再び気持ちを切り替えて勝ちきり、5位のポジションを勝ち取ってくれました。彼らの見せた意地とプライドは必ずまた大きな陽の目を見ることに繋がる、と確信して私はチェコを離れました。
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