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デザインの志。ローカルとグローバルの志。

スポーツのベクトルは、「徹底したローカライズ」と「希望のグローバライズ」。これが僕の持論である。地域で求心力がませばますほど、遠心力で、地域を越えた魅力が出てくる。

結構、スポーツクラブ関係者から、チーム名やユニフォームのスポンサーロゴが、英語の方がいい、的な議論があるという。現実的に、分からないでもない。

でも、広告の先端だと、欧米のパクリが盛んに行われたのは、昭和の話で、欧米の広告賞やキャンペーンを参考にするみたいなことは、現実に僕の周りでは、なかったように思う。広告こそ、そのエリアの文化や言語、文脈も、影響が、大きい。

昨今、スポーツ界で、ブランディングとか、今ごろでてきて驚いているが、英語のロゴマニュアルをブランディングと勘違いしたり、欧米のパクリ見たいなことは、ちょっとやめた方がいいと思う。その地域の独自性に向き合い、その地域の求心力を高め、そして、対外的なアピールを。僕も地方の、出身だから分かるが、その地域を誇りに思わない人も、多い。大都市コンプレックもある。でも、ほとんどは、再認識すれば、その地域が好き(になる)。サッカーで、浦和や新潟や松本や、プロ野球のソフトバンク、楽天で、福岡、仙台も誇りを持つ人が増えた。間違いなく。川崎は、いろいろなスポーツに翻弄された後、今やフロンターレという宝物を作り上げた。地域の力で。

FCバルセロナで働いていた時、職員たちは、「バルサは地域のアイコン」とプレゼンの時に言っていた。地域のアイコンこそ、スポーツクラブだ。

世界は、日本語、漢字、ひらがな、カタカナに、ポジティブかもしれない。この極度乾燥(しなさい)のような、日本人からするとちょーダサいものも、ロンドンに行くたびに、店も着ている人も目にする。日本語の需要はあるのかもしれない。

デザインの志でも、欧米のパクリは、もう古いだろう。独自性とデザイン性のバランスを。


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