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プロスポーツの再開、全中大会、インターハイ、甲子園中止の違い

プロは試合再開に向けて動き出せるけど、
インターハイや甲子園はどうして中止なのか?


全中大会、インターハイ、甲子園の中止のニュース。
一方で、プロ野球、プロサッカーの再開めどのニュース。
一括りで考えられない問題だと思っています。
 
プロか、アマかという問題もありますし、
未成年の子どもたちを
大人が守る必要があるという観点も必要です。
さらには、予選を含めた関わる人数の違いもあります。


数字から見る中止の理由

数字的には、これがインハイに関わってくる
全国の高体連登録のスポーツ部生徒さんの人数と学校数。
例えば、Jリーグは、J1、J2、J3で56チーム。
高体連は、45,000校、119万人の生徒が加盟しています。

全国体育連盟登録生徒数_全国

[写真;全国高体連に登録する競技別、加盟数から、全登録生徒数のみを引用]
[リンク;全国高体連専門部加盟校、生徒数]

 
さらにいうと、全国高校文化連盟の加盟校、生徒もいます。
(加盟校、生徒数のリストは見つかりませんでした)
インターハイ、甲子園を開催するか否かとなる場合、
同時に文化連の吹奏楽、総合文化祭、将棋大会、
百人一首カルタ大会、といった文化、芸術系全国大会への
配慮も必要です。
 
日頃から、スポーツ部の活動は、
メディアに取り上げられやすいですけど、
文化芸術活動をしている生徒たちは取り上げられることが少ない。
けれど、インターハイ、甲子園をやるためには、
そういったところまでの配慮を含めた上での
実現可能性を考えていくことが
関係各諸機関には求められてきます。
 
スポーツだけの問題ではないところもあります。
教育の一端に関わっているので、
生徒たちのことを思い浮かべながら、
想像の域で話している部分が大半ですけど。

配慮する必要のあること


コロナが完全収束されてない中、
学校の授業もどう展開していくか未知数で、練習不足。
 
コロナ感染を防ぐことに加え、
怪我の予防についても、
大人が配慮しなければならない・・・

 
この状況であれば、
生徒たちが頑張りすぎることもあり得ます。

インターハイ、甲子園という機会を取り戻すためには、
地区予選から関わる45,000校119万人の生徒たちへ
一定の公平性のある機会提供を十分に配慮した上で
頂点の大会を考えていく必要があります。

 
 
コロナ感染、ケガ予防という側面から見ても
「なんとかしましょう」と簡単には言えません。

 

スポーツをやる、できるという一側面だけでは見られない

だから、プロはやるけど、なぜ、アマはできないのか・・・
という「スポーツをやる、できる」という
一側面だけでは見られないと、考えます。


 
 

もちろん、冷静さだけで語っているわけではありません。

一方で、高校生の時、オリンピックを目指して、
昼夜スポーツに没頭していた身としては、
高校生たちの心情を考えると、身を削られる想い。
 
何か、代替案を少し先で、
できないものかと本当思う日々。
 
 
そういう中、少しでも、大人が子どもたちへ
可能性を未来へつなげる対応について
柔軟に取り組むことを実行していくこと、
それに付随する情報を子どもたちに
誠実に伝えていくことが大切だと考えています。
 
本当、未知なる状況なので、中止の状況に対して、
なんとかして、子どもたちの未来へ可能性をつなぐ
救済措置を考え、提示し、周囲の大人は
そうした情報を子どもたちにしっかりと届けていく。
 
ここになんとか、集中したいと、、、
私は、とにかくそこに終始したいと考えます。

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