キャプチャhome

続:夏の甲子園100回大会の決勝を10倍楽しむ方法

今朝予想した甲子園準決勝の予想が思った以上に当たっていたので、決勝へ向けてその更新記事を上げたいと思います。尚、試合結果を予想するためのツールとしては、下記の通り簡単な各チームのここまでの投手の実績データを、いわゆるアメリカ等で一般的に使われている統計の数字を使用して分析したものになります。

今日の準決勝では上記の記事に記載あった通り、金足農業の吉田投手が従来通り被安打でランナーを背負いながらも、四球の少なさとここぞという場面での奪三振率の高さでピンチの目を早めに摘み失点を抑える一方、日大三高は継投策で(抜群の安定感を誇った)河村投手につなぐ前に失点をしてしまい、更にはここまで完璧に近かった河村投手も勢いのついた金足農業の集中打で失点をしてしまった結果、僅差ながら金足農業が決勝に進むことになりました。

2試合目は予想通りこの大会抜群の安定感を誇る桐蔭柿木投手が予想通りのピッチングで失点を最小限に留める一方、済美山口投手は素晴らしい粘りの投球でしたが、奪三振の数の少ない打たせて取る投球スタイルから、ゴロに打ち取りながらも桐蔭のスイングの早さから野手の間を鋭く抜かれてしまい、じわじわと失点してしまいました。どちらの試合も、統計データに基づく予想とかなり近い結果になりました。(筆者も驚いています!)

さて、決勝の展望ですが、本日の試合結果も加えて更新した統計をベースにしますと、

この通り、桐蔭にやや分があるように見られます。

金足農業はまちがいなく吉田投手が先発だと思いますが、今日の投球を見てもやや疲れが出てきている中、桐蔭の強烈なプレッシャーのある打線をどこまでしのげるか、かなり大変な投球になり、余程決勝の部隊で今まで以上の特別な力が出ない限り、ある程度の失点は覚悟せざるを得ないと思います。

一方で桐蔭の先発はここまでのパターンを見ると、柿木投手の連投ではなく根尾投手の可能性が高いと思われます。WHIPやK/BBという数字以上に失点の多い根尾投手なので、もし仮に序盤に集中打でビッグイニングを作れれば、金足農業にも可能性はあるかもしれません。逆に柿木投手にうまく繋がれてしまうと、ほとんど点を取れない可能性も高いと思います。

このように、序盤の展開が重要そうになりそうな明日の試合です。どのような結果になるにしても、大変楽しみな頂点を決める試合になりそうです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?