スクリーンショット_2018-03-18_18

休息しても筋肥大が起こる       −運動の記憶はDNAに存在していた−

【「運動の記憶」はDNAに存在していた】

トレーニングした筋肉は、休養によって失われる−これは誰しもが考える結果であると言えるだろう− 

しかし、この度の実験により、

被験者たちが最初の7週間で得た筋肉は、その後7週間の休養のあいだに実験前の状態に戻るものの、休養後に再開された7週間のトレーニングで、被験者たちの筋肉が最初の7週間よりさらに大きく肥大したことが発見された。

そしてこの結果を裏づけるように、遺伝子のスイッチにも変化が起きていたことがわかった。


◇概要および実験方法

Keele大学の研究者が率いる研究において、人間の筋肉がDNAレベルで以前の成長の「記憶」を持つことが初めて示された。

われわれのDNAには、「エピジェネティクス」という構造が存在している。*

ここから先は

1,820字 / 1画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?